「長時間履いても疲れにくく、
オンオフ問わず履ける
ちょっとメンズライクな革靴」
をテーマに、当店限定の靴を
作ったのが2014年のこと。
甲高幅広なつかい手の方
(石畳が多いフランス在住の方)からも、
「今までならよくあった、歩いていて
足に負担があった時にある痛みが
ありませんでした」
という嬉しい声が届いていました。

そしてこのたび、さらに歩き心地の
良さをバージョンアップした
レースアップシューズが新登場しました!

今回こちらを一緒に作って下さったのは、
前回と同じ、東京都台東区の東京靴研の
オリジナルブランド「KUTSUNE」。
婦人靴の専門メーカーとして
数々のブランド靴の生産も手掛けている
同社の知見や技術をぎゅっと詰め込んで
いただきました。
その人の足に合わせて幅を調節できる

足のかたちはひとそれぞれ。
特に足幅が狭い、広い、
甲が低い、高いという悩みを
持っている方が快適に歩けると
良いなという思いから、自分で幅を
調整できるレースアップシューズを
作りました。

また、レースアップシューズといっても
いろいろな種類がありますが、
その中でも甲の高さや幅を調整しやすく、
カジュアルでもきれいめな雰囲気でも
履ける、BLUCHER(ブラッチャー)
と呼ばれる「外羽根式」に仕上げています。

これによって、「最初、慣れるまでは
足が痛い」ということも軽減でき、
快適に歩くことができるんですね。
また、甲高の方でも紐の間が開きすぎて
見えてしまうということもありません。
形崩れしにくい

足を覆うアッパー部分は牛本革。
見た目は少々固そうですが、
幅を調整できるのに加えて、
履いていくうちにどんどんフィットして
自分の足の形になっていきます。
また、柔らかすぎず固すぎないので
形崩れしにくいところも特徴です。
*薄手の靴下を履いている場合、
最初くるぶしにあたる部分が
気になるかもしれません。
革が自分の足にフィットするまでは
薄すぎない靴下を履いていただく方が
足にやさしいと思います。
重そうに見えて実は軽い

長く歩いても疲れにくいように、
ソール(底)はゴム製。
一見すると重厚感がありますが、
こちらは片足約260g。
ソールに本革を使った靴と比べると、
ものにもよりますが重さは約半分くらい
かなと思います。
試し履きしたスタッフは、口を揃えて
「見た目に反してすごく軽い!」
と言っていました。

中底には低反発素材スポンジを入れて
いるので長時間歩いていても
疲れにくい仕様。
中底の表面は豚革なので、ムレにくい
ですよ。
氷の上でも滑りにくい、Vibram社のゴムソール

底には、氷の上でも滑りにくいと
世界的に評価されてる
Vibram(ビブラム)社製の
ゴム底を貼っています。
Vibram社は登山ブーツ用ソールをはじめ、
ソールを専門に作っているイタリアの
メーカー。
世界的な靴ブランドも、ソールは
Vibram社のものを採用するなど、
滑りにくく耐久性のあるソールを
作られています。

クッション性も高くて足の返りも良く、
床が濡れていたりツルンとしている場所でも
滑りにくい点も魅力です。
無骨すぎず、端正な雰囲気に

ノーズ(つま先の長さ)を長めにしていることもあり、しゅっとした印象に見えます。
メンズライクでありつつも
コーディネートしやすくて
無骨すぎず端正な雰囲気になるよう、
ブローギング(穴の飾り)の量は控えめに、
穴の大きさは小さめにしました。

靴紐はロウ引きのものを使用し、
チープに見えないようにしています。
パンツにもスカートにも
合わせるボトムスや靴下によって
さまざまな雰囲気を楽しめます。
スカート

パンツ・デニム



サイズの選び方

サイズは、
1(22.0〜22.5cm相当)
2(23.0〜23.5cm相当)
3(24.0〜24.5cm相当)
の3種類。
ワイズ(足囲)は
Eから2Eの間くらいなので、
標準よりちょっとゆとりがあります。
モデルは2人とも、甲高・幅広で
通常24.5cmの靴を履いており、
サイズ3がぴったりでした。
甘すぎず、コーディネートを引き締めて
くれる一足。
オックスフォードシューズ入門の靴として
おすすめです。
ご注文前にご確認ください

靴の生産工程上、かかとの一部に
穴が空いています。
傷ではありませんので、予めご了承ください。
また、履いていくうちにすり減ってしまった
場合、東京靴研さんがゴム底の張り替えも
承っています(張り替えは有料です)。
もしご希望の場合はスタイルストアの
カスタマーサポートまでお問い合わせください。
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