シュールな表情に目が釘付けになってしまう、「sen(セン)」の白い動物の置物。

その全てを見通しているような視線と目が合うと、何だか無言で語りかけられているような気もします。

こちらを制作しているsenは、長崎・波佐見町にある「やきもの工房 京千」から生まれたブランド。
長岡千陽さんがデザインをされ、京千さんが製造をされています。

つい触りたくなるかたち、ムラがあり少しマットな釉薬の色合いも絶妙。
お部屋の片隅からそっと見守っていて欲しい、陶器のオブジェです。

こちらの画像は、つかい手の「なっしーさん」から投稿いただいた、ネコ同士が対面している一枚。
あまりにもかわいくて幸せな気持ちになったので、みなさまにもおすそ分けさせていただきます。(なっしーさん、ありがとうございました!)
手仕事のあたたかさが伝わる、シュールな表情の置物
それぞれ良い表情で見つめてきます

シュールな表情に思わず目が釘付けに。
角度によって様々な顔を見せてくれます

哀愁が漂う後ろ姿。

丸みを帯びた首から背中にかけてのラインも秀逸!とても生命力を感じる佇まいをしています。

焼き物の産地・長崎県波佐見町で丁寧に作られています
型に生地を流す「鋳込み」で作られています

1点ずつ丁寧に工房で手作りされています。型に生地を流し込む「鋳込み」で製造。型を使いながら、たくさんの手間隙を加えて作っています。
生地が完成した様子

型を外したところ。型自体に細やかな彫りが施されており、ここでも手間隙がかかっています。
釉薬を掛けていきます

釉薬をかける時に濃淡をつけたり、釉薬を拭いて独特の質感を出したり。この他にもそういった手間を惜しまずかけることで、1点1点異なる表情が生まれています。
波佐見町では分業制が多く、なかなかこういったものづくりをするのは難しいそう。京千さんの場合は型作りから全て一環して自社で行っているので実現できるそうです。
ムラがあり少しマットな白い釉薬

つい触りたくなるかたち、ムラがあり少しマットな釉薬の色合いも絶妙。
この釉薬をいかすため、動物は全て白色です。

目の部分にはマットな金と青い呉須色を使用しています。
1点ずつ異なる表情をしています

釉薬掛けが終わり、焼成を待っている動物たち。窯の位置によって色合いや質感が変わるところも焼き物のおもしろいところです。1点ずつ異なる表情の動物が生まれていきます。
3種類の白い動物たち

動物はねこ、ウサギ、ふくろうの3種類。

ねこは、丸みを帯びた首から背中にかけてのライン、ちょこんと揃った前足に注目です。
BOX入りなのでギフトにもおすすめです

ボックスに貼ってあるシールにはシュールでかわいらしい動物の絵が。こちらも長岡さんが描かれていらっしゃいます。お部屋の片隅からそっと見守って欲しいオブジェです。
手間を惜しまない、誠実なものづくり

「sen(セン)」は波佐見町にある「やきもの工房 京千」から生まれたプロダクトラインです。「日常の様々なシーンで、寄り添うように彩るもの」をテーマに制作。
素材の中にある美しさや、作る工程の中に潜むひらめきをもとに焼き物の魅力をより身近に感じてもらえるようなアイテム作りをされています。