狭い我が家の玄関には、スツールがありません。
でも、ブーツを履いたり、靴紐を結んだりするために床に座って立ち上がった時に、思わず「よいしょ」と声が出ると、やっぱり腰掛ける場所、欲しいなあ・・・と感じることもしばしば。

ブルー
うたたねのスツール「ペティー」はそんな玄関の味方。
奥行はたったの21.5cmで、片側の座面と脚が壁に沿うように垂直になっているので、省スペースなつくりになっています。

もう一方の脚は斜めになっていてしっかりとふんばってくれるので、靴を履く時に前に重心をかけても、しっかりとした安定感があります。

グリーン
で、このスツールの良いところはコンパクトなところだけではなく・・・

座面を持ち上げると収納スペースがあるんです。
高さ5cm、幅40cm×奥行き10cmとそんなに大きな収納ではありませんが、ブラシやクリームなどの、靴のお手入れ用品や予備の鍵、印鑑、コートブラシなど、玄関まわりで使うものを入れておくには充分すぎるスペース。

玄関って、靴箱以外に収納スペースがない場合も多いので、こういう手の届きやすいところにちょっとしたものをしまっておけるのは、とても便利だなと思います。

つくり手はオブジェツリーでおなじみ「うたたね」山極さん
「ペティー」というスツールの名前は、まるでペットのようにかわいい小さなスツールを作りたい、というつくり手の山極さんの思いから付けられました。

たしかに、座面のアーチや脚の角の部分に施された細やかな面取りがやわらかくてかわいらしい印象にしてくれています。
奥行きについては何度も試作し、省スペースでありながら、座った時に安心感のあるサイズにたどり着いたそうです。

布貼りはブルーとグリーン、座面も木製の「板座」はオーク、ウォルナット、アメリカンチェリーの計5種類をご用意しています。
座り心地は布貼りの方が柔らかですが、上に物を乗せるなら、面が平らな板座がおすすめです。

上が削り出してすぐのチェリー材、下が時間経過したチェリー材
チェリーは、はじめはオークと同じような明るい色ですが、時間の経過とともに深みのある色合いになっていきます。オークと比べても色の変化が早く、長く使うごとに味わいが出てくるため、その変化も含めて楽しんでいただける素材です。

ウォルナット

アメリカンチェリー
あまり広いスペースがとれない寝室などで引き出しの中には、ごちゃごちゃして見えがちな充電コード類を入れて、上には眼鏡や本を置く。板座なら、そんな使い方もできると思います。

アメリカンチェリー
気が利いていて軽やかな佇まいの、日本の住宅事情に嬉しいスツールです。
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