かごバッグは夏らしい装いにぴったりのアイテムですが、大人にしっくり馴染むものを見つけるのは意外と難しいもの。

ほっこりとした雰囲気が強い、ワンシーズンで摩耗が目立つ、かっちりとしたバスケットは傘や帽子が入らないなど、デザインと実用性のバランスが難しかったりもします。

mononogu(もののぐ）の「ラフィアバケット型トート」は、マダガスカル産の上質なラフィアを密に編み上げ、レザーのハンドルを組み合わせた、大人っぽさが際立つデザインです。レザーハンドルは長さ調節可能、コンパクトながらマチがあり収納力も抜群と、使い勝手の良いかごバッグに仕上がっています。

上品さがきわだつ、ラフィア×レザーの組み合わせ

こちらに使用されているのは、欧米の高級ブランドにも採用されてきたというマダガスカル産のラフィア素材です。ラフィアは天然油脂を多く含み、柔軟なため、編み目が美しく整い、型崩れを起こしにくいという特徴があります。

ラフィア椰子の固い葉から内部の繊維を取り出し、しっかり乾燥させてから均一な太さに揃えて編み上げるという、大変手間のかかる作業によってバッグが出来上がります。

粗悪な素材だと、洋服に引っかかってしまったり、肌あたりが悪いといったトラブルがありますが、こちらなら細いラフィアをしっかりと編み込んであるため、そんな心配もありません。

モデル身長167cm、ブラック使用

ラフィアだけだと素朴な雰囲気ですが、レザーの持ち手とタッセルを加えることで、ぐんと大人っぽく上品に仕上がっているのがこちらのバッグの魅力。カジュアルな服装にはもちろん、上質なブラウスやドレスにも合う品の良さがあります。浴衣にも馴染みます。

ハンドルの長さが変えられる、2WAY仕様

こちらのバッグならではの嬉しいポイントが、レザーハンドルの長さを変えられるところです。

スナップボタンを外してハンドルを伸ばせば、簡単に持ち手を長くできます。

手提げとして持ちたいときは、レザーハンドルを短くコンパクトに、バッグのほかに荷物が多いときや、日傘をさして手がふさがってしまう時などは、長めにして肩掛けにと、シーンに合わせてアレンジができます。肩掛けしたときは脇にすっきり収まるのも嬉しいポイントです。

500mlペットボトルも入る収納力

小さく見えますが、底マチを大きくとっているので、意外と物を入れやすいつくりです。

500mlペットボトル（横に寝かせると入ります）や長財布、大きめのスマートフォンも入り、ふくらみのあるポーチや眼鏡ケースなどもすっきり入れることができます。バッグの内側には、内布と同じ柄のポケットが1つ付いています。

かごバッグはファスナーもなく、中が丸見えになってしまうものも多いですが、こちらはかぶせ布が付いているので、きゅっと結べば目隠しになるのも嬉しいポイントです。

大人が持つのにふさわしい上質素材で、ワンシーズンだけでなく長く愛用できるかごバッグは、探すとなかなかないものです。夏に頼りになる、シックなデザインのこちらのバッグなら、普段はもちろんレストランなどのちょっと改まった場にも活躍します。