ISHIDASEIBOU/洗えるラフィアのクロッシェハット 涼しくかぶれてシャワーで洗えるラフィアハット

天然素材の帽子の代表格といえばラフィアハット。デザインによって、お洒落っぽくなったり、上品な雰囲気になったり、日よけや頭を涼しく保つ機能も含め、夏に欠かせない小物の一つです。

数あるラフィアハットの中から、当店がセレクトしたのは、岡山の老舗製帽アトリエ「石田製帽」のラフィアハット。通常彼らが仕立てる帽子は、百貨店で3万円台で売られるような高級ラインが中心ですが、こちらは機能に特化した新シリーズで価格も比較的手ごろ。

かぶった姿が、どこか洗練された雰囲気なのは石田製帽ならでは（写真はセーラーハット）

シャワーでざーっと水をかけて洗うことができ、型崩れしにくく、持ち運びの際は畳むことができて、復元力も高いという画期的な帽子です。

洗える帽子の秘密は「熱融着糸」

石田製帽の洗えるラフィアハットは、偶然の産物として生まれたそうです。この帽子は「熱融着糸（ねつゆうちゃくし）」という糸で縫われています。

写真はダウンハット

高級ハットを手掛ける石田製帽さんが、帽子の美しい形が維持されるよう、型崩れしにくい製法を模索する中で辿り着いたのがこの糸でした。

女優帽と呼ばれるダウンハット、こういった帽子が洗えるとは画期的

一般的な天然素材の帽子で「洗える」と謳われているものは、実際に洗うと頭囲1.5cm程度縮んでしまうものも多いそう。帽子が1.5cm縮むと、MがSになるような、サイズが変わるに等しいインパクトがありますよね。

その点、こちらの「洗えるラフィアハット」は熱融着糸の力で、水を通してもサイズが変わるほど縮むことはなく、復元力が高いため型崩れしません。

洗う際は、シャワーをざーっとかけて水洗いします。水だけできれいになるの？と思いきや、その流水で皮脂や汗は充分洗い流されるそう。何度か洗うと少しやわらかさが出てきて、より頭へのなじみがよくなり、かぶりやすくなるそうです。

復元力が高いから、持ち運びも安心です

この帽子のもう一つの魅力は、かっちりしたフォルムの帽子にみえて、実際は折りたたんで携帯できるところ。

実物を手にすると、本当にそんな小さく畳める！？と思うのですが、上の写真のようにコンパクトにしてバッグにぐいっと入れることができます。

畳んだ帽子を広げると、折り目にはうっすら跡がつきます。直後は「あー折り目がついちゃった」と感じますが、ご安心を。じんわり戻っていきます。これが天然繊維の復元力。

コンパクトにかぶれるクロッシェハット、一番携帯しやすいのはこのモデル

ちなみに内側にサイズ調整テープがついており、こちらで1〜1.5cmほどサイズを絞ることができます（大きくすることはできません）。風が強くて飛ばされにくくしたい場合などに活用してくださいね。

猛暑続きの日本の夏。天然繊維ならではの通気性はあるものの、それ以上に頭が発汗する暑さに感じられます。真夏に一日中帽子をかぶったときなどは、ざーっと洗えると気持ちがいいものですよね。

天然繊維で、洗えて、折りたためる画期的なラフィアハット。高級帽子のアトリエならではの、フォルムの美しさを手軽に取り入れられる点も魅力です。日差しが強く、蒸し暑い夏の相棒として、長く活躍してくれそうですね。