PITH（ピス）のL-ZIP WALLETは、
「端正な」という言葉がよく似合う、
丁寧な仕立ての財布です。

ここ数年、財布のトレンドは
「薄い」「小さい」そして「軽い」。
当店も、コンパクトであるための工夫が
施された財布を多くご紹介してきました。

対して、PITHというブランドは、
そこへ静かに一石を投じるような
スタンス、と言えるかもしれません。

仕立ての美しさ、緻密がよくわかる写真（THE PITH LOOK BOOKより）

でもそれは、プロダクトとしての
美しさと、財布としての使いやすさを
高いレベルで両立させるための、妥協
のないものづくりの姿勢でもあります。

所作が美しく、ノーストレスの財布を目指して

高い技術が引き立てる色使い

PITHの代表作「L-ZIP WALLET」
についでおすすめしたいのが、
「MINI ROUND-ZIP WALLET」。

まず目を奪われるのが、革の色。
すべてオリジナルで染められており、
日本の伝統色から色を決めたそう。
なかなか見かけないような、独特の
ネイビーやグレーの色合いが実現して
いるのはそのためです。

左上から時計まわりに、グレー、ノックターン、ベージュ、ブラック、ネイビー、フォーゲットミーノット

PITHは、もともとハイブランドの
革製品を長く手掛けてきており、
特に、財布作りの丁寧さは
群を抜いています。

オープンポケットに名刺が入ります。

このモデルの特徴は、横幅13センチ
という独特のサイズ。
スマートフォンと同じ位のサイズ感で、
ランチやちょっとしたお出かけの際に
さっと持って出られるので便利です。

これはデザイナーの山田さんが、
手持ちのポイントカードに一枚大きな
ものがあり、それが収まるように設計
したらこのサイズになったのだそう。

ミニ財布ながら、大きく開くので、
使い勝手が良く、様々な使い方ができる
フレキシブルさが魅力です。

手前に小銭を入れると視認性抜群。中央のマチなしポケットにいれるより出し入れしやすい

ブランドとしては、中央に小銭、
その両側にカードと折り畳んだお札、
両側面のオープンポケットはカード
またはレシートや名刺、という想定。

この写真を見ると、マチなしの
小銭入れが狭く小さいようですが、
財布自体が開くのと、薄くやわらかな
革で開きがいいのです。

さらにPITHのこだわりは、ファスナーの
引手にも貫かれています。
ファスナーの開閉がなめらかでなければ、
真の使い心地の良さにはつながらない、と
このパーツをオリジナルで制作。

何種類ものファスナーと引手のデザインを
かけあわせてテストを重ね、もっとも
引っ掛かりが少なくスムーズに動くものを
採用。引手は、職人さんが一つ一つ手で
削って制作しています。

機能、デザイン、つくり手の美学。
三位一体となった完成形としての
財布だからこそ佇まい。

テイストや性別を超えた存在感を持つ
長く愛せる名品です。

L-ZIP WALLETもございます

THE PITH/LONG L-ZIP WALLET

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