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信頼できる羽毛布団を求めて

2020年01月04日更新

この冬に当店で販売をはじめた、河田フェザーさんに作っていただいている羽毛布団。

わたしが羽毛布団をみなさまにご紹介したいと思ったのは、自身が「羽毛布団が欲しい」と思った時に、すごく困ったからでした。

羽毛布団選びの難しさ

困った理由は2つあります。

まず1つ目に、比較検討がとても大変だということ。
羽毛の品質、産地、充填量、ダウンの混率、施されている加工、側地の素材・・・など、比較すべき項目がとにかくたくさんあります。更に、「定価」がなく、店舗によって値段が全然違うので、「同じようなスペックなのに、なんでこんなに値段が違うの!?」と頭をかかえることも。

2つ目に、内容表示に虚偽があっても自分では判断がつかない、ということ。
悲しいことに「フランス産羽毛」は、日本に輸入されている量よりも、日本で消費・販売されている量の方が多い、というニュースが数年前にありました。
つまり、本当はフランス産ではないのに、フランス産として産地を偽装して販売されていたという事実がある、ということなんですね。
羽毛布団は中身が見えないですし、見えたところで素人目には品質の差がわからないので、価格を下げるために粗悪な羽毛や産地の違う羽毛を混ぜたり、ということが起きてしまっているのです。

そんな経験から「とにかくこれなら信頼できる」と思える羽毛布団を作りたい、と、お声掛けをさせていただいたのが河田フェザーさんでした。

自社一貫生産だから、品質が保証できる

自社製造の羽毛布団には「KAWADA DOWN」のタグがついており、これが安心の証となっています。

ダウンの品質偽装が行われているかというと、布団作りの各工程で第三国を経由する時です。
その点、河田フェザーは羽毛の原毛を仕入れてから、精製し、側地に充填し、布団の形になるまで全て国内自社工場で行われているので、その品質には嘘や妥協がありません。

ほとんどが裏方役として名前を出さず布団づくりをしていることが多いのですが、実は大手国内最大手の寝具メーカーの布団づくりを数多く手掛けています。
近年はその優れた羽毛の品質が注目され、大手アパレルブランドとダブルネームでダウンジャケットを作るなど、その名前が注目されています。「高品質でありながら良心価格の国産羽毛メーカー」として、年々認知が広まっているつくり手です。

きれいな羽毛だから、長く安心して使える

また、河田フェザーが世界トップレベルで圧倒的に優れているのが、羽毛原毛についた汚れを落とす「精製」の技術です。

精製後の羽毛を純水に入れて45分振とうさせたあと、底に書かれた印を何mmの位置から読めるか、という検査で水の透明度を測り、羽毛の洗浄度を検査します。

日本羽毛製品協同組合が定める羽毛の洗浄レベル(500mm)の、更に倍の基準(1000mm)を独自に設けている河田フェザー。
洗浄度500mmというのは世界的にみても大変高い数値なのですが、それ以上に厳しい基準を課すことで、圧倒的な品質の羽毛として信頼を得ています。

・臭いの心配が不要
・羽毛が最大限に機能し、湿度調節してくれる
・アレルギーが起こりづらい

と、羽毛を極限まできれいに洗浄しているからこそのメリットは多く、精製がきちんと行われていないと、どれだけ高品質な羽毛が使われていても意味がないんですね。(詳しくは商品ページをご覧ください)。
垢や埃など残っていると、使っている間に雑菌が繁殖してしまい、羽毛特有の臭いや保温性の劣化に繋がってしまいます。毎日、長時間使うものだからこそ、長い目で見ても安心して使えるというのは大切なポイントだなと思います。

「かさ高がある羽毛布団=快適」ではない

もうひとつ、難しいのが「スペックの比較」。特に「ダウンパワー」など、普段目にしない単語が並びますが、布団選びの時には注目していただきたい数値です。
「羽毛布団はかさ高があればあるほどあたたかくて良いもの」とは一概に言えません。なぜなら、質の低い羽毛でも、たくさん使えばふんわり感は出せるからです。でもたくさん使われるとその分重くなってしまいますよね。

写真:日本羽毛製品協同組合

上の写真で天秤に乗せられている羽毛の重さは同じ。でも、これだけ膨らみ方が異なります。
ひとつひとつの羽毛がしっかりと機能して、空気をたくさん含んでくれることが、「軽くてあたたかい」羽毛布団の条件です。

この「羽毛にどれだけ弾力があるか」を示すのが「ダウンパワー」。
当店で販売している羽毛布団は、ダウンパワー400dpです。少ない羽毛の量でもしっかりと膨らみ、あたたかさを感じさせてくれる品質です。
更に、河田フェザーで洗浄された羽毛はきれいに洗われているため温湿度調整機能が非常に高く、空気をしっかりと貯めこんで軽くてあたたかい布団に仕上がるというわけです。
ちなみに、400dpの羽毛布団は2度のリフォームも可能とされています。10年に1度リフォームすると考えると、20~30年ほどが使用年数の目安です。

羽毛の洗浄がしっかりと行われているからこそ、アレルギー体質の方でも安心してお使いいただける羽毛布団。
消費者が、品質に嘘のないメーカーの羽毛布団を長く大切に使うことが、クリーンな羽毛布団業界を作っていくことにも繋がっていくんだな、と思います。

著者

畠田 有香

スタイルストア新人バイヤー。
その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。

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