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【クリスマスコラム】ルビーのアクセサリー誕生秘話

2019年12月06日更新

今週月曜日に発売を開始したLa mascotte(ラマスコット)のルビーのアクセサリー達。昨年、販売を開始してあっという間に売り切れてから約1年。本日は石探しから始まって、ようやく販売開始にいたったこのアクセサリーの制作秘話をご紹介します。普段は絶対に見せない完成までのプロセスをお見せする事で、top gradeのルビーのレアさや、シンプルだけどこだわりが詰まったデザインだというのが伝わるといいなと思います。

販売までの長~い道のり

2018年12月リベンジを誓う

昨年の12月、当店限定品として販売したルビーシリーズが、わずか数日で完売してしまいました。

素敵な天然石との出会いは、頻繁にあるものではありません。ルビーといえど、デザイナーのお眼鏡にかなうクオリティーのものには、その後なかなか出会えず、泣く泣く、販売終了。
「来年の年末こそは、素敵なルビーのアクセサリーをお披露目したい!」とリベンジを誓って、1年を終えました。

2019年1月~6月末素敵な天然石との出会い待ち

1月に入り、La mascotteのデザイナーが天然石のサプライヤーと商談。2019年12月までの約1年間をかけて、当店のお客様に向けて提案できるクオリティーの高いルビーを探したいと依頼。

宝石として、私たちが目にするルビーは真っ赤なイメージがありませんか。でも、それは価格がものすごーく高いんです。普段、私たちが身に着けるアクセサリーに付くルビーは、宝石になるようなものと比べるとグレードが下がりますが、赤に近い濃いピンクで、透明度の高いものはやはり、なかなか見つからないレアなもの。

なので、その後サプライヤーに何度か提案された石は、デザイナーの納得がいくものではなかったのだといいます。辛抱強く待つ日が続きました。

2019年7月ついに見つけた!

デザイナーの元に、「いいルビーが見つかったよ!!」と連絡が入ります。

そこで見せてもらったのが、このルビーの原石でした。「これは必ずtop gradeの色になるよ」と言われた原石は確かに美しい。でも、アクセサリー用にカットを施すと、イメージが変わる事も多々あるんだそう。

そこでいくつかカットをしてもらったのがこちら。これを見て「この石ならば!」と即決したのだと聞きました。その後すぐにこの原石をキープしてもらい、当店用に改めてカットしてもらったんです。後で聞いたのですが、カットしたサンプルの石がデザイナーの手元に届いてから、OKの返答をするまでのわずかな間にも、何度もサプライヤーから連絡が来て、このルビーのレアさを説かれたんだそう。「これがダメならこれ以上のものは見つけられない!」というサプライヤーの気持ちが伝わるのと同時に、今回のルビーのレアさを実感したんです。

2019年10月デザインに関しての打ち合わせスタート

カットされた石が届いたので、さっそくデザイナーと打ち合わせが行われました。

「シンプルだけど、存在感が欲しい」という当店のリクエストをもとに、デザイン画を描いていきます。左のページにうっすら透けてたデザイン画が見えますが、商談中アイデアが生まれるたびに、何度も何度も描き直すというのを繰り返します。

忘れないように、せっせと画像に残す私。

その場で、どの天然石と組み合わせるか、色の相性はどうか、また、組み合わせる石の個数まで、細かくシミュレーションして決めていきます。

デザイン画を実際に形にしてみて、ルビーの上につく小さなラブラドライトの石を2粒にするか3粒にするか、チェーンの長さと石との隙間の開け方などをチェックします。
上の画像は、試作品でボツになったもの。採用されたデザインと比べると大きな変化が無いように見えますが、小さなこだわりとセンスが出るのは、こういう細かいポイントだったりします。
こういう最後の調整はデザイナーの腕の見せ所なんです。

実はこの商談の場で、急遽販売が決まったのが、リングでした。
打ち合わせの場でサンプルを見せてもらい、その凛とした佇まいに一目惚れした私。当店用にカットしてもらった石ではない丸いルビーを用いるので、リング用の石を改めて探してもらう事に。

デザイナーは、サプライヤーが所有するルビーの中から、リングのサイズに合うものを厳選。大小さまざまなルビーがトレーに並ぶ様は圧巻!とはいえ、なかなか質が良くてサイズもぴったりという石は見つからず。
今回リングのみ数量限定となったのは、これが理由です・・・。

こうやって完成にいたったのが、今年の「ルビーシリーズ」だったんです。
昨年同様、12月にご紹介したのは、こうやってこだわりを詰め込んだスペシャルなアクセサリーを、一年頑張った自分へのご褒美にしていただきたかったから。もちろん大切な方へのプレゼントにもおすすめしたい一品です。

このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。

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