みんなの愛用品

Sliceの財布で小銭のストレスがなくなった

2019年11月25日更新

バイヤーの菱倉です。今まで長財布を使っていたこともありましたが、ここ数年は「少しでも身軽になりたい」と比較的コンパクトな財布を使用していました。
さらに昨年からはキャッシュレス化の波に乗ろうと、カードとお札だけが入る、薄くてコンパクトな財布を使用。しかし使い始めてみると、小銭問題等でストレスを感じ、キャッシュレス化を断念しました。

そんな挫折を味わったなか、半年前から使い始めたのが、コンパクトながら小銭入れとキーポケットがあるSliceの財布

Sliceの財布は小銭入れが大きく出しやすいつくり

結果は大正解でした。キャッシュレス化を断念したけど、出来るだけ財布を小さくしたい、持ち物を減らしたい僕にはピッタリ。そして、今までの財布に感じていたストレスもなくなりました。

Sliceの財布を選んだ理由

なぜSliceの財布を選んだかの前に、キャッシュレス化を断念した顛末を少しお伝えしようと思います。

QR決済アプリを入れ、カードとお札しか入らない薄いミニ財布で、意気揚々と自身のキャッシュレス化に臨みました。

小銭入れなしの薄い財布(中)と結局持つことになった小銭入れ(左)。右は一緒に持ち歩いていたキーケース

しかし、ランチや個人商店では、思っていた以上にキャッシュレス決済ができるところが限られ、お釣りがパンツのポケットに増えていく始末。結局不本意ながら小銭入れを持つことになってしまいました。
また、キャッシュレス決済ができても、お店によって決済方法が異なるため、調べるのが面倒だったり、レジでもたついたり・・・。

そんなこんなで「小銭入れが付いたコンパクトな財布を使うのがベストなのではないか」と考えるようになり、キャッシュレス化を道半ばで断念しました。

形状がSliceと似ている財布も以前使っていました。中は簡素的な作りで領収書を入れるポケットがなく、紛失することもありました

次はもう失敗したくない。そこで、歴代の財布のストレスを思い出してみると、

・小銭が増えると厚みが増し、パンツのバックポケットに入らなかった
・領収書を札ポケットに入れるしかなく、札を出すときに落として紛失することがあった
・カードポケットが少なすぎて、いざというときに使いたいカードがないことがあった。結局カードケースをバッグに常備することに

などがあり、次の財布に求める条件は以下のものとなりました。

・小銭が増えてもパンツのバックポケットに入る厚みとサイズ(出来るだけ手ぶらになりたい)
・領収書を入れられるポケットがあること
・カードを8枚は入れられる(免許証、保険証、カードキー、クレジットカード、キャッシュカード、共通ポイントカード×2、予備×1)
・鍵が収納できる(2本を持ち歩くためだけにキーケースを使っていたので、無くしたかった)
・経年変化を楽しめる革(革製品は愛着がわいてくるものを使いたい)

その条件で財布探しを始めたところ、すべてを満たしたのがSliceの財布(栃木レザーバージョン)でした。早速使い始めてみると、完璧に希望を満たした使いやすさで、全くストレスを感じなくなりました。

半年使ってみて新たに分かったこと

ストレスなく使い始めてから半年、新たな発見がありました。

領収書はキーポケットの上にあるカードポケットに。このポケットだけ深く出来ているので領収書をいれるのにピッタリでした。

しかも一見取り出しにくそうですが、こちら側はカードを入れないため曲げやすく、両サイドを押してたわませることで、スムーズに取り出しができます。

また、キーポケットは2つあり、1つのポケットに2本鍵を入れることが可能なので、もう一つのポケットが空に。そこに常時持ち歩いている絆創膏と頭痛薬を入れることができました。それにより、別で持ち歩いていたキーケースと薬ポーチを持つ必要がなくなり、より身軽になりました。

ただ、頭痛薬は取り出すときに、ポケットの内生地が布のため滑りにくく、また、へり返しの革に引っかかったりして取り出しにくさはあります。でも薬ポーチを持つことと天びんにかけると、十分我慢できる範囲でした。

使用前はマットな質感です。

最後に経年変化についてです。この半年トラベルポーチと併用することもありましたが、過保護にせずラフに使用してきました(ただ、水濡れだけには気を使いました)。しかも、オイルやクリームなどのメンテナンスは行わず、たまに乾いた布で拭く程度です。

使うことで光沢が増し、味わい深くなりました

そんな使い方にもかかわらず、ヘタリや劣化することはなく、キズもあまり目立ちません(キズが付きづらいです)。そして経年変化の醍醐味ともいえる光沢が増しました。さすがしっかりとなめしをしている堅牢な栃木レザーです。使うほどに愛着がわき、長く愛用していけそうです。

これからは乾燥する季節なので、一度マリアクレマのクリームでメンテナンスしようと思っています。

コンパクトさや薄さを売りにした財布は、コンパクトさを追求するあまり、直感的に使い方が分かりにくかったり、使い方に慣れる必要があったりするものが多い気がします。

そんななかSliceの財布は、3つ折りのコンパクト財布と比べると、少し大きいかもしれません。しかし、一般的な二つ折りの財布と比べると、スーツの内ポケットに入れても、気にならないほどの薄さとコンパクトさ。そして、直感的に使い方が分かるつくりで、すぐにスムーズに使えると思います。

カーフレザーを使用したモデル。こちらも栃木レザーと同様に経年変化を楽しめます

栃木レザーの他にカーフレザーを使ったモデルもあります。独特のニュアンスカラーもあいまって、栃木レザーとはまた違ったシックな魅力があります。

財布をコンパクトにしたいと考えている方、また、コンパクトさや薄さを追求した財布でストレスを感じている方に、是非使っていただきたいと思っています。

このコラムを書いた人

菱倉 慎太郎

スタイルストア バイヤー

菱倉 慎太郎

現代は世のなかにモノが溢れかえり、使っては捨てるを繰り返す大量消費社会です。 そんな時代だからこそ流行に左右されず長く使うことができ、そして愛着が増していくモノを厳選してご紹介していきたいと考えています。