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丈夫で通気性が良いフレンチリネン!ふんわりきれいに装いたい

2017年12月12日更新

世界中で人気!愛され素材、リネン

幅広いアイテムに使われるリネン

リネン素材は、世界中で愛される素材の1つ。ベッドリネンやキッチンリネンはもちろん、服やバッグなどファッションの素材としても人気があります。今回は、そんな愛され素材であるリネンの中でも、注目を集めているフレンチリネンを使った魅力的なアイテムをご紹介していきましょう。

リネンのことをもっと知りたい!

「リネン=麻」ではない?

リネンと聞くと、麻をイメージする方も多いのではないでしょうか。確かにリネンも麻の一種。けれど、麻にはラミー(Ramie)と呼ばれるイラクサ科の苧麻(ちょま)、ヘンプ(Hemp)と呼ばれる桑科の大麻(たいま)、ジュート(Jute)と呼ばれるシナノキ科の黄麻(こうま)、ケナフ(Kenaf)と呼ばれるアオイ科の洋麻(ようま)など20以上の種類があるのです。

そもそもリネンって何だろう?

お洋服やキッチンクロスなどの素材になるリネンは、英語で表記すると「Linen」となり、亜麻の植物の茎から作られた天然繊維のことです。 ヨーロッパではリネンは最高品質の生地とみなされています。 ヨーロッパの人々は、リネンのシーツを好んできました。なぜなら、リネンは使いこみ洗濯されているほど柔らかくなる性質があるためです。

古くから愛されてきた素材

リネンがファブリックを作るために使用されたのは、8,000年以上も前といわれています。 地中海周辺の国々で最初に使用され、中世にはヨーロッパで人気が高まりました。 ヨーロッパで産業革命が起こった18世紀に入ると、紡績機械の発達と大規模プランテーションの導入によってリネンは手ごろなものになっていきますが、それまでは製造に手間がかかる贅沢な布だったのです。

家族の間で受け継がれるリネン

上述のように、贅沢品でもあったリネンは耐久性が高く、丁寧に扱えば何十年も使うことができます。リネンのシーツは使い始めて3年後ぐらいからより魅力を増すといわれているほどです。 ヨーロッパでは、リネンを家族代々で継承することは珍しいことではありません。肌に直接触れると心地の良い柔らかさを感じるヴィンテージのリネンは非常に人気があります。

リネンの魅力はどこにある?

耐久性の高さと吸湿性

上述のようなリネンの耐久性の高さは、コットン(綿)に比べて繊維が厚めであるため。だからこそ、生地にする際に糸の本数がコットンよりも少なくて済み、 吸湿性と通気性が高くなるのです。夏物のお洋服の素材に好まれていることからもわかりますね。蒸し暑い日本の夏でも、リネン素材のお洋服は風を通してくれるので蒸れにくく汗を吸収してくれると言われています。

シャリ感と張りがくれる心地よさ

リネンのもう1つの特徴は、シャリ感と張り。ぱりっと糊のきいたリネンの肌触りは涼感を伝えてくれます。その反面、気になるのがシワ。麻の中でもラミーが入ったモノは紙を折ったような深いシワが出やすいのですが、リネン生地はやわらかなシワが味わい深い印象になります。

フレンチリネンが育つ場所

フランス北部は最高級のリネン産地

リネンについてご紹介してきましたが、産地によっていろいろなリネンが存在しています。リネンの原料となるフラックス(亜麻)が良く育つのは、涼しくて質のいい水がある場所。現在生産量が最も多いのが、ロシア。次いでフランスとのことです。品質で見てみると、フランス北部のノルマンディ地方で生産されるフラックスは最高級と称されています。

気候と土壌に恵まれたノルマンディ地方

フランス北部は、涼しい気候と降水量の多さという気候的な面でフラックスの生産に適していますが、それだけではありません。肥料や灌漑を必要としない豊かな土壌も理由の1つ。そんな肥沃な土の栄養をフラックスは吸収しつくすため、6年に1度しか植えることができないとか。収穫されたフラックスは、繊維を取り出す工程で10段階のグレードに仕分けられます。

フレンチリネンの上品な光沢と透けにくさ

さらに、フレンチリネンはほかの産地のリネンに比べると、上品な光沢が見られます。とろみ感のある表情は、大人の女性をより美しく見せてくれるはず。また、透けにくいこともフレンチリネンの特徴です。素肌に纏っても気にならないリネン生地といえるでしょう。こちらの画像の左側がフレンチリネンです。

フレンチリネンのコーディネート術

肌に直接触れるシャツでリネンを纏う!

それではここからは、フレンチリネンを素材にしたアイテムを使ったコーディネート術をご紹介していきましょう。まずは、リネン特有のシャリ感や涼感を感じやすいシャツの着こなしから。「rolca(ロルカ)」の「フレンチリネンシャツ ホワイト36」は、デニムに合わせてきれい目カジュアルなコーディネートを楽しんで。着丈のバランスも美しいですね。

濃い生成りのナチュラルカラーでイメージを変えて

同じシャツでもカラーが変わると雰囲気も変わります。こちらは「フレンチリネンシャツ ナチュラル38」。上でご紹介しているホワイトに比べると、生成り色が濃い印象ですね。ロールアップして袖をまくるとアクティブな着こなしに。

落ち着きのあるワントーンコーディネート

続いては、「rolca(ロルカ)」の「フレンチリネンスタンドカラーシャツ ナチュラル36」に白いパンツを合わせたワントーンコーディネート。さりげない切り替えのラインと胸のポケットがアクセントに。飾り気のないシンプルでナチュラルな着こなしがおすすめ。カーディガンやジャケットをプラスするレば、秋冬にも着こなし可能です。

Vネックのプルオーバーはふんわり着こなす

続いてご紹介するフレンチリネンのアイテムは、ボタンの無い「フレンチリネンVネックプルオーバー」。頭からすっぽりとかぶって着用します。Vネックのラインが、大人の女性の美しさを引き立ててくれそう。パンツに合わせてふんわりと着こなして。

ウエストをインしてもふんわり感を忘れずに

フレンチリネンVネックプルオーバー」は、ウエストにインする着こなしも可能です。その場合でも、ふんわり感を損なわないように気をつけましょう。前立てだけをウエストインして、バックはそのままにすると、気になるヒップ部分もカバーできておしゃれな印象に。

印象的なカラーのブラウス

続いてご紹介するのは「TUTIE.(ツチエ)」の「フレンチリネンタックブラウス」。こちらは印象的なグリーン。上半身に視線を集めるようにネックレスなどのアクセサリーをプラスしてもいいですね。ふんわりしたシルエットをヒールの足元できゅっとエレガントに引き締めて。ほかに、ボルドー、チャコール、ホワイトがあります。

張り感を実感できるジャケット

リネンの特徴の1つでもある張り感を感じられるのがジャケット。「TUTIE.(ツチエ)」の「フレンチリネンラペルジャケット」は、前を開けるとご覧のように薄手のジャケットに。濃い目のカラーのジャケットの場合は、インナーを白にするとコントラストがはっきりします。フレンチリネンのジャケットは、秋冬のコーディネートにも活躍してくれそうですね。

透け感が美しいリネンボーダー

最後にご紹介したいのは、「mino(ミノ)」の夏用ポンチョ「nico リネンボーダー」 。ネイビー×ホワイトのさわやかな印象が、リネンの軽さとマッチして装いに涼やかさをプラスしてくれます。畳むと薄くなるので、冷房対策として持ち歩くにも便利です。

フレンチリネンをふんわり着こなそう

フレンチリネンの魅力と、フレンチリネンを素材としたアイテムの着こなしコーディネート術をまとめてご紹介しました。リネンの特徴を活かすよう、ふんわりしたシルエットで着こなすことがポイントになります。春夏の素材という印象のあるリネンですが、組み合わせによっては秋冬にも着用可能。コーディネートの幅を広げてみましょう。

このコラムを書いた人

インテリアをはじめ、雑貨やファッション、アートなど美しいものが大好きです。夫と二人の息子、犬と猫と一緒に暮らしています。

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