バイヤーからのお便り
鏡餅、揃いました
ハロウィンが終わり、街は
クリスマスの準備を始めたばかりですが、
当店には鏡餅の入荷が始まって、
もう気分が迎春モードになってきます。
今年当店の鏡餅ラインナップに
加わったニューフェイスは、
木彫刻家の鈴木美央さんが作る鏡餅。
ひのきでつくられていて、
飾ってしばらくは、ふわっと
良い香りが漂います。
何より惹かれるのは、この
ふんわり、もっちり、すべすべとした
本物のお餅のような質感。
何種類ものノミを使って
一点一点丁寧に彫られており、
手仕事のあたたかさを感じます。
実はこの鏡餅、接着剤を一切使わず、
三宝(鏡餅を乗せている台)から
みかんまで、ひとつの木の塊から
彫りだした、一木造りです。
細部の仕上げにはとても高度な技術が
必要ですが、それが可能なのは
つくり手である鈴木さんが
仏像や欄間(らんま)彫刻など、
伝統工芸の手法を用いる、細やかな
仕事を得意としているからこそ。
鈴木さんの確かな技術力と、
やわらかな感性が生かされた一品。
今年イチ押しの鏡餅です。
毎年人気の鏡餅も揃ってます
二つ目は、バスマットで
お馴染みの「soil」の鏡餅。
秋田で採れる珪藻土をつかって、
金沢で作られています。
ちなみに金沢では、鏡餅を家の
全部屋に飾るのだそうです。
我が家は床の間だけでしたが、
これはエリアによって結構差がある
みたいで、おもしろいですね。
それともう一つ。こちらも毎年大人気、
ガラス作家松野栄治さんの鏡餅。
つやつやとした質感で、透明感の
あるミカンがなんだかおいしそう!
手のひらにちょこんとのるサイズの
ささやかな鏡餅ですが、
写真の黒い台と赤の布が同梱
されていますので、すぐに飾れて、
空間を迎春ムードに彩ってくれます。
福井県の鈴木さんの一木造、
石川県のsoil、
千葉の松野さんのガラス、と
スタイルストアらしいラインナップで
どの鏡餅も甲乙つけがたい!
まだお正月の気分には・・・という方も
いらっしゃるかと思いますが
どれも数量限定でのご用意なので、
気になるものがあればお早目にどうぞ。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。