テーマ別おすすめアイテム
【和食器】「h+」のスタイリッシュな波佐見焼
4人のインテリアスタイリストと波佐見焼の出会い
インテリアスタイリストたちの思いをカタチにした「h+」
1965年に創業した堀江陶器のオリジナルブランド「h+(エイチプラス)」。「h+」のhは波佐見のh。長崎県の波佐見町を本拠に、伝統的な波佐見焼の手法と現代に受け入れられるモダンでシンプルなデザインを融合させた美しい器を生み出すブランドとして注目を集めています。長年和食器に関わってきた小渕晋さん、インテリアスタイリストの草分け的存在だった岩立通子さんに師事した小山佳子さんと長尾美智子さん、そして雑誌やカタログを中心に活躍されている矢口紀子さんという4名のインテリアスタイリストと堀江陶器がそれぞれの思いを結集させたブランドです。
『こんなものが欲しい』がコンセプトに
堀江陶器は陶磁器の企画や卸売りをしている会社です。その堀江陶器のオリジナルブランド「h+」の基本的なコンセプトは、上述した4名のインテリアスタイリストたちの『こんなものが欲しい』という気持ち。古くから焼き物の町として存続してきた波佐見の技術はそのままに、ありそうでなかったシンプルで美しい器を次々と発表しています。
和洋を問わずになじむやさしい色合い
「h+」では、無地の器が中心です。和食器といえば繊細で豪奢な絵付けが施されるものも多いのですが、あえてソリッドな無地の器にすることで、新しい和食器のスタイルを提言しています。カラー・バリエーションもシンプル。やわらかな雰囲気のアイボリーをメインに、やさしいブルーグレーや鈍い光を放つ金彩釉などがラインナップ。和食にも洋食にもなじみやすい色づかいです。
注目を集めている白磁のお重
このところ注目を集めている陶磁器製のお重。漆器のお重とはまたちがった静謐な雰囲気がありますね。「h+」からも「白磁三段重」と 「白磁に段重」が登場しています。それぞれ大と中の2サイズ展開しているので、いくつかを組み合わせて使っても。お正月のお節料理だけでなく、家族が集うお祝いの席やちょっとしたパーティーの時などにも大活躍してくれそうなアイテムです。
テーブルにリズムを生み出すさまざまな形
オーバル型のフタものをセンターに
「h+」のプロダクツには、さまざまな形があります。どれも奇をてらったものではなく非常にシンプルなので、使い勝手もよさそうです。ラウンド型のプレートが多くなりがちなテーブルに、1枚でも違う形の器がプラスされるとリズムが生まれ、毎日のお食事が楽しいものに。「オーバルボックス(蓋付き)」は、幅17.3cm×奥行13cm×高さ5cmのMサイズ。フタを入れても重さは615gほど。テーブルでフタを開けるなど、プレゼンテーションにも凝りたくなりますね。電子レンジや食洗器にも使える点も魅力的です。
フリルのようなデザインが美しいプレート
やわらかなフリルのようなデザインが人気をよんでいる「はな さら 」。S・M・Lの3サイズ展開です。5枚セットになっているSサイズは、お醤油皿や薬味皿のほか、アクセサリートレイとして使うこともできそう。お箸置きとして使っている方もいらっしゃいます。サイズ違いでテーブルに並べると大小のお花が咲いたような華やかさに。
深さのある「 rim」シリーズ
「h+」の器には、いくつかのシリーズがあります。幅広のリムが特徴の「 rim(リム)」シリーズもその1つ。デイリーに使えるアイテムがそろいます。「リム サラダボウル」は、つるつるした質感が心地よい器。深さがあるので、サラダはもちろんヨーグルトやスープなどにもオススメ。「リム」シリーズには、ほかにパンプレートやスープボウルなどもあるので、セットでそろえてもいいですね。
縁のデザインがおしゃれな「 fin」シリーズ
「 fin(フィン)」シリーズは、器の縁のデザインがスタイリッシュ。プレートとボウルの2パターンありますが、どちらもゆるやかなカーブを描くやわらかな印象です。「フィン プレート ブルーグレー」は、落ち着きのある色味が和のおかずにも洋のおかずにもなじんでくれることでしょう。ほかにアイボリーもあります。
使いやすい「hakkaku」シリーズの器たち
お料理を引き立ててくれる控えめな八角形
「h+」にはさまざまな形の器がありますが、「hakkaku(はっかく)」シリーズもその1つ。名前の通り八角形の器ですが、そのフォルムはあくまでも控えめ。器自体が主張するのではなく、お料理を盛り付けたときに存在感を発揮してくれるシリーズです。正八角形ではなく、長辺と短辺が組み合わされたデザイン。縁の立ち上がりがやや深めに作られているところも特徴です。
ピンチョスにも使いたくなる長皿
それでは、「h+」のの器を1つずつご紹介していきましょう。こちらは「八角長皿」。つるつるした磁器の質感を際立たせる白い器です。約35cmもの長さがあるため、お漬物や酒肴、ピンチョスなどのオードブルをちょっとずつ盛り付けたり、お刺身を盛り合わせたりとアイデアが刺激されますね。
薄くて軽い小鉢
「八角小鉢」は幅11.3cm×奥行11.3cm×高さ5cmというサイズ感にして、重量は120g。手にするとその軽さ、薄さに驚かれる方もおられるかもしれません。小鉢は和食器の中でも活用度の高いアイテムとして人気があります。おかずだけでなく、フルーツやヨーグルト、アイスクリームなどにもオススメ。シンプルな白磁の小鉢は、盛り付けた食材の色を美しく魅せてくれます。小鉢のフタにぴったりの小皿もあわせてどうぞ。
まだまだある魅力的な「h+」のアイテムたち
モノトーンの落ち着いた柄「leaf」シリーズ
シンプルな無地の器が多い「h+」には珍しい柄物のシリーズが「leaf(リーフ)」。白磁のプレートに黒のラインで描かれた葉っぱ模様がリボンのように配されたデザインです。モノトーンの柄が控えめな「リーフ プレート」からは落ち着きを感じますね。プレートは使いやすい平皿。サイズはS・M・Lの3サイズ展開です。
鈍い光がスタイリッシュな「kinsai」シリーズ
「h+」の器はやさしいアイボリーが多いのですが、モダンな印象の「kinsai」シリーズも人気があります。特殊な釉である金彩釉を使った器は、マットな質感でありながら光が当たるとまるで金属のような鈍い光を放ちます。アンティークのような風合いや、モノトーンのインテリアにも似合ういぶされた黒色がスタイリッシュですね。ころんとしたフォルムがかわいい「金彩釉ティーポット」のほかに、カフェオレボウルやプレートもあります。
ユニークなフォルムの酒器
森の中の1本の木をイメージしたというとっくりには「止まり木とっくり」という名前がつけられています。やわらかな曲線のあるシンプルなフォルムは、”和食器のとっくり”というよりも、アートなオブジェのような雰囲気。そのとっくりに合わせて作られた「おちょこ」は、小さく軽く、持ちやすい形になっています。高台の部分までお酒を注ぐことができるデザインです。
毎日の食卓で使いたい「h+」の波佐見焼
4名のインテリアスタイリストさんと波佐見焼を長年扱っている堀江陶器が生み出した「h+」。和食器の技術を使って今の暮らしに寄り添う器が次々に登場しています。毎日の食卓を彩るプレートやボウルなど、シンプルなデザインとモダンなフォルムが魅力的ですね。「h+」は、欲しかった器やお気に入りの器がきっと見つかるブランドです。
インテリアをはじめ、雑貨やファッション、アートなど美しいものが大好きです。夫と二人の息子、犬と猫と一緒に暮らしています。