バイヤーからのお便り
華やか&軽やか、当店限定のイヤリングが完成しました

こんにちは、バイヤー加藤です。
年齢を重ねるにつれて、大ぶりなアクセサリーがしっくり来るようになってきました。特に顔まわりは、ボリュームのあるアクセサリーを着けることで目に見えて印象が変わるのを実感しています。
ただ、重いアクセサリーを1日中着けるのはストレスですし、癖があるデザインだと登場回数が少なくなってしまう……そんな悩みをOuca(ウーサ)に相談して、このたびやっと当店限定のイヤリングが完成しました。
毎日つけられる軽さとすっきりしたデザインのこちらのイヤリング。商品ページではお伝えしきれなかった、素材やデザインのこだわりをこちらのコラムでご紹介します。
エナメルとアクリル、異素材の組み合わせ

トップにエナメルの丸いモチーフ、その下に楕円に切り出したアクリルのフープが付いたこちらは、「顔うつりがよくて、チープにならない上品な雰囲気の大ぶりイヤリングを作りたいよね」と、社内で話し合ったのがきっかけで誕生しました。
メイドイン東京の「アクリル」

ボリュームのあるアクセサリーは常に重さにまつわる悩みが付いて回ります。快適な着け心地という点は譲れないので、まず「軽さ」をクリアする素材探しが始まりました。
そんな中見つけたのが、東京は北綾瀬で50年以上手作業で生産されているアクリル素材でした。とにかく軽く、加工もしやすい素材。また、職人が色を調合し、模様を出して生まれるアクリルは、機械生産のものとは一味違います。機械で作ったものよりも組織間に隙間があり、板が柔らかいため、割れにくいという点もイヤリングにぴったりでした。
大人の肌に光をプラスする「エナメル」

アクリルだけでアクセサリーを作ると、チープにならないかな?という懸念がありました。上品な雰囲気になるように異素材と組み合わせたいな、と考えたときに思いついたのが、Oucaのエナメルのイヤリングの数々でした。
当店でもファンの多いOucaのエナメルアイテムは、発色の美しさはもちろん、ほんのりと上品な艶があって大人っぽいのがよいところ。
こうして、アクリル×エナメルなら良いものが作れるのでは、とOucaとの共同開発が決まったのでした。
色・デザインを決めるまでの道のり

私にとっても、そしてつくり手のOucaにとっても、エナメルとアクリルの組み合わせでアクセサリーを作るのは初めてのこと。どんなカラーの組み合わせ・仕様にするか、たくさん相談にのっていただきながら、手探りでデザインを決めていきました。

この時点ではまだパーツは何も完成していないので、様々なカラーのパーツをつくり手に揃えて頂き、実際に組み合わせながらイメージを形にしていきます。

色の組み合わせが決まったら、今度はそのイメージに合うアクリル素材をつくり手にピックアップして頂きました。膨大な量の中からぴったりのものを探し出すのは、本当に大変な作業だったと思います。並行して、エナメルのカラーを調合してゆきます。
そのほか、パーツをつなぐ金具のデザインを決めたり(小さいパーツなのですが、細さやデザインによって表情ががらっと変わるのです)、アクリルパーツを取り外して2wayで使える仕様の確認などを終え、半年以上の時間をかけていよいよイヤリングの完成です。
どんなシーンでも使える2way仕様

こうして完成したイヤリング、ご覧の通り手前味噌ですがとても素敵に仕上がりました。形にしてくださったつくり手には感謝の気持ちでいっぱいです。存在感はありますが片耳約4gと、実際に1日着けてみましたが重さは全く感じませんでした。

アクリルフープは取り外せるようになっているので、シーンやコーデによってアレンジできるのもこだわった点です。

エナメルだけ着けるとシンプルかつ上品な雰囲気です。お仕事や少しフォーマルな場でも目立ちすぎず、でもエナメルの艶が顔を明るく見せてくれます。

もちろん、Oucaの他のイヤリングと同じく、耳への負担が少ないソフトタイプのクリップを使用しています。耳たぶの厚みに合わせて力が優しく加わるので、長時間着用していても痛くなりにくく、さらに、金具部分にシリコンカバーが付いているので、耳たぶを面で挟めて外れにくいのも特徴です。
なお、シリコンカバーを外すとアクリルフープの取り外しができるようになっています。シリコンカバーを付けたままだと金具がひっかかりますので、取り外しの際はまずシリコンカバーを外してくださるようお願いします。

普段着慣れているトップスにこちらのイヤリングを合わせてみると、「顔色が明るくなった?」、「いつもの服なのに雰囲気が違って見える」と嬉しくなります。夏の服との相性も抜群ですので、是非色々なコーディネートを楽しんで頂きたいなと思います。

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。