バイヤーからのお便り
カレーを最後までおいしく食べられる器、揃いました

こんにちは、バイヤーの畠田です。先日、このシーズンはじめて素麺を食べました。冷たい飲み物や麺料理がおいしく感じる季節がやってきましたね。
そして夏に食べたくなるものといえば、カレー。「カレー皿」という専門の名前がついた器を当店でもいくつかお取り扱いしていますが、やっぱりカレーを食べるために考えられているだけあって、おいしく食べるための工夫が詰まっていて使いやすいんです。今回新たに仲間入りしたアイテムも含め、当店のカレー皿をご紹介いたします。
細長い形だから使いやすい、「いつものカレー皿」

まずは、「racca ポワソン深皿 31cm いつものカレー皿」。このraccaシリーズ、通常は2色展開なのですが、カレーに便利な「ポワソン深皿 31cm」だけ、「いつものカレー皿」という通名がついており、5色展開と選べる色も豊富。

この器がカレーに使いやすい理由は
・側面がスプーンですくいやすいように設計されている
・細長い形なので、ごはんで区切ってカレーの合掛けにも便利
の2点。細長い器って、ごはんとカレーをきれいに区切りやすいんですよね。テーブルの上や食器棚でも場所をとらない、優秀な形です。

色展開はこちら。ちなみに白磁とうす飴は、同メーカーがつくる「瑞々」シリーズとおなじ釉薬なので、瑞々とも相性ばっちりですよ。
レストランからのリクエストで作られた「SAKUZAN/Calais」

Calais(カレー)と名付けられた、こちらの器。これはレストランからの「カレー用の器を開発して欲しい」という要望から生まれています。磁器なので、陶器と比べると色やにおい移りの心配が不要で、電子レンジや食洗機も使える、日常使いに便利な仕様。

こちらもやはり、「カレーのすくいやすさ」を大切にして、スプーンと接する角度を念入りに検証して作られていています。

左右の縁はゆるやかな曲線なのに対し、手前と奥は立ち上がり気味で、すくった時にこぼれにくいデザイン。手の動き方を考え、どの角度からどの位置にスプーンを入れても気持ち良くルーをすくうことができるように作られています。

Sサイズ、Lサイズとあるので、親子で使いたい方にもぴったりですよ。
たっぷりのカレーも冷めにくい、SUIYOのKari

Kariは「カレー」を由来に名付けられた器。その名の通り、カレーを美味しく食べることができる、「SUIYO」の中でもロングセラーの器です。
その人気の秘密は、形にあります。

器の内側、縁のちょうど下あたりには、「返し」(角度がありくぼんでいるところ)があります。カレーを食べるときに最後のひと口はスプーンですくいにくいものですが、この返しがあることで、ルーやご飯が少なくなっても最後まですくえるように工夫されています。

また、しっかり深さがあるのと素材が陶器なので、料理を盛った時に冷めにくく、あたたかい煮物なども食卓でおいしく食べられます。横長の形で、縁に指をかけて手に持ちやすい形状も、使いやすいポイントです。
つくり手の穴山さんも「デザイン以上に使いやすさと料理を引き立てる事に重点を置いて作った」と仰っている通り、実際に使ってみるとそれを身をもって実感できます。
番外編:カレーを食べるならやっぱりこれ!カレーのために生まれたスプーン

ここまで器のご紹介をしてきたのですが、実はカレー専用スプーンもお取り扱いしています。その名も「カレー賢人」。新潟県燕市のカトラリー界の老舗メーカーが手掛ける、カレーを食べるために作られた一級品です。

やや深めな設計で、ご飯・ルー・具材を黄金比ですくいやすい「キャリ」、尖端がヘラ状になっていて大きめの具材をさくっとカットできる「サクー」の2種類。

カレーの名店が立ち並ぶ神保町のカレー店や、カレーマニアにヒアリングしながら作られたデザインは、一見かなり変わった形。左右非対称の形のスプーンというのは、製造効率も悪いためカトラリー業界では型破りなんだそう。まさに、「カレーを食べるのにベストなスプーン」です。
※2025/5/12のTV放映の影響により、サクー1本入・2本入が欠品中です。次回入荷は7月以降を予定しておりますので、1〜2本入りをご希望の方はお気に入り登録をおすすめいたします。
「カレー皿」「カレースプーン」という名前ではありますが、もちろん煮物やサラダなど様々な料理にも便利にお使いいただけます。器やカトラリーを変えることも、料理を美味しく楽しむためのひと工夫。ぜひ、日々の食卓に取り入れてみてくださいね。

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。