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脱炊飯器!失敗しない「水蒸気炊飯」で白米を

2025年03月10日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。

「食パン1枚で作るホットサンドメーカー」などを生み出している、燕三条のブランド「4w1h」。つかい手のお悩みに寄り添いつつ、既存の形に捉われない斬新なアイデアで、さまざまな調理道具を生み出しています。

そんな4w1hから2025年1月末に発売されたのが「ライスクッカー」。初めて見た時には「これは革新的な調理道具になる……!」とわくわくしました。一言で言うと、鍋でお米を炊くにあたって不安に思うポイントを見事に払拭してくれている炊飯鍋。手入れが面倒で場所をとる炊飯器を手放したい、そう思っている1〜2人家庭の方にはぜひご覧いただきたい一品です。

火の調節不要

普段炊飯器を使って炊飯していると「鍋でご飯を炊く」ってなんだか難しそうに感じませんか?やってみると意外と簡単なのですが、試してみるまで腰が重かったり、ちょうど良い火加減や水加減も、回数を重ねないとわからなかったりします。

ライスクッカーがすごいところは、そういった「調節」で迷うポイントが一切ないということ。

一般的に鍋で炊飯を炊く時には、強火にかけてから⚪︎分、途中で火を弱火にして、それから⚪︎分…といったように「途中で火加減を変える」「時間を数度に分けてはかる」という工程が発生します。わたしは普段キッチンタイマーで管理をしていますが、たまにタイマーを忘れてしまい、気がついたら強火のまま10分炊いていて「おこげができてしまった……」ということもしばしば。洗い物をしている時にタイマーが鳴って、急いで手を拭いて火加減を調節するということもよくあります。

ライスクッカーはお米を直接火であたためるのではなく、水蒸気の力でゆっくりお米に火が通る仕組み。そのため、水蒸気がしっかりお米に届く強さになっていれば、火の強さはそんなに気にせずOK。炊飯途中で火の調整も要りません。

鍋でお米を炊く時のハードルになる「火加減」「時間」にシビアでないことは、鍋炊飯を身近にしてくれるなと思います。

手入れの心配不要

炊飯鍋はさまざまな素材がありますが、土鍋だと「重そう」「割れそう」、鉄鍋だと「錆びそう」「水に浸けっぱなしにできない」といった不安を持たれる方もいらっしゃると思います。

その点、ライスクッカーデュオはステンレス素材なので、そういった心配は不要。軽くて扱いやすく、水に浸けた状態でも錆びる心配はありません。

先日、お客様より「傷んだパーツはパーツごとに販売いただけますか?」というご質問をいただきました。現在は残念ながらパーツ販売を予定しておりませんが、お米を入れる内鍋は無塗装のステンレス素材なので、フッ素樹脂加工の炊飯器の内釜とは違い、塗装剥げを心配しなくてOK。内鍋は食洗機も使えてがしがし洗えます(水蒸気炊飯だとお米が焦げ付く心配もないので、そんなにがしがし洗うこともないかと思います)。

外鍋はフッ素樹脂加工がされていますが、食材を直接入れることはなくお水を沸かすだけなので、全体的に「傷む」ことへの心配はそこまでしなくてもいいかなと思っています。我が家でもしばらくこちらで炊飯してみて、また変化具合をレポートしますね。

米研ぎザルも計量カップも不要

外鍋にも内鍋にも水を入れるラインがわかりやすく表示されていて、計量カップは要りません。

更に、内鍋と蓋を使って米研ぎ・水切りができるのでザルも不要。本当にこのライスクッカーひとつで他の道具は使いません。

ちなみに、ウィークポイントを強いて挙げるとしたら
1.炊けるのはMAX1.5合までと制約あり
2.炊き込みご飯や玄米の炊飯はできない
3.水蒸気でじっくりお米をあたためる分、普通の鍋で炊くよりも炊飯にかかる分数はちょっと長め(加熱約20分、蒸らし約10分)
というところでしょうか。この中でひとつでも引っかかる点があれば他の炊飯鍋を検討いただくのがおすすめです。

炊き上がりの印象は、粒立ちがしっかりしている感じ。やわからいお米よりもしっかりしたお米が好きな方には特におすすめです。

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。