バイヤーからのお便り

小さいサイズもあります！幅広甲高さんでも快適に履ける革靴

2025年03月09日更新

こんにちは、バイヤー楠です。昨年の秋頃から、つかい手のみなさんとお話する機会を持たせていただいていましたが、当店へのリクエストで多かったのが、「小さいサイズの靴が欲しい」というお声でした。そこで、さっそくKUTSUNEさんに相談をし、「長時間履いても疲れにくく、オンオフ問わず履ける革靴」を21.5cm～25cmと幅広いサイズでご用意いただきました。
婦人靴の専門メーカーとして数々のブランド靴の生産も手掛けているブランドの知見や技術をぎゅっと詰め込んだ革靴は、小さいサイズの靴をお探しの方、甲高幅広でなかなか自分にぴったりの靴が見つからない方のお悩みもまるっと解決ができる、優秀な一足です。

オーダーは4月6日（日）までとなり、お届けは6月上旬を予定しております。この機会にぜひ気になる一足をご注文ください。

足のお悩みを解消する3型

今回、ピックアップしたのは、レースアップシューズ（左）とローファー（中、右）の3種類です。

KUTSUNEは、品があって、流行に流されず長く履ける定番靴を得意とするブランドで、この3種類の革靴は、一足持っているとオンオフ問わずに活躍するテイストというのが共通点。一型ずつご説明します。

足入れするだけでサマになるらくちんローファー

KUTSUNEのラインナップの中でも、当店ではじめてお取り扱いするのが、ローファーです。学生時代に制服に合わせてローファーを履いていたという方も多いはず。馴染みの型ですが、実はローファーといっても、アッパー部分のデザインが豊富です。

その中でも最も華やかなデザインと言われているのが、甲の部分にスコットランド伝統の民族衣装をモチーフにしたキルトと、タッセルの付いたキルトタッセルと呼ばれるもの。KUTSUNEのデザイナーさんにお聞きしたのですが、実はローファーは「なまけものの靴」と言われていたのだそう。まだ紐靴しかない時代に、紐を結ぶのが面倒…という理由でうまれた型なんだそうです。

このデザインを私がいいなと思ったのは、まさにそこ。さっと足を入れるだけで履ける手軽さがありつつ、装飾によってシンプルなコーディネートも品よく華やかになるんです。

今回は撥水革バージョン（左）とエナメル革バージョン（右）の2種類を作っていただいています。

革が柔らかいのは撥水革のバージョンで、足入れした瞬間にフィットしてくれるので驚きました。水をはじく革なので、雨の日でも履けるのもいいところです。

一方エナメル革は、革が固めで履いた瞬間はきつく感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、こちらも革で徐々に馴染んでいきますので、ご安心ください。エナメル特有の華やかさは、唯一無二だと思います。

ローファーは、履き口が広いので足入れしやすいのですが、足に厚みがある甲高幅広さんが履くと脱げにくいのでおすすめです。

どんな足の型でもフィットするレースアップ

一方、足幅が狭い、広い、甲が低い、高いという悩みを持っている方が快適に歩ける、自分で幅を調整できるのがレースアップシューズのいいところです。

レースアップシューズもいろいろな種類がありますが、その中でも甲の高さや幅を調整しやすく、カジュアルでもきれいめな雰囲気でも履ける、BLUCHER（ブラッチャー）と呼ばれる「外羽根式」に仕上げているこちら。これによって、「最初、慣れるまでは足が痛い」ということも軽減でき、快適に歩くことができるんですね。また、甲高の方でも紐の間が開きすぎて見えてしまうということもありません。

ノーズ（つま先の長さ）を長めにしていることもあり、しゅっとした印象に見えます。メンズライクでありつつもコーディネートしやすくて無骨すぎず端正な雰囲気です。

今回ピックアップした3種類の中で、つま先部分の幅が一番広いのがレースアップシューズです。画像で見るとローファーの方が幅広に見えますが、靴のデザイン上そう見えるようですね。

サイズは21.5cmから0.5cm刻みでオーダーを承ります。オーダーを締め切ったのち、職人さんが一足ずつ丁寧に仕上げるので、お届けまでに少しお時間をいただきますが、様々な婦人靴を手掛けてきたブランドの知見が詰まった一足は、待つ価値がじゅうぶんにあると思います。これまで自分の足にあった格好いい靴が見つからなかった方は、是非この機会をご利用ください。