バイヤーからのお便り

冬本番!しっかり暖かいウール100%ニットが頼りになります

2025年01月12日更新

こんにちは、バイヤー加藤です。

12月下旬から冷え込みが厳しくなってきて、寒がりの私には辛い時期になってきました。でも、やっとふっくらとした厚手のセーターが着られるので嬉しくもあります。

そう思わせてくれるきっかけとなったのが、NARUのニットたち。老舗ファクトリーブランドが厳選するウールを使用したニットは、どれも軽く暖かで、着ぶくれの心配がない気の利いたデザインだから、とても頼りになるんです。

当店では定番となっているタスマニアウールのベーシックなニット3型に加えて、編地やデザインがポイントになったニットも新しく登場しています。冬本番の今、ラインナップを改めてご紹介します。

袖ヘリンボーン畦ニット

新しく仲間入りしたのが、ラムウール アラン柄ハイネックニット「袖ヘリンボーン畦ニット」。

ベーシックな色合いですが見ごろは畔編み、袖がヘリンボーン模様になっていて、1枚でさまになるのが嬉しい1枚です。

薄いブラウンと濃いブラウンの2色は、実はどちらも染色をしておらず、羊の毛の色をそのまま生かしたカラーです。

繊維が細く上質なナチュラルカラーの羊毛は生産量が少なく、希少価値が高いのだそう。自然色の深みのある色合いと落ち着きのあるヘリンボン柄がマッチした上品なデザインになっています。

NARUは、60年以上の歴史を持つ製造メーカーのファクトリーブランド。デザインから生産までを自社でおこなっています。

近年、ウールの原価は年々上昇しているので、ウール100%のニットは定価が2万円を超えることも珍しくありません。そんな状況の中、こちらのニットは地元の織物業者さんから直接仕入れた糸を使用し、自社工場で編み上げています。

厳選されたウールを惜しみなく使い出来上がったふっくらとした厚みのあるニットは、「この価格で?」とびっくりしてしまうクオリティです。

ラムウール アラン柄ハイネックニット

もう1型、編地のデザインが素敵なニットが、こちらの「ラムウール アラン柄ハイネックニット」です。

アランニットは寒さの厳しい土地で生まれたため、インポートのものは特に、厚手で暖かいけれど、重くて肩が凝ってしまうのが難点です。

それを解消するために、こちらにはラム原料をブレンドし風合いをよりソフトに仕上げた「メリノスラム」と、ラムウールの中でも毛質の細いものだけを厳選した風合いがソフトな「タスマニアラム」を使用しています。だから軽くて暖か。

鹿の子編みと大人っぽいアラン柄を組み合わせたオリジナルのデザインは、一般的なアラン柄に比べてすっきりと見えるのが嬉しいポイント。

こちらも、さっと着るだけでコーディネートが決まります。

タスマニアラムウールのニットたち

大人気のタスマニアラムウールを使用したニットは、今シーズンからタートルネックが仲間入りして、ハイネック、ボトルネックと合わせて3型展開となりました。

人気の秘密はまず第一に発色の良さ。こちらに使われているタスマニアラムウールは、他の産地のウールに比べて白いのが特徴です。そのため、染色した時の発色が良く仕上がるのだそう。あまり他では見られないようなカラー展開はNARUならでは。

ピスタチオは中でも大人気のカラーです

顔うつりが良いカラーを厳選しているので、まずはきれいな色を試していただきたいなと思います。

冬はダークトーンの装いが多くなりがちですが、明るい色やきれいな色のニットを選ぶだけでコーディネートが楽しくなりますし、お肌のくすみなども目立たなくしてくれる嬉しい効果もあります。

ウールは重いというイメージがありますが、タスマニアラムウールはふっくらと暖かいのに軽いため、肩凝り知らず。しっかりと厚みがありますが、着やすいのもつい毎日着てしまう理由です。

今季はすでに生産を終了しているカラーもあるので、気に入ったカラーがあったら早めのチェックがおすすめです。

今年は寒くなるのが遅かったので、ちゃんと冬支度ができていなかったという方も多いのではないでしょうか。暖かいニットで、元気に冬を過ごしてくださいね。

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。