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手作りおせちで新年を祝おう!簡単に作るコツや役立つアイテムをご紹介

2024年11月14日更新

新年の始まりを祝い、家族の安全を祈るために食べられてきた「おせち」。今ではネット通販やスーパーなどでもおせちは手に入り、作るよりも買う方が楽、と思われる方も多いかもしれません。しかし、やはり手作りならではの魅力も捨てがたいもの!今回は、手作りおせちの魅力や簡単におせちを作るコツ、おせち作りに便利なアイテムなどをご紹介します。

手作りおせちの魅力

ご家庭で作るおせちには、味付けや食材を自由に選べるなど、手作りだからこそできることがあります。市販品にはできない、家族らしさにあふれたおせちを楽しめますよ。

家族の好みに合わせた味付けができる

老舗料亭や有名メーカーが売り出しているおせちは、味はもちろん本格的で美味しいものばかり。しかし、入っている料理が全て家族好みの味とは限りませんよね。ご家庭によっては、甘めが好き、薄味が好きなど、家族の好きな味付けは違うもの。家で手作りすると自由に味付けができるので、家族全員が楽しめるおせちになります。市販品では口に合わないものも入っているかもしれませんが、手作りおせちは家族好みの味付けだけで作れるので、残り物が出て無駄になってしまった、ということもありませんよ。

食材にこだわることで安心感が得られる

手作りおせちのもう一つの魅力は、使う食材を自分で選べること。食材を一から自分で選べるので、国産品の新鮮な食材にこだわったり、オーガニックのものを選んでみたりと、使える食材の幅が広がります。また、自分で作ることで保存料や着色料などの心配も要らないので、健康面でも安心しておせちを楽しめますよ。

簡単におせちを手作りするためのコツ

手作りおせちと聞くと、「大変そう」とハードルを高く感じてしまうかもしれません。しかし、簡単に作るポイントを押さえておけば、余計な負担を減らせて、意外にも楽に作れてしまいますよ。

下準備は段階的に進める

品数の多いおせちは30・31日でまとめて作ろうとすると、どうしても慌ててバタバタしてしまいます。気持ちの余裕を作るためにも、黒豆や栗きんとんなど、日持ちのする料理は数日前から準備しておくのがおすすめです。事前に乾物を戻したり、冷凍できるものは早めに作っておくなど、段階的に進めることで手間を軽くできますよ。

量は少人数分に調整する

料理の品数が多いうえ、量もたくさん作ろうとすると手間も時間もかかってしまいます。作る量は家族の人数に合わせて少量に調整すると、調理の手間が軽減されますよ。また、「作りすぎて沢山余ってしまった……」ということを防ぐためにも、家族分の量だけを作るのがポイントです。

盛り付けはシンプルに

調理を終えた後に残っている、重箱に詰める作業も、これまた労力がかかりますよね。そんなときは重箱にこだわらずとも、好みの器やプレートを使って、シンプルに盛り付けるのもおすすめです。紅白の小皿を使うなど、彩りを意識して盛り付ければお正月らしい雰囲気を演出できます。花の形のお皿など、お皿選びを楽しむと見栄え良く華やかになりますよ。

おせち作りに役立つ調理道具の選び方

調理工程の多いおせち作りには、使いやすい調理道具がとても頼りになります。ここでは、基本の調理道具の選び方や、特に役立つ道具をご紹介。ぜひ参考にしてみてください。

基本の調理道具の選び方

煮しめなどで切る野菜がたくさんあるため、切れ味の包丁を用意するとサクサクと作業が進みます。まな板には、包丁のあたりが良い木製や、お手入れがしやすく衛生的なプラスチック製のものがおすすめ。黒豆や煮しめなどの煮物系には、熱伝導率の高いホーロー鍋などを使うと、火が通りやすく時短にもつながります。アルミ鍋は軽量で扱いやすいですが、酸やアルカリに弱いため、長時間煮込むには向かないので注意しましょう。

特に役立つ道具を紹介

おせち料理をなるべく簡単に作るためには、道具選びがポイントです。便利な道具や調理家電を上手く活用すると、調理時間を短縮でき、より簡単に作れます。

フードプロセッサー

自動で食材を細かく刻んだり、混ぜたりできるフードプロセッサーは、おせち料理でも活躍します。具材を混ぜるだけでなく、なめらかにする作業もこれ1つで行えるのがいいところ。伊達巻や栗きんとんなど、なめらかな舌触りが特徴の料理に活用できます。裏ごしの工程を省略できるので、調理の時短につながりますよ。

圧力鍋

高音で圧力調理ができる圧力鍋は、煮しめなどの煮込み料理に役立ちます。じっくり時間をかけて煮込む必要のある料理も、圧力鍋なら火の通りが早いため、調理時間を約3分の1ほどに短縮できます。火にかける時間が短くなれば、鍋を長時間見張る必要もなくなるので、ほかの料理にも早く取り掛かることができるのが嬉しいポイントです。

電子レンジ対応の蒸し器

おせちには、錦卵や松風蒸しなど、蒸し器で作る料理もあります。でも、家に蒸し器がないし、わざわざ買っても普段使いしなさそう……そんなときには、電子レンジで使える蒸し器がおすすめです。容器に食材をのせ、電子レンジで温めるだけで蒸すことができるので、蒸し料理がとても手軽に完成します。茶碗蒸しなど、子どもに喜ばれる一品にも挑戦しやすいですよ。

保存容器

重箱に詰める場合でも、作った分全てが入りきらないこともよくあります。そんなときは、保存容器を活用しましょう。汁気の多い料理などは特に、小分けにして保存容器に入れるのがおすすめです。シンプルなデザインのものなら、そのまま食卓に出せるのも便利なところ。レンジ調理で作る料理なら、レンジ対応の保存容器で調理したあと、そのまま保存も可能です。

おせち料理を簡単にするアイデアレシピ

いざおせちを作ろうとレシピを調べてみても、基本のレシピはどれも手間のかかるものばかり……。ですが、圧力鍋や電子レンジなどの道具を活用すれば、時間と手間のかかるおせち料理も、簡単に作れてしまいますよ。

圧力鍋で作る煮物

煮しめなどの煮物料理は、れんこんやにんじんなど根菜が多く、また味をしっかりと染み込ませたいので、時間をかけて煮込む必要があります。しかし圧力鍋を使えば、一般的な鍋よりも高温かつ高圧で調理できるので、具材に早く火が通りやすく、短時間で作れるんです。具材の多い煮しめは具材ごとに下処理も必要なので、煮込み時間を短くすることが簡単に作るポイントです。

電子レンジで作る黒豆

黒豆煮は、おせちの中でも特に時間のかかる一品です。基本の黒豆煮は、12時間ほど水に浸して戻した後、3~4時間じっくりと煮ます。しかし、そんなに長時間火のそばから離れられないのはちょっと……というときには、電子レンジを活用するのがおすすめ。黒豆を戻した後、電子レンジで一度加熱すれば、鍋で煮込む時間を20分ほどに短縮できます。レンジ加熱のみで作れるレシピもあるので、ぜひチェックしてみてください。

栗きんとんも手軽に

本格的な栗きんとんを作ろうとすると、裏ごしをしてなめらかにする必要があるのですが、この作業が結構大変なんです。そこでフードプロセッサーに火を通したさつまいもを入れ、なめらかになるまで回せば、裏ごし要らずで手軽に栗きんとんが完成します。また、さつまいもを電子レンジで加熱して火を通せば、火を使わずに楽に作れてしまいますよ。

おせちを簡単に手作りするために、便利な道具4選

Three Snow 新越ワークス/IHだしとり鍋2

天然だしで本格的な味に、3点セットのだしとり鍋

和食の味付けの基本は、やはり「だし」。手軽な顆粒も便利ですが、おせち料理こそきちんとだしをとってみたい、そんな方も多いかと思います。そこでおすすめしたいこちらは、ステンレスの鍋、ザル、蓋が付いた3点セットの商品。だしをとるときには、削り節や昆布をザルに入れて、あとはザルを引き上げるだけなので、布などでこす作業を省くことができます。

だしをとるときには、風味まで飛んでしまわないように、沸騰させないことが大事。こちらは一般的なステンレス鍋よりも厚手なので、保温性に優れています。そのため、火を止めても温度が下がりにくく、美味しいだしがとれる温度帯をキープできるのがポイントです。鍋の内側には目盛りがあるので、水の量を別途量る必要がないのも嬉しいですね。

KIHARA/角型お重 紅白2段セット

並べるだけで食卓が華やかになる、小さなお重

おせちを作りたいけれど、重箱に詰めるほど量は作らないし、そもそも重箱を持っていない……そんなときに活用したいのが、こちらの小さなお重。400年の伝統を持つ、有田焼の技術をいかして作られています。1段で約幅9cm×高さ4.5cmと小ぶりなサイズが特徴。「2段セット」の白と朱がセットになっており、紅白の色使いがお正月にぴったりです。

1段に料理を1種類入れるのにちょうどいいサイズなので、盛り付けにも悩みません。器のような感覚で使えるので、お皿に移し替えずそのまま食卓に出すことができるのが魅力。余ったおかずを保存しておくのにも便利です。重ねてコンパクトに収納できるから、冷蔵庫に入れたときもかさばりにくいですよ。普段使いもしやすいので、お正月はもちろん年中活躍してくれます。

ヨシタ手工業デザイン室/ステンレスピーラー

軽快に皮むき作業が進む、ステンレスピーラー

おせちには、煮しめや紅白なますなど、野菜の下処理に手間のかかる料理もありますよね。どうせなら、面倒に感じる皮むきなども楽しんでみませんか?こちらのピーラーは、すっきりと美しいデザインの中に、使いやすさの理由が隠されています。まず、ラウンドバーの持ち手は、やわらかく手に馴染んでしっかり握れるため、扱いやすいのが特徴です。

一般的なピーラーでは、皮を厚く剥きすぎてしまったり、力を入れ過ぎて上手く剥けなかったりと、力加減が意外と難しいもの。こちらはオールステンレス製なので、持ち手がしなりすぎず、手の力が刃に的確に伝わります。そのため、刃のコントロールが利きやすく、厚みを自在に操れるんです。余計な力をかけずに使えるので、スムーズに作業が行えますよ。

千葉工業所/キレルワア

切れ味抜群、仕上がりの厚み調整可能なスライサー

野菜の薄切りや千切りを楽にしてくれる、もう一つのおすすめ商品は、こちらのスライサー「キレルワア」です。こちらのつくり手は、業務用のスライサーを開発してきた千葉工業所。最大の特徴である抜群の切れ味で、包丁でも難しいとされるトマトの薄切りさえお手の物です。先端の凹みをボウルなどに引っ掛ければ、スライスするときも安定しますよ。

刃はスライスができる平刃の他、ワンタッチで着脱できる1.0mmと2.5mm幅のクシ刃が付属しています。スライスや細切りの仕上がりは、裏側中央にあるネジを回して0.5~3mmの厚み調整も可能。歯ごたえのある千切りから、繊細な千切りまで、これひとつでできちゃいます。裏面に収納できる保護ホルダーも付いているので、食材の最後の部分まで怪我の心配なく使い切ることができますよ。

手作りおせちは頑張りすぎなくてもOK

おせち料理は新年最初に食べるものだからこそ、いつもより特別なものにしたいですよね。でも、作るのに力を入れ過ぎると新年にまで疲れを持ち越してしまいます。気持ちに余裕を持って新しい一年を迎えるためにも、簡単におせちを手作りするコツや道具を活かしてみてくださいね。

文・構成/藤原さきこ

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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