◯◯の選び方ガイド

洗える天然繊維の毛布、比べてみました

2024年11月13日更新

寒い冬の快眠に欠かせない毛布ですが、ウールなどのあたたかくて蒸れにくい天然繊維のものは意外と家で洗えないものが多かったりします。一方アクリルなどの化学繊維のものは家で洗えますが、吸放湿性が低く、蒸れて暑苦しくなって快眠できないことも…。そのため、当店では様々な「家で洗える」天然繊維を使った毛布を扱っています。

ただ、素材やつくり方によって「あたたかさ」「蒸れにくさ」「肌触り」「軽さ」等が異なり、また、人それぞれ毛布に求める機能や好みが異なります。そこで機能や好みに合ったものが見つけられるよう、洗える天然繊維の毛布を比べてみました。

冬に使う毛布なのであたたかいのは当たり前。意外と見落としがちで快眠に深く関係する「蒸れにくさ」や、体に触れるので好みが分かれる「肌触り」など、是非お好みに合った毛布を見つけてください。

今回比べるアイテムはこちら

  1. 01LOOM&SPOOL/SERENEウォッシャブルウール ニューマイヤー毛布 シングル

    ウールファーなのに家で洗える、軽くてあたたかい毛布

    LOOM&SPOOL/SERENEウォッシャブルウール ニューマイヤー毛布 シングル

    • メリノウール
    • ふかふか
    • 毛足長め
  2. 02三井毛織/シルクの国産ブランケット シングルサイズ

    睡眠の質が確実に上がります!シルクの国産毛布

    三井毛織/シルクの国産ブランケット シングルサイズ

    • シルク
    • なめらか
    • 毛足短め
  3. 03LOOM&SPOOL/FLOOD OF LIGHT コットンニューマイヤー毛布 シングル

    軽くてふわふわあたたかい、静電気が起きにくい綿毛布

    LOOM&SPOOL/FLOOD OF LIGHT コットンニューマイヤー毛布 シングル

    • コットン
    • ふかふか
    • 毛足短め
  4. 04三井毛織/キャメルの洗える国産掛け毛布 シングル

    保温力はウールの2倍!あたたかくて蒸れにくいキャメルの毛布

    三井毛織/キャメルの洗える国産掛け毛布 シングル

    • キャメル
    • 硬め
    • 毛足短め
  5. 05メリノン/ひつじ掛毛布  シングル

    ふんわりあたたかいメリノウールの洗濯機で洗える掛け毛布

    メリノン/ひつじ掛毛布 シングル

    • メリノウール
    • ふかふか
    • 毛足長め

あたたかさと蒸れにくさで並べてみるとこのような感じに。やはりあたたかいものはボリュームが違います。

01LOOM&SPOOL/SERENEウォッシャブルウール ニューマイヤー毛布 シングル

とにかく寒がりでふわふわな毛布が好きな方に

保温性に優れたメリノウールをふわふわの両面起毛で編み上げた、あたたかさと肌触りを極めたニューマイヤー毛布。軽くて柔らかいから、心地よく体を包んでくれます。

保温性は5、吸放湿性は4、肌触りは5
価格

44,000円 (税込)

重さ

約1.7kg

素材

パイル部分/ウール100%、地糸/ポリエステル100%

ウールは他の繊維に比べて熱伝導率が低く、外の冷気を入れずに毛布の中の暖気を逃しません。また、吸湿調湿機能に優れ、蒸れにくい特徴があります。繊維が長く良質な梳毛糸の中でも、特に羊の脇腹の柔らかい部分で作られているので、肌触りはふわふわ、もふもふです。

ウールなのに全くチクチクすることがなく、思わず頬ずりをしたくなるような気持ちよさ。そして、今まで使った毛布のなかで一番あたたかいです。アクリルの毛布を使っていた時は明け方に蒸し暑くて目を覚ましていたのですが、この毛布だと蒸れを感じず朝まで熟睡できています。
保温性に優れた毛布は布団の上にかけるとあたたかく寝られると言われていますが、この毛布に限っては肌触りが良いので身体にかけてその上から布団を掛けるのがおすすめです。
数回洗濯をしましたが、へたったり、毛が丸まってしまうことなくふわふわをキープしているので長く使えそうです。

by バイヤー菱倉

02三井毛織/シルクの国産ブランケット シングルサイズ

乾燥で肌がかさつきやすかったり、なめらかな肌触りがお好みの方に

肌に触れる毛足短めな毛羽の部分はシルク100%で、きめが細かい滑らかな肌触りの毛布。通気性が高いことに加え、コットンに比べ吸放湿性が高いのであたたかいのに熱がこもりにくいです。

保温性は3、吸放湿性は4、肌触りは4
価格

19,720円 (税込)

重さ

約1.1kg

素材

毛羽部 シルク100%、たて糸 綿

細い毛がなめらかで敏感肌でもチクチクしない肌触りのよさにすっかり虜になっています。冬は保湿をしても脚がかさついたりするため、寝具によっては肌がちくちくして眠りが浅くなるのが悩みでした。
シルクは人間のお肌に含まれる成分に極めて近い組成で、保湿機能に優れているため、この毛布を掛けて寝ると、不快感ゼロで安心して眠ることができています。また、冬は寝具の静電気に悩まされていたのですが、シルクは元々繊維自体に水分を含んでいるので帯電しにくく静電気が起こりにくいので助かっています。

by バイヤー加藤

03LOOM&SPOOL/FLOOD OF LIGHT コットンニューマイヤー毛布 シングル

敏感肌や獣毛アレルギーの方に

軽くてあたたかい国産ニューマイヤー綿毛布。お肌に触れる部分は綿100%でやわらかいので敏感肌の方でも安心です。綿なのにふわふわに作っているので保温力も高く、獣毛アレルギーでウールなどの動物の毛を使った毛布が使えない方でもあたたかく寝られます。

保温性は4、吸放湿性は5、肌触りは3
価格

18,700円 (税込)

重さ

約1.35kg

素材

パイル糸(肌に当たる毛羽部分)/綿100%、地糸/ポリエステル100%

両面が起毛していて、毛足の部分にあたたかい空気をたっぷりためられるので、あったかく過ごせています。また、ふっくらとボリュームがあるのに軽いので寝返りの邪魔になりません。
毛足が短い表面は思わず手足や顔をすりすりとしてしまうほどの心地良さ。敷毛布として使ってもあたたかくて気持ちよいですよ。

by バイヤー中井

柔らかいので肌が弱く敏感肌の娘でも安心して使えて重宝しています。ウールの毛布だとあたたかすぎて汗をかいてしまい、首の周りがかゆくなり無意識に掻きむしってしまうこともありました。この綿毛布は汗をかきやすい娘にとって、ちょうど良いあたたかさで、いつも頭までくるまって寝ています。

by バイヤー菱倉

04三井毛織/キャメルの洗える国産掛け毛布 シングル

就寝中の蒸れが気になる方、汗を多くかく方に

保温力がウールの2倍と言われているキャメル(フタコブラクダ)の毛を贅沢に使用した毛布。放湿力も同じく2倍と、就寝中の汗をよく吸って放出するため蒸れにくい特徴があります。毛足が短いので毛羽も出にくいです。

保温性は4、吸放湿性は5、肌触りは3
価格

22,000円(税込)

重さ

約1.4kg

素材

よこ糸毛羽部 キャメル100%・たて糸接結糸 綿100%(二重織り毛布)

とにかく吸放湿性が高いので、羽毛布団と身体の間で掛けることでその性質を最大限に発揮させ、就寝中に蒸れを感じることなく朝までぐっすり寝られました。
キャメルの毛は固いと思っていたのですが、とてもやわらかいのでチクチク感はありません。毛足が短いのでふっくら感は少なく、キャメルの毛が詰まった質感です。また、あたたかいのにかさばらないので、春~秋にかけて収納スペースを大きく取らずに済み助かっています。コンパクトなのにあたたかいので肌寒い時期のキャンプでも活躍中です。

by バイヤー菱倉

05メリノン/ひつじの掛毛布

冷え性だからあたたかく寝たい、けれどコスパも重視したい方に

肌に触れる側に上質なメリノウールを100%使用したメリノンの「ひつじ掛け毛布」。毛足は3cmととても長く、細く柔らかいのでふわふわのムートンのような気持ちよさです。長い毛足にたっぷりと空気をため込めるのでとてもあたたかく、1本1本の繊維が呼吸することで吸湿性・放湿性に優れていて、蒸れにくい特徴があります。

保温性は5、吸放湿性は4、肌触りは5
価格

28,600 円(税込)

重さ

約2.0kg

素材

内側:羊毛100%、外側:ポリエステル100%

初めて見たときは毛足の長さに驚きました。上質なメリノウールだから、1本1本の毛がとてもやわらかくてふかふかの肌触り。素肌でくるまって寝たいほどです。ウール特有の調湿機能もばっちりで、熱がこもらず蒸れを感じずに朝まで寝られました。
洗えるメリノウールの毛布としては比較的買いやすい価格なので、コスパを重視する方にも納得してもらえると思います。毛足が長いので、洗濯後はブラッシングすると長く気持ちよく使えそうです。

by バイヤー畠田

ぐっすり眠るために、あたたかさや肌触り、蒸れにくさを重視するのか、また、あたたかい羽毛布団と合わせて使うので保温性はそこそこあればいいのか、など、どんな睡眠環境にしたいのか考えながら選んでいただくと理想の快眠環境につながると思います。是非参考にしてもらえると嬉しいです。

このコラムを書いた人

菱倉 慎太郎

スタイルストア バイヤー

菱倉 慎太郎

現代は世のなかにモノが溢れかえり、使っては捨てるを繰り返す大量消費社会です。 そんな時代だからこそ流行に左右されず長く使うことができ、そして愛着が増していくモノを厳選してご紹介していきたいと考えています。

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