バイヤーからのお便り

6kgの実から取れるのはわずか1L！あのオリーブオイルが復活

2024年10月22日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。

この度、最高品質のエキストラヴァージン・オリーブオイル「フレスコバルディ・ラウデミオ」、イタリアの老舗専門メーカーが作るバルサミコ酢「バルサモ・ディヴィーノ」「バルサモ・ビアンコ」のお取り扱いを再開しました。当店で2021年までお取り扱いしており、根強い人気を博していたこちらの調味料、記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれません。

かけるだけでシンプルなサラダやグリルが絶品に仕上がるオイルやバルサミコ酢。原料や製法にこだわって作られた、安心して口にできる一品です。

イタリア名門侯爵家が丹精込めて作るエキストラヴァージン・オリーブオイル

中世イタリアの小作人は、自身の領主へ厳選した最高の作物を「貢ぎ物（Laude）」として納めていたと言います。それがこちらの商品名となる「ラウデミオ」の由来。トスカーナ中央丘陵地帯で産出されるオリーブオイルの生産者組合が制定した厳しい基準に合格した、エキストラヴァージン・オリーブオイルだけがこの名を冠することを許されます。

オリーブ栽培に最適な土壌で大切に育てられた3種類のオリーブの実のみを原材料に、まだ青い実のうちに、傷をつけないよう細心の注意を払って手摘みで収穫。48時間以内に一切の化学的精製を加えずに採油し、約2ヶ月貯蔵されます。そうして分離した透明なオイルのみを瓶詰め。6kgの実からわずか1リットルしかとれない貴重なオイルです。

実ったオリーブは、完熟し始める直前に収穫されます。傷みやすい為、作業は手仕事。収穫後は6時間以内に、化学製法を一切使わない伝統製法で採油されます。これにより、酸度0.2%以下という驚きの数値を実現しているのもこちらの特徴のひとつ。

というのも、オリーブの実を絞って採れるヴァージンオイル（一番搾り）の内、酸度が0.8%以下の良質な物を「エキストラヴァージン」と呼びます。その基準をはるかに超えた0.2%以下という数値であるこちらは、正真正銘の最高品質と言えるのです。

そして酸化が進んでいないオリーブオイルほど、口にする時に気になる油っぽさが少なく、オリーブの香りや味わいを存分に楽しむことができます。まるで果汁のような爽やかさだから、サラダやパスタの仕上げに回しかけた時「変に油っぽくなるのが苦手」と感じている方にも是非使っていただきたいところです。

サラダやパスタの仕上げはもちろん、意外にも醤油との相性が良く和食でも重宝するので、お刺身や焼き魚、冷奴に掛けると普段とは一味違う楽しみ方ができます。焼きなすや鰹のたたき、おひたしなどに加えても、新しい美味しさの扉を開けるはずです。

老舗専門メーカーが作る、添加物不使用のバルサミコ酢

こちらはイタリアの老舗専門メーカーが作っているバルサミコ酢。コクがある濃厚な味わいの「バルサモ・ディヴィーノ（写真上）」と、甘味や酸味が強くすっきりとした味わいの「バルサモ・ビアンコ（写真下）」の2種類があります。

いずれも、バルサミコの産地として名高いイタリア・モデナ地方で18世紀から醸造会社を営むマルピーギ社が製造。マルピーギ社はバルサミコ専門の老舗メーカーで、イタリア産バルサミコ酢の約3割を生産しています。

ブドウのしぼり汁のみを原料としており、添加物を一切使っていません。手間をかけて熟成させた深みのある味わいで、本物のバルサミコ酢を手軽に楽しみたい方におすすめです。

1年ごとに材質の違う樽に入れ替えて6年間熟成。さらにその後の6か月はスチール樽で寝かせて、やっと完成

バルサミコ酢として流通している製品の中には、ワインビネガーに香料や着色料を混ぜたものもしばしば見かけます。でも、こちらのバルサミコ酢はワインやバルサミコ酢に使われがちな添加物を一切加えず、厳選されたブドウのしぼり汁のみを原料にしています。老舗メーカーが素材にこだわって作った、安心して口にできるバルサミコ酢です。

黒色の「バルサモ・ディヴィーノ」は、火を通さずに料理の最後にかけるだけで深みのあるおいしさが加わります。ステーキや魚のソテーは塩コショウで焼いた後、わざわざソースを作らなくてもバルサミコ酢をかけるだけで味が整います。グリル野菜や蒸し野菜、サラダにはバルサミコ酢とオリーブオイルを混ぜてかけるのがおすすめです。