バイヤーからのお便り
オーダー締め切り間近!革作家による美しいバッグ
こんにちは、バイヤーの楠です。革物作家の園田さんが手掛けるブランド、sonor(ソナー)のバッグは、どこか凛とした空気が漂っている気がします。中でも、格好良さが際立つのが牛革を使用したバッグです。格好良ければどんな革でも使う、というスタンスは一切なく、「国内でまかなえる国産の革」に限定しているのがsonorのこだわりの一つです。
ただいま、普段当店でお取り扱いのない、2種類の牛革バッグの受注会を行っています。オーダーの受付は10月31日(木)まで。オーダーをいただいてから一点一点丁寧に制作するバッグを、12月中旬頃にみなさんのお手元にお届けできるようにと考えております。普段忙しくしている自分へのご褒美に、上質で特別感のある革バッグを選んでみてはいかがですか。
姫路のタンナーさんによる上質な国産レザー
まずご紹介するMARUZOKOは、その名の通り、丸底でバケツのような型のバッグで、ゴールドの金具が数か所ついているだけという、ごくごくシンプルなもの。余計なデザインを極力避けて、革の質の良さと少しのアクセントを際立たせるというところに、sonorらしさを感じます。
上質な姫路レザーも、このバッグを特別なものに仕立てているものの一つ。平安時代から皮革産業が発達していたといわれる姫路エリアは、革製品の三大産地。その土地で生産される革の中から、革作家のsonorが選んだのは、美しいシボを持つ牛革です。
熟練の職人の手によって、100%植物性のタンニンでなめしている国産の革は、ニュアンスのある色味で、唯一無二の空気を放っていると思います。
少しだけ人と違うという特別感のある型や、思った以上に容量があるところ、そして角がないので体に当たっても痛くないところが丸底のバッグのいいところ。その話を撮影の日に他バイヤーやカメラマン、モデルさんに話したところ、「わかる!丸底って思った以上に使いやすいですよね」と賛同の声が上がったので、丸底バッグがお好きな方って意外といるのでは??と思います。
底の直径が約21cmで上に向かってやや広がるバケツ型のバッグは、長財布を横にしても収納できます。その他のメークポーチや充電器などの小物を入れたポーチ、500mlのペットボトルもすべてきれいに入ります。バッグの中にものをきちんと収納できて、動いても中で小物がぐちゃぐちゃにならない「おさまりの良さ」があるのがいいなと思います。
底板は取り外しが可能です。底板を入れるとバッグの型が保たれて、きれいめのシーンでも持てるテイストになりますし、底板を外すと革の柔らかさによりバッグが少しだけくたっとして、力の抜けた雰囲気になります。
取っ手は2種類ついているので、シーンによって持ち方が変えられます。長い方は型掛けが可能。持ち歩く物が多い日は、無理せず肩掛けしてください。ショートハンドルは、見た目の良さと持ちやすさのバランスを考えて短めに設定されています。ハンドルの縫い目が、手の平に当たらないようにと工夫されているのも、いいなと思うポイントです。
匠が丹精込めて作る最高級の革ポシェット
続いてご紹介するのは、艶のある牛革を使ったポシェットです。sonorがこのポシェットを作るために選んだのは、栃木レザーです。栃木レザーとは、栃木県で作られた革の総称ではなく、栃木県の革メーカーである、栃木レザー社が作った革の事。
熟練の職人の手によって、手間のかかる昔ながらの鞣し工程を頑なに守り続けて生まれる牛革は、艶があってとにかく映えるので驚きました。たとえ革に詳しくない方がこのバッグを見ても、質のいい革バッグというのが伝わると思います。
化学薬品を使わない、自然の鞣し製法の革は、使うごとにより艶を増して、格好よく育ちます。使うごとに育っていく過程も楽しめると思います。
横長の長方形のバッグは、シルバーの金具が1か所ついているだけという、ごくごくシンプルなもの。素材の良さが際立ち、それさえもデザインにしているようなバッグです。
商品名はポシェットとなっていますが、バッグの中の仕様はこの通り。中央にファスナー付きのポケットがあり、側面にはカードが収納しやすい仕切りの入ったポケットもあります。お財布をもたず、直接このポシェット内に必要なお金やカードを収納できるようになっています。
横25cm、縦13.5cmとポシェットとしては大き目なので、他にもスマホやコスメ、ハンカチなど、お出かけの際に必要最低限持ち歩くものは、収納できるのがいいところです。
ここ最近は、パソコンが入る、旅行に持っていけるなど、大き目サイズのバッグをご紹介することが多かったのですが、外出の機会が増えた今、普段のお出かけ時のシンプルな格好に映える、「こなれた」サイズのバッグが欲しいと思っている方もいらっしゃると思います。そんな方にこそ使ってほしい一品です。
今回ご紹介したこの2種類のバッグのオーダーは、10月31日(木)まで受け付けます。ご注文いただいたバッグがお手元に届くのは12月の中旬頃の予定です。真冬のコーディネートを格好よく仕立ててくれる上質バッグがお手元に届くのを、ぜひ楽しみにお待ちください。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。
スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。