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10年使って感じた不満点を解消!決定版の鉄フライパン

2024年04月01日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。

「おすすめの鉄フライパンを教えてほしい」という質問をよくいただきます。お尋ねいただくのは鉄フライパンを使うのは初めてという方から、既に鉄フライパンを使っているけどもう一本欲しいという方までさまざま。

どんな人にも自信を持っておすすめできるフライパンを作りたい、と思っていましたが、「初心者でも使いやすく手にとりやすい」と「使い慣れている方でも満足していただける」の両方の条件を満たすものが、なかなかありませんでした。

そんな中、先日販売をはじめた「鍛冶屋の定番鉄フライパン」は、要望をぎゅっと詰め込んで作った、自信を持っておすすめできる一品。キッチン道具の産地・燕三条で調理道具の企画を行う「basislab(ベイシスラボ)」と、同じく燕三条の鍛冶屋さん、そして当店が一緒に作った、当店初のオリジナルのフライパンです。

鉄フライパンの理想を詰め込んで

私物フライパン

わたしは鉄フライパンを使い始めて10年ほど。はじめて使った時には「道具を変えるだけで料理の味がこんなに変わるの…!?」と衝撃でした。

使っているのは24cmの打ち出し(機械で鉄板を叩いて成形する方法)のフライパン。長年使って油も馴染み、どんどん使いやすくなり、今では手放せない相棒です。そんな中でも「もう少しこうだったら…!」と感じている点を反映して作ったのが、今回の「鍛冶屋の定番鉄フライパン」です。

具体的に、反映したポイントは以下の4つ。

ポイント①炒めものの時に食材が飛び出しにくい「高さ」

私物フライパン

様々な深さの鉄フライパンを持っていますが、一番よく使うのは、高さ5cmほどのオーソドックスな形。直径24cmで、家族2人分の炒め物をするのにちょうどいい大きさです。

ただ、食材を炒めている時に、ぽろっと外に飛び出てしまうことがしばしば。思い返してみると、食材が飛び出る時はいつも「手前から奥」に食材を動かした時なんですよね。

鍛冶屋の定番フライパン

なので、鍛冶屋の定番鉄フライパンは、手前側の高さはそのまま、奥のみ少しだけ高さがある、他にあまりない形になっています。

この高さがあることで、食材を返しやすく、こぼれにくいようになりました。全体を高くするとフライパン全体が重くなってしまうので、奥だけ高い仕様はバランスが良いなと感じています。

ポイント②片手で持てる「軽さ」

鉄フライパンのハードルになりがちなのが、重さ。一般的にフッ素樹脂加工のフライパンは本体がステンレスやアルミのものが多いですが、鉄と比べると軽量な素材のため、はじめて鉄フライパンを使う方は、そのずっしり感に使いにくさを感じてしまうこともあると思います。

鍛冶屋の定番フライパン 24cm

特に重さが気になるのは、料理をフライパンからお皿にうつす時。そこで「料理が入っていても片手で10秒キープできる重さ」を目安に板厚を選びました。 一番大きな26cmでも約860gと、十分使いやすい重さです。

ちなみに、鉄の自体はIHをお使いいただける素材ですが、こちらのフライパンは手打ちのため底面が完全に平らではない可能性があり、また板厚1.6mmと薄めのため底面に歪みが出る可能性があり、IHの使用はおすすめしておりません。画像ではIHのキッチンにて撮影しておりますが、ご留意いただきますようお願いいたします。

ポイント③持ちやすくて、手入れが簡単な「柄」

私物フライパン

フライパンから料理をお皿にうつす時、柄をぎゅっと握りますが、愛用しているフライパンは柄の部分が平らな板で厚みがないため、手のひらが痛いのが気になっていました。

鍛冶屋の定番フライパン

そこで鍛冶屋の定番鉄フライパンは、柄にある程度厚みがあり、幅も細くて手のひらに食い込みにくいようにできています。柄全体の絶妙なカーブも、持ちやすい理由のひとつ。

上:私物フライパン 下:鍛冶屋の定番フライパン

また、柄と本体の隙間の汚れが手入れしにくいのも、地味に気になるポイントでした。そこで、なるべく隙間ができないような溶接に。また、ビス留めだと本体内側にビスが出るため、そこにも汚れが溜まりやすくなりますが、溶接のおかげで本体内側は凹凸がなく、洗う時もらくらくです。

ポイント④ずっと愛用したいと思える「見た目」

そして最後に大切なのが、機能面だけでなく、長く愛用したいなと思える見た目であること。

鉄のフライパンは壊れたりすることもほとんどなく、長く連れ添う一生もの。また、吊り下げて収納される方も多いと思うので、キッチンで目にする度にうれしい気持ちになれる見た目がいいですよね。

余計な装飾がなく、繊細な持ち手の形で、手仕事のあとが感じられるもの。作っているのは、商品名の通り鍛冶屋さん。よくある鍛冶屋のイメージの通り、鉄を赤くして叩いて作っています。鉄を打った跡の凸凹感も感じられて、機械で作られるものとはまた違う、手作りの風合いを感じられます。

長く連れ添う一本になってくれたら、という思いが「定番」と名付けた理由でもあります。使い込んで油馴染みがよくなると、より使いやすくなりますので、ぜひお手元で育てていただけますと幸いです。

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。