みんなの「買ってよかったもの」
白米がごちそうに!我が家の炊飯革命[買ってよかったもの2023 バイヤー畠田編]
こんにちは、バイヤーの畠田です。今年もあっという間に過ぎ去り、「買ってよかったもの」コラムの季節がやってきました。
わたしが住んでいる北海道の町は、日本でも有数の米どころ。家の周りは田んぼに囲まれているので、8月も末になると外に出ると稲穂が色づく様子に季節の進みを感じ、9月に入るとスーパーに新米が並ぶのが待ち遠しくなるようになりました。
キッチンのスペースの都合で炊飯器を手放し、鍋でお米を炊くようになって、かれこれ4年が経ちますが、毎日の白米がおいしいと、食事の時間の幸福感がこんなに変わるんだな〜と感じます。炊く道具だけでなく、今年は保存する道具、洗う道具…とお米まわりの道具のアップデートができた年でした。
片手で開けられるのが楽!スライド式米櫃
ひとつめは「スライド式米櫃」。この米櫃を使い始めるまでは、お米はタッパーに入れて冷蔵庫で保管していたのですが、お米がたっぷり入ったタッパーは重く、冷蔵庫から出すのが大変だったり、プラスチックの容器や枡に静電気で米粒がくっついたりするのが地味にストレスになっていました。
そこで、常温保存でも虫の心配をしなくていい桐製で、片手で楽に開閉できてスムーズにお米を取り出せて、さらに残り少なくなったお米もとりやすくなる一工夫があったらいいな…という思いから、増田桐箱店さんと一緒に作ったのがこちらの米櫃。
増田桐箱店さんの米櫃にはかぶせ蓋タイプのものもありますが、我が家の場合、こういう棚に置くことを想定していたため、スライド式なのがありがたいんですよね。開ける→お米をすくう→締めるの動作がとってもスムーズになりました。
この米櫃を作る中で初めて知ったのが、「虫はお米そのものよりもお米の粉につきやすい」ということ。なので、本当はお米が残り少なくなったら、都度空の状態にして拭き上げて綺麗にするのが一番良いそうです。これまで上から継ぎ足してしまったりしていたので反省。こちらの米櫃に変えてからはクロスで拭き上げてすっきり綺麗にリセットするようにしています。蓋もパカっと外せるので拭きやすく、お米の詰め替えもしやすいですよ。
我が家では5kgを愛用中ですが、大きすぎないサイズ感も気に入っています。目立つ場所に置いておいても雰囲気が良く、見た目にも使用感にも満足しています。
お米を研ぐのが楽になった!持ち手つきのざるとボウル
そして、お米を研いで浸水する時に使っているのが、Three Snowの「プチバスケット」と「藤井器物製作所の計量カップセット」の大きい方。同じブランドの別の商品なのですが、これがぴったりフィットするサイズなのです。
何が良いかというと、どちらも持ち手がついているので、お米を手で研がなくても持ち手を振ってザッザッと洗米できること。ちょっと雑な洗米の仕方ではありますが、お米が流れてしまうこともなく、冬場の水が冷たい時期には水に触れずに済むのでとっても助かります。
さらに、洗米→浸水まで終わって、鍋にお米を移す時も持ち手のおかげでうつしやすいですし、計量カップには内側に目盛りがついているので、炊飯に使う水も計れます。洗米から水の計量までをこの2つで行えるので、洗い物も減り、お米を炊くまでの作業がとてもスムーズになりました。
これまでお米を研ぐ時には直径20cm程度の普通のざるとボウルを使っていたのですが、使った後に水切りラックの中でなかなか場所をとりますし、その日食べる1合分だけを炊くので、よくよく考えるとそんなに大きさは要らないな…と思い、見直しをして辿り着いたのがこの2つの組み合わせでした。洗ったら簡単に水を切るだけで、吊り下げながら乾かすことができるのも便利です。
プチバスケットも計量カップも、ちょっとした茹でものに使ったり、切った食材の一時置きにしたり、調味料や卵を混ぜたり…と、お米を準備しおわった後は料理にも大活躍。必ず毎日の食事の準備で手に取る道具になっていて、これなしでの料理はもう考えられないなーと思う2品です。
残りご飯は木製おひつに入れて、そのままチン!
基本的にはその日食べる分だけを炊くのですが、半端に残ってしまった時のお米の保管場所が、谷川木工芸の「讃岐弁 よしの」。こちら、わたしも初めて見た時は驚いたのですが、レンジでチンができる木製お櫃なんです。
炊きたてごはんを入れても調湿してくれる木製のおひつはいいな〜と思いつつ、でも手入れや洗い物の手間が増えるしなあ…と尻込みしていたわたしには、ぴったりなアイテムでした。
木に急激な温度変化を与えると膨張・収縮して、割れや隙間ができてしまうため、一般的な木製の器は電子レンジが使用できません。でもこちらはおひつの構造や使用する接着剤に工夫をすることで、その点を解決しています。
残ったごはんはこちらに保存し、食べる時はレンジでチンしてそのままいただいていますが、プラスチックの保存容器に入れておくよりもやっぱりおいしい!炊きたての少々べちゃっとした状態のお米を入れても木が調湿してくれていい感じになります。
ちなみに、無塗装の木なので、着色には要注意。油分の多い食材や色の濃い食材などと一緒に食べる時は気をつけています(もし油分のシミがついてしまっても、使っているうちに薄くなってくるそうです)。使い込むと雰囲気も変わりそうで楽しみです。
以上、わたしの2023年お米まわり改革でした。白米は毎日食べるので、研いだり炊いたり保存したり…というそれぞれの工程がストレスなくできることが、日々の暮らしのアップデートにつながっているなと感じます。みなさまの暮らしにもお役立ていただけるアイテムがあれば幸いです。
ちなみに、4年間愛用しているのは「鉄の小さなごはん鍋」です。こちらも使い勝手をレポートしたコラムを書いているので、ご覧になってみてくださいね。
みんなの愛用品「ごはん鍋生活、3年目レポート」コラムはこちら >>
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。