当店でお取り扱いする様々なパンツの中でも、一年を通して人気なのがWESTWOOD OUTFITTERS（ウエストウッドアウトフィッターズ）のテーパードパンツです。2019年に販売開始して以来、複数枚買いされている方も多い「きれいめ無地のタックテーパードパンツ」に加え、昨年新たに「ビッグテーパードパンツ」が仲間入りしました。

ストレッチが効いた生地を使ったこの2種類のパンツは、締め付け感がない、足がきれいに見える、オンオフ問わずに穿ける、お手入れが楽、コスパがいいと、共通する点はあるものの、自分はどちらが似合うのかわからないという方もいらっしゃるはず。そこで、このコラムでは、それぞれのパンツの特徴と、選び方をご紹介します。

2つのパンツの違い

この2つのパンツはいずれもテーパード型。でも、シルエットとサイズ感が違うので、まずはその説明からさせてください。

この2つのパンツはいずれもテーパード型。でも、シルエットとサイズ感が違うので、まずはその説明からさせてください。

【左】ウエスト62～76cm、ヒップ93.5cm、股上25.9cm、股下65cm、裾幅14cm
【右】ウエスト62～76cm、ヒップ112cm、股上31cm、股下59cm、裾幅15cm

両方のパンツのXSで比較すると、ウエストサイズはほぼ同じ。ビックテーパードパンツの方がヒップと股上がゆったりしているのがわかります。

また、ビックテーパードパンツの方が裾幅が広くなっています。膝下のシルエットも、きれいめ無地のタックテーパードパンツよりもゆとりがあります。

ビックテーパードパンツのおすすめポイント

以前、きれいめ無地のタックテーパードを様々な体型のスタッフが穿き比べしたことがあります。その際に、「膝下が真っ直ぐに見えて美脚にみえる！でも、思ったよりも細くて、ふくらはぎの形を拾ってしまうのが気になります…」と言っていたスタッフがいたのです。そんなお悩みが解消されるのが、ビックテーパードパンツの方。

両方の型を穿いた当店のスタッフ（9号サイズ）は、足の型を拾わず穿けるビックテーパードの方が好みだと言っていました。

腰回りがゆったりとしているので、腰骨が張っている私にはこの型の方が似合う気がするとの意見もありました。

きれいめ無地のテーパードパンツのおすすめポイント

ここまで書くと、選択肢はビックテーパードパンツ一択なのでは？と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、きれいめ無地のテーパードパンツには、このパンツにしかない良さがあります。

それは、見た目はパンツですが、着用感は「しっかりめのレギンス」に近いものがあるので、インナーパンツとしても穿けるという所です。最近は足さばきを良くするために、サイドにスリットの入っているワンピースが増え、一枚で着るには抵抗が生まれた私は、実際にワンピースの下に、このパンツを穿いています。

膝下がまっすぐに見えるので、すっきり見えするのもいいなと思うポイントです。

サイズ選びの際の注意点

サイズ選びの際に、ご注意いただきたいポイントがあります。それは、きれいめ無地のタックテーパードパンツはレディースのみ、ビッグテーパードパンツはユニセックスで着られるので、サイズ感が異なるという点です。

こちらは、きれいめ無地のタックテーパードパンツを、身長167cm、9号サイズのモデルがXSからLまでを穿き比べた画像です。ストレッチの効いた生地なので、サイズ合わせをしっかりとしなくてもストレスなく穿けるのですが、細身で穿きたい場合はSを、すこしゆったりと穿きたい方はMがジャストサイズです。

一方こちらは、ユニセックスサイズのビッグテーパードパンツを着用した画像です。シルエットがゆったりとしているので、7号体型の女性はXSを、9から11号体型の方はSを、13号以上の方はMサイズをお選びいただくのがいいかと思います。男性は細身から中肉の方はMを、恰幅のいい型はLをお選びください。

長時間座っていても、立ったり座ったりしても、合間に掃除や洗濯をしてもノンストレス。しかも周囲からはきちんとした服装をしているように見えるという優秀なパンツは、撥水機能もあるので、よごれがしみにくく、雨の日でも水をはじいてくれるのがいいところ。

真夏以外の3シーズン履ける便利なストレッチパンツは、カジュアルにも穿けますし、お仕事着としても穿ける便利な一本。ぜひ、ご自分に合った形をお選びください。

テーパードパンツは苦手…という方は同じ素材のロングワイドパンツもあります。ぜひご覧ください。

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。
スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。