バイヤーからのお便り

幸せを逃さないと言われるピンキーリングのススメ

2024年05月02日更新


こんにちは、バイヤーの楠です。まだ私が販売員の頃、「幸せは右手の小指から入って、全身を通り、左手の小指から逃げていくから、せっかく入った幸せが逃げないように、左手小指にリングをはめるといいのよ」と教えてくれたのは、当時の店長でした。

当時、そう教えられた私は、そこからは毎日左手にピンキーリングをはめ続けているのですが、数年前にMEGUMI TOYOKAWA(メグミトヨカワ)のデザイナーの豊川さんと商談をしている際にも、全く同じことを言われたのです。豊川さんはイギリス留学時代に出会ったジュエリーデザイナーに、同じ言葉を言われたのだとか。

アクセサリーをこよなく愛する人達によって伝えられてきたこの言葉は、科学的な根拠は何もないけれども、「きっとそうなんだろうな」とすっと体に入りました。

縁起のいいモチーフのピンキーリング


その会話がきっかけとなって、豊川さんにはピンキーリングをリクエストし、作っていただくことが多くなりました。ブライダル用のジュエリーの制作も手掛けるこのブランドのピンキーリングは、ブライダルジュエリーと同様に、身につけた方が幸せになるように、との気持ちが込められています。


当店からのオファーを受けて、一番最初に作っていただいたのが、上の画像のadjustable combi ringです。シルバーと10Kの1本の線がそれぞれ交差して繋がっている形がメビウスの輪のよう。中央の交差部分が固定されていないので、バネのように広がります。それでアジャスタブル(調整可能)リングというわけです。


こちらは、小指にはめているのが、撚る(よる)=縁ると言葉の意味をかけているYori ring。そして、中指に付けているのが、丸いモチーフが繋がった円(えん)=縁と言葉の意味をかけている〇ringです。


シルバーとゴールドをミックスしたデザインなので、普段はシルバーアクセしか身につけない方、またはその逆の方でも、抵抗感なく付けられるのもいいなと思います。


こちらは、波型のwave ring のシルバーとゴールドを2本重ね付したもの。シンプルなデザインですが、表面に入れた槌目が光をキラキラと反射させるので、上品な存在感があります。

洋服に合わせてではなく、お守りのように毎日身に着けるアクセサリー。シルバースミス(銀細工職)としてイギリスでキャリアを築いた豊川さんの作るピンキーリングは、どれも、女性ならではの強さと華やかさを兼ね備えたものでした。

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このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。