バイヤーからのお便り

【先行】秋から5か月間着まわせる、ウールリネンの美シルエットコート

2023年08月18日更新

上質な天然素材を使用し、大人の女性の体にフィットするアイテムを作り出すことに定評のあるブランド、MB(エムビー)が得意とするアイテムの一つが、コートです。中でも、ウールリネン素材は長年ブランドが使用し続けてきた素材。

良質なヨーロッパリネンに、メリノウールをブレンドしたテキスタイルは、ほどよくふっくらした風合いで、秋から初冬、春先まで約5か月という長い期間活躍する厚みと素材感が最大の魅力です。最近は本格的な冬が来るまでは気温の高い日も多く、アウター無しでは不安だけれど、かといって厚手のコートを着るほどではないという期間が長くなっています。そんな時にもおすすめのアウターです。

ただいまこちらの「ウールリネンヘリンボーンコート」の予約をお受けしています。

ヘリンボーン織りのウールリネンはとても希少な生地です。リネンとウールを交互に織るのは高度な技術を必要とするため、国内でも限られたメーカーしか作れないからです。そんな素材を国内の工場で丁寧に縫製するため、限定数のみの生産となります。一生モノになりそうな特別なコートを、この機会に是非チェックしてみてください。

長期間活躍する秘密は、素材にあり

チャコール

「ウールリネン」という素材、聞きなれない方も多いかもしれません。それもそのはず、こちらは国内でも作ることができるのは限られたメーカーだけという、大変希少な素材です。

良質なヨーロッパリネンが90%、メリノウールが10%ブレンドされたこちらの素材は、植物繊維であるリネンと、獣毛であるウールという異なる性質の素材を交織して生地にしています。これは技術的に大変難しく、限られた職人さんにしかできないことなのだそうです。織りあがると、ふっくらとした奥行きのある質感の、ドレープの美しい生地になります。

麻は通気性も良くさらりとした肌触りが特徴、ウールは調湿効果に富み、発熱作用を持ち、軽くてふんわりと暖かい肌触り。その独自の性質の良いところを掛け合わせ、その特徴を引き出し、うまく調和させているため、春先の羽織りとしても、初冬の肌寒い時期にも活躍する素材なんです。  

着やすさにこだわった、素材を生かすシンプルデザイン

ずっと定番として飽きずに着て頂きたい、そんな思いから、奇をてらわないデザインとなっています。

シャープなシルエットですが、ゆとりがあるので、ボリュームのあるニットとも柔らかな春先のブラウスとも好相性でインナーを選びません。背中にはタックが施され、適度なゆとりを持たせてくれるので、中に着込んでもシルエットはもたつきません。

              

着る人をえらばないテーラードカラーは、首元がすっきり見えるデザインです。スヌードやストール、マフラーを上に巻きやすいのも嬉しいポイントです。

生地の美しさを生かすために、デザインは極力シンプルになっています。やや立ち上がった襟元は、ボタンを留めても外してもサマになるように、計算されたシルエットです。織地やドレープの美しさが引き立つよう、ポケットも脇に配してすっきりとさせています。重ね着をしてもゆとりのあるドロップショルダーだから、肩の動きを妨げないのも嬉しいポイントです。

身長160cm(9号体型)、チャコール着用

こちらは身長160cmのスタッフが着用したところです。ふくらはぎが隠れる着丈で、袖は手の甲にかかるくらいです。長めの着丈がドレープの美しさとマッチしていて、「ハンガーにかかっている時よりも、着たほうが断然かっこいい!丈もしっかりしているので、これなら11月くらいまで活躍しそうです」とのことでした。

身長157cm(7号体型)

こちらは身長153cmのスタッフが着用したところです。小柄さんには向かないかも、と心配でしたが、着てもらうと「小柄な人にも合いますね!」とスタッフ本人もびっくりするくらい良く似合っていました。

袖は少し長かったので、二折りするとちょうど良くなりました。

春先や初秋はコットン素材のカットソーやニットの上にさらっと羽織って、肌寒くなってきたらニットの上に、さらにストールやスヌードをプラスするとあまり冷え込まない地域なら冬もOKと、ずっと出番が続くのがこちらのコートです。こだわりの上質素材の質感は、長く着るほどに味わい深くなっていきます。定番として、ずっと長く愛用頂けると思います。

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。