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[花一輪]2月24日 ミモザ
日々暮らしている中で、
お花や植物がそばにあると
少し良い気分で過ごせるような
気がします。
生きているものだから、
刻々と変わっていく四季や
普段は目に見えない「時間の流れ」を
ふと気づかせてくれることも
ありますよね。
お気に入りの花器に、
季節の草花を一輪だけ。
たくさんの種類のお花を飾るのも
素敵だけれど、お家で無理なく
長く続けたいなと思った時、
一輪、もしくは一種類から
気軽にはじめてみるのも
良いんじゃないかなと思いました。
お花屋さんで季節のお花を買ってみたり
お庭から草花を摘んできたり。
ささやかで慎ましくて、
でもちょっとだけ幸せな気持ちになれる、
そんな「お花のある暮らし」の一コマを
綴れたらと思い、このコラムを
はじめることにしました。
この企画は、スタイルストアとも縁が深い
中目黒の花屋 ex.(イクス)の
田中 彰(たなか あきら)さんにご協力を
いただいています。
お花のことから田中さんの生い立ち、
お花を活けるコツや愛用の道具まで
いろいろお話を伺いましたので
ぜひインタビュー記事もご覧くださいね。
日めくりカレンダーのように、と
言いたいところですが、
週に1回くらい、のんびりと更新して
いく予定です。これから
お付き合いいただけると嬉しいです。
2月24日 ミモザ
ミモザは、3月から4月のお花。
この時期お花屋さんをのぞくと、
少し早めにミモザが並んでいる姿を
よく見かけます。
小さくて鮮やかな黄色いお花は、
お部屋の雰囲気やそこにいる人の
気分まで明るくしてくれそうです。
終わりの時期を迎えたら、
ドライフラワーにして楽しむのも
おすすめ。
ちょうど10数年前の学生時代、
ヨーロッパでの貧乏旅行中に
フランス ニースでお花のお祭りが
開催されていました。
お祭りの主役のお花だったのがミモザ。
カーニバル後にブーケをいただき、
近くにいたマダムにおすそ分けしたら、
少女のような顔で大層喜んでくれました。
ミモザを見るたび、そんな記憶を
思い出します。
いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。