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平鍋で蒸し焼きにするだけ!絶品のじゃがいもに

2022年02月08日更新


「道具が料理の腕を引き上げてくれるな」と実感している調理道具があります。PETARIの 耐熱陶器鍋「Shallow Pot」もその中のひとつ。この鍋で蒸し焼きにするだけで、じゃがいもがホックホクの絶品になります。

仕事や家事、育児が忙しくて時間がない。でもおいしさはあきらめたくない!そんな方におすすめな平鍋です。今回は、実際に普段どんな風に使っているかもあわせてご紹介いたします。

しっとりおいしく調理できる理由

シンプルに蒸し焼きしただけなのに、じゃがいもがご馳走になります


フライパンなど焼くことが得意な調理器具は様々ありますが、 耐熱陶器で作られた鍋もそのひとつ。中でもPETARIのような耐熱陶器素材で作られた「陶板」は、 他素材と比べて蓄熱性が高く、保温力が持続するのが特徴です。

陶器が発生する遠赤外線効果によって食材にじっくりと熱が伝わる分、水分が飛びにくくパサつかずにしっとり、ほっくりと仕上がるのもポイント。


食材の旨みや甘みは、タンパク質がアミノ酸に、デンプンが糖に分解されて、はじめて感じることができると言われています。そして、甘みが一番引き出される温度は、40~60度を通過する時。土鍋は熱くなるまでに時間がかかる(=熱伝導が低い)分、この温度帯を金属素材と比べて約1.5倍の時間を掛けてゆっくりと通過するから、甘みが引き出される時間が長くなり、それが美味しさに繋がるという訳ですね。

ちなみに、特にじゃがいもがおいしく感じられるのは、デンプンが含まれている量が多いからかなと思います。


また、PETARIの場合は蓋がぴったりと重なります。密閉ではありませんが、陶器の鍋にしては隙間があまりないので、より効率的に熱が回ります。

火を止めた後に余熱で調理ができるので、コンロを占領せず放置するだけで調理できる点も良いなと実感しています。

手軽&放置で、絶品おかずが完成

この日は小ぶりのじゃがいもを使いました


実際にPETARIを使ってさまざまな料理を作りましたが、一番この鍋の良さを体感したのは、蒸し焼きのじゃがいもを作った時でした。

「作った」と言えるような大それたことはしていないのですが、調理方法は至ってシンプル。

1、家にあるいつものじゃがいもを洗って鍋に並べる。

2、オリーブオイルと塩胡椒をお好みの分量をかけて、水を50mlまわしかける(ちょっと良いオイルと塩を使うとさらに味が良くなります)

3、蓋をした状態で、中火で約10分ほど蒸し焼きにする

4、コンロから下して、蓋をしたまま10分ほど放置

ただこれだけです。


蓋を開けるとこんな感じ。オイルを控えめにしてバターをのせてもおいしいです。手間を掛けなくても、道具が勝手に良い仕事をしてくれるんですね。

あと、この時お鍋の半分くらいは玉ねぎを大きめの串切りにして入れておくと、玉ねぎからも水分が良い感じに出ておいしくなりますよ。


お肉もしっとり焼くことができますが、まずは普段常備している野菜をPETARIで蒸し焼きにしてみてください。一番この平鍋の本領が発揮されると思います。直火はもちろん、電子レンジ、オーブン、ラジエントヒーターにも対応しているのも嬉しいところです。

また、焼いているうちにどうしても焦げてきます。そんな時には、重曹と水を入れて火にかけ、その後冷ますと、焦げた部分がはがれやすくなります。もし気になる場合はお試しくださいね。焼き目が気になる方は、釉薬の色が濃い目のチャコールブラックをお選びいただくのがおすすめです。

「手軽においしく」を実現してくれる平鍋。ぜひこの機会にご覧くださいね。

このコラムを書いた人

中井 明香

スタイルストア バイヤー

中井 明香

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。