テーマ別おすすめアイテム

生活スタイルにマッチする、使いやすいゴミ箱の選び方

2022年02月15日更新

生活する上で、必ず必要になる「ゴミ箱」。ニオイや虫が気になる生ゴミに関しては、専用のゴミ箱を使って、特にしっかりと管理する必要があります。

とはいえ生ゴミの扱いはご家庭によってさまざまです。ゴミ出しの日が決まっている方、生ゴミの量が多い上にゴミ出し日が限られている方、いつでも生ゴミを出せる環境の方など。その人の生活スタイルによって、使いやすいゴミ箱も変わってきます。

そこで今回は、生活スタイルごとのゴミ箱の選び方をご紹介します。さらに当店おすすめのゴミ箱を3点、ピックアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。

生活スタイルに合ったゴミ箱の選び方

それではゴミ箱の選び方を、さまざまな生活スタイルに合わせてご紹介していきます。ご自身の暮らしによりマッチするのはどんなゴミ箱か、ぜひご検討ください。

ご希望1:ゴミ出し日が決まっているので、ニオイ対策ができるものがいい

ニオイを逃がさない工夫がされている、密閉性の高いものがベスト!

ゴミ出しの曜日が地域ごとに決まっていて、1週間のうち、特定の日にしか生ゴミを出せない…という方が大半だと思います。1週間に2度出せたとしても、生ゴミを2~3日ほどゴミ箱の中に入れておくことになり、そうなると気になってくるのはニオイの問題。

その場合、ニオイを漏らさない設計になっているアイテムがおすすめです。例えば蓋が圧着密閉できる構造になっているゴミ箱であれば、ゴミを入れた後のニオイ漏れを防いでくれるので、周囲に生臭さが広まってしまうことがありません。

さらにゴミ袋の着脱が楽なものであれば、より理想的。ゴミ箱を開けている時間が長いと、その間にニオイが漏れ出してしまうので、開け閉めの時間が最小限、かつ密閉性が高いものがベストです。

ご希望2:生ゴミが多く出るので、量を減らして管理を楽にしたい

処理機能を備えたゴミ箱を検討してみてください

生ゴミを出せる日が決まっていて、さらに家族の人数が多く、生ゴミが多い。そんな方には、ニオイ対策ができるのはもちろん、ゴミの減量にもなる、処理機能つきのゴミ箱がぴったりです。

生ゴミ処理機にはさまざまなものがありますが、例えば乾燥により生ゴミの水分を飛ばし、量を減らす仕組みの製品なら、減量しながら雑菌の繁殖を抑えられます。ニオイ、虫対策も同時に行えるので、生ゴミを出せる日までのストレスを軽減できるはず。

中には処理した生ゴミを、肥料として使用できる製品もあります。ゴミを減らしたい方はもちろん、家庭菜園やガーデニングが趣味の方にとっても便利です。

ご希望3:生ゴミをいつでも出せるので、コンパクトさや手軽さを重視したい

卓上に置けるような、シンプルかつ小型のゴミ箱を選びましょう

24時間365日、いつでもゴミを出せる環境にお住まいの場合は、密閉性や処理機能よりも、手軽な使い心地を重視して選ぶのが良いでしょう。ニオイや虫をあまり気にする必要がないので、生ゴミが出たとき、いつでもどのお部屋でもさっと使えることのほうが大切です。

ゴミ箱の中には、テーブルやカウンターの上に置いて使えるような、とことんコンパクトなものもあります。小型のゴミ箱をキッチンの流しのそばに置いて、出た生ゴミをすぐ入れて、こまめに回収してゴミ出し…というサイクルを繰り返せば、ニオイや虫が気になることもありません。

中にはスリムなスタンドに紙類をセットし、小型のゴミ受けとして使えるアイテムもあります。密閉性やニオイの少なさでは劣ることが多いですが、頻繁にゴミ出しできる方にとっては、便利なアイテムですよ。

生活スタイルに寄り添う、使いやすいゴミ箱3選

シールズ 9.5 密閉ダストボックス ホワイト

ニオイ漏れを徹底的に防ぐ、シリコンパッキンつきのフタが特徴

「生ゴミを出せる曜日が決まっている」「ゴミの日までにニオイやコバエが発生してしまう」という方におすすめなのが、こちらの密閉ダストボックス。フタを閉じたとき、シリコンパッキンで圧着密閉できる設計で、ニオイが漏れるのをしっかりと防ぎます。

ニオイや虫対策としてフタつきのゴミ箱を選んでも、わずかな隙間からニオイが漏れてしまい、結局時間が経つと臭くなる…というケースは多いもの。こちらのゴミ箱はニオイ漏れを徹底的にガードするので、ゴミ出しの日が限られていても、ストレスなくゴミを管理できます。

またゴミ袋のセッティングが簡単なのも魅力の一つ。袋をかぶせた状態で、両端の丸いホールに指をギュッと入れ、上からフタをかぶせるだけでOKです。ゴミ袋の脱着の際に起きるニオイ漏れも、最小限に抑えられます。

機能は十分ながら、見た目はシンプルでスタイリッシュなので、目立つ場所に置いてあっても、お部屋の雰囲気を損ねません。また壁に寄せて置いたとき、壁との間に隙間ができない形状なので、省スペースで設置できます。

なお、こちらは9.5サイズですが、もう一つ、25サイズのお取り扱いもあります。9.5サイズはキッチン上などにも置けるコンパクトなサイズ感で、1~2人暮らしのご家庭や、子供部屋用、トイレ用など、場所を限定して使うときにぴったり。

25サイズは床置きに適したサイズで、3人以上のご家庭で、ゴミの量も多い場合には、こちらの方がおすすめです。用途や、家族の人数にあわせて選んでみてください。

えらび手のコメント:様々な生活用品を扱うメーカー、ライクイット。「シールズ」は、スタイリッシュで置く場所を選ばないデザインと、使い勝手の良さが人気のゴミ箱シリーズです。今回登場したのが、そのシールズの新型、密閉ダストボックス。スッキリとしたスタイリッシュな見た目はそのままに、ニオイを外に漏らさない「蓋」に特徴のある一品です。(バイヤー・菱倉 慎太郎)

家庭用生ごみ減量乾燥機 パリパリキュー

生ゴミを乾燥させ、量とニオイを減らす

ゴミを出せる日が決まっていて、さらに生ゴミの出る量が多くなってしまう場合には、「パリパリキュー」のような処理機も便利です。処理機にもさまざまな種類がありますが、こちらは温風で乾燥させるタイプ。雑菌の繁殖、ニオイやコバエの発生を防ぎつつ、生ゴミの量を減らせます。

生ゴミのおよそ80%ほどは水分なので、乾燥させることで、かさが約1/5ほどに減少。ゴミ出しの回数を減らせて、「生ゴミが多くて、ゴミ箱に入りきらない!」というストレスが軽減されます。

また60〜80℃の低温で乾燥させていく仕組みで、粉砕する機能もないため、発火や異物による故障を防ぐためのゴミの仕分けが不要です。つまようじなど細かなものをいちいち取り除く、という面倒な作業をしなくていいので、時短にも繋がります。

乾燥させた処理物は、細かく砕くことで有機質肥料としてもお使いいただけます。コンポストより手軽で、なおかつ虫も集まらないので、家庭菜園やガーデニングを楽しんでいる方には特におすすめ。

また乾燥中はニオイが漏れないよう、さまざまな工夫がされています。活性炭脱臭フィルターを搭載しており、処理中の温風はすべてフィルターを通って排出される仕組みです。

また特許技術の「負圧空間設計」により、運転中は空気を吸い込む形になるので、ニオイ漏れがありません。処理中も処理後も、生ゴミのニオイを防止できますよ。

えらび手のコメント:パリパリキューの本体のサイズは幅23cm奥行27cm高さ27cmとA4サイズの用紙くらいで、一度に1kgの生ごみを処理できるとは思えないほどコンパクト。他のキッチン家電と並べて置いていただけます。生ごみを捨てる時、手で触ったり、汚い汁が垂れたりするのは仕方ないと思って我慢していた方も多いはず。生ごみ処理の不快感をぐっと少なくしてくれるアイテムです。(バイヤー・畠田 有香)

SOGU/PAPER POCKET HOLDER

不要な紙を挟むだけで、卓上ゴミ箱に変身

いつでもゴミを出せるので、生ゴミのニオイにそれほど気を使わなくていい…という場合は、密閉性が高く多機能なゴミ箱よりも、シンプルで気軽に使える「PAPER POCKET HOLDER」をおすすめします。

本体はステンレス製のスリムなスタンドで、スリット部分に不要な紙を挟むだけで、小さなゴミ箱に早変わり。例えばキッチンの台の上にセットし、料理中に出た生ゴミを入れて、最後にまとめてゴミ袋に入れる、なんて使い方も可能です。

新聞紙やチラシなど、水分を吸いやすく消臭効果も期待できる用紙を使えば、野菜くずなど、水気の多いゴミを入れてもOK。中に入れたゴミは紙ごと捨てられるので、本体は汚れず、清潔に使い続けられます。

重量約17gの軽量さで、持ち運びが楽なのもポイント。料理をするときはキッチンで、食事中はテーブルの上で、仕事をするときはデスクで…と、いつでも好きな場所で使えます。

また見た目に「ゴミ箱」感が少ないので、卓上に置きっぱなしでも不衛生な印象がありません。食事中に出るゴミ受けとして目の前で使っても、清潔な印象なので、ノンストレスです。

ゴミ箱としてだけでなく、マスク受けや小物入れとしても使えます。自宅用とは別に、バッグの中に入れて携帯しても便利。生ゴミを溜めておく必要がない方は、こうした手軽なゴミ箱を上手く使うことで、キッチンやテーブルまわりをすっきりさせられますよ。

えらび手のコメント:SOGUの「PAPER POCKET HOLDER」は、不要な紙を挟むだけで丁度良いサイズのゴミ箱が作れるアイテムです。ゴミが溜まったら紙ごと捨てられるのも便利な特徴。有料化したビニール袋をゴミ袋にする後ろめたさも、本体に残る汚れもない、エコで清潔な便利ツールです。(バイヤー・畠田 有香)

まとめ

生ゴミの管理の仕方には、多くの方が頭を悩ませていると思います。生活スタイルによってゴミ箱に求められる機能もさまざまなので、自分に合った製品を選ぶことが大切。今回ご紹介したゴミ箱は、適した使い方はそれぞれですが、どれも使い勝手のよさにこだわって作り上げられた一品ばかり。今お使いのゴミ箱では、ニオイや手軽さに不満があるという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

文・構成/上野智美

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

スタイルストア

スタイルストア 編集室

スタイルストアのお客さまに、日々の暮らしをアップデートするコツや、商品の選び方などのノウハウをご紹介するコラムをお届けしています。