みんなの「買ってよかったもの」

私をあたためる天然繊維[買ってよかったもの2020 バイヤー柳沼編]

2020年12月09日更新

バイヤーの柳沼です。2020年といえば、自分にとって今までになく「買い物の中身」も変化した一年でした。

外出の機会がめっきり減ったこともあり、人目や見映えを気にすることなく、本当に自分が求めているものにお金を使うことができたようにも思います。

一方で、自分を健康にしておくことや免疫力を高めるにはどうしたらいいか、ということにいつも以上に意識が向いた年でもありました。

そんなわけで、私の「買ってよかったもの」に共通するのは、自分を包んであたためてくれる天然繊維のもの。カシミヤのスヌード、ウールの靴下、綿の毛布の3点です。

モンゴルより届く、カシミヤ100%のスヌード

まず最初はハートオブモンゴリアのカシミヤスヌード。在宅ワークが増え、一人で長時間過ごす部屋が寒い。暖房はなるべくつけたくない(乾燥肌で温風が苦手です)。合間に家事をするので邪魔になりにくいものを、ということで初めてスヌードを購入しました

ショートヘアなので、着脱の際に髪が乱れるのではないか?という懸念と、スポーツ選手のネックウォーマー的なイメージもあって、カジュアル過ぎる巻き物かなーと思っていたのですが、実際使ってみたらこれが機能的。化粧後に着けてもメイクで汚れない程度のゆとりがあり、ほとんど髪も乱れません。

パッとかぶった後に、上と下を内側に入れ込むと、丸みが出て形が決まります。

両端を内側に入れ込むことで、形がまとまる+首とスヌードの隙間が埋まって暖か。

1日中着けっぱなしでも軽いので負担にならず、ゴミ袋の入れ替えやお風呂掃除など、下を向いたりかがんだりする作業もスムーズ。

小さなお子さんがいるお客さまも、両手が空いて、マフラーと違って巻き直しの手間がないということで、重宝すると仰ってました。

私の購入色ベージュは完売してしまいましたが、グレーも使いやすいお色でおすすめです。

靴下が気持ちいいとこんなに幸せ!ウールジャガードソックス

首の次は足。靴下が気持ちいいと、1日中こんなに幸せなんだ!と感激したのが、NISHIGUCHI KUTSUSHITA(ニシグチクツシタ)のウールジャガードソックスです。

私は、私服は100%パンツ派で、もともと靴下は目立たないシンプルなのが好み。黒やグレーの無地ばかり選んでいました。

しかし、はらぱんやアンクルウォーマーをしても、足先が冷えることがあり、これは靴下の素材を見直してみようと購入したのがウールジャガードソックスです。

いやーもっと早く買えばよかった。ほわほわのウールが足を包む気持ち良さといったら!洗濯もので数足の靴下があったら、真っ先にこの靴下を履いてしまいます。履きすぎて初代はすぐかかとが擦れたので、今は4足揃えました。

こちらのウールジャガードソックス、ウールの混率が93%と高いんですよね。今ランダムに調べてみたところ、モンベルさんのメリノウールトレッキングソックスでウール58%、L.L.Beanのメリノウールラグソックスでウール77%でした。

ま、これは混率が高ければいいわけでもなく、西口靴下のウール93%というのは、ほわほわで暖かい分、着用頻度が高いと摩耗が早かったりもするのですが、足入れした瞬間からずっと続く気持ち良さはやっぱり格別なんですよね。

ウールソックスにしてはお手頃価格な点もファクトリーブランドならでは。ぜひ西口靴下さんにはこのシリーズで柄違いをたくさん出してほしいなと思っています。

ウールかと思ったら綿だった!軽くて暖かいニューマイヤーコットン毛布

買ってよかったもの、最後はLOOM&SPOOLのFLOOD OF LIGHT コットンニューマイヤー毛布です。こちらは完全なるジャケ買い。見た目に惚れて買いました。

毛布や布団は寝室でかなりの面積を占めるアイテム。素朴な天然繊維のものも好きだけれど、やっぱり寝室に入るたび、好きなデザインが目に飛び込んでくると気持ちが上がります。

10月からこの毛布と羽毛布団で寝ているのですが、正直10月は暖かすぎるぐらいでした。あまりに暖かいので、ウールの毛布だったかと勘違いしていたほどで、このコラムを書くために素材を見直したら、綿100%だったのでびっくり。

湯たんぽを併用しているせいか、今のところ暖かすぎるぐらいなので、冬場も快適に使えそう。こちらも肌触りが最高なので、真冬になったら、シーツの上に敷いて寝てみるつもりです。

天然繊維の毛布でルックスがいいものってなかなか出会えないですよね。このグラデーションとニュアンスのある色合いは、商品ページに書いてある通り抽象画のような存在感。見るたび嬉しく、眠るたび幸せで、毎晩買ってよかったと思いながら一日を終えています。

以上柳沼の買ってよかったもの2020でした。次はバイヤー菱倉にバトンを渡します。皆さんの「買ってよかった」もぜひつかい手の声で教えていただけたら嬉しいです。

このコラムを書いた人

柳沼 周子

スタイルストア バイヤー

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。