バイヤーからのお便り

ほっこりしない!すっきり見えするリネンワンピース グリーン

2020年02月28日更新

n.o.f.l(ノフル)の新作が届きました。このワンピースは、毎年春になると販売する定番アイテム。リネン素材のワンピースというと、どこかほっこりとしがちですが、オリジナルの素材とシルエットにより、すっきりとしたかっこいい雰囲気に仕上げているので気に入っています。今年は当店用につくってもらった色も含め、顔周りがパッと明るくなる、きれいな色が揃いました。

このワンピースがすっきり見えする理由

リネンは10年後が一番美しいと言われていますが、とはいえ安価なものも多く、質も様々。これまで多くのリネン素材の服を見て、触れてきましたが、10年後に美しく育つなと感じるリネンに共通するのは、とろみです。n.o.f.lのワンピースに使用しているのは、リトアニアで作っているブランドオリジナルのリネン生地。少し肉厚、そして艶と、とろみがあります。

古くからリネン産業が盛んなリトアニア。そのリトアニアを含むバルト諸国最大の規模と技術を誇るLINAS社でこちらの生地は作られています。紡績前の原料から生産・加工等の全行程を自社工場で管理して生産されるリネンに、さらにソフト加工を施しているんです。この生地が柔らかく、とろみがある理由は、LINAS社が持つノウハウがいかされているからなんですね。

着るとこの通り。とろみから生まれるドレープによって、縦長に見える。これがすっきり見えする理由の一つです。

2つめのポイントはサイズ感です。リネン素材のワンピースがほっこりして見える大きな要因はサイズです。楽に着られることを重視して、全体的にゆったりとしたシルエットにしてしまうブランドが多い中、n.o.f.lは一工夫しているんです。

ジャストサイズの肩ラインや程よい開きのネック周りなど、上半身をすっきりとさせ、裾に向かって広がるAラインに。全体的にゆったりとさせるのではなく、あえてメリハリをつけたシルエットにしたんです。

昨年の春に販売した同型のワンピースについてのつかい手の声で、サイズ感がわかるものについて、ご紹介します。

「身長158cm、普段トップスは9~11号、ボトムスは11~13号サイズを着用しています。全体的に大き過ぎず、かと言って窮屈感もなく、首元の空き具合も絶妙です。」

「肩幅が広い体型なのできついかなと心配でしたが大丈夫でした。」

ゆったりシルエットでないと、サイズが気になるところですが、7~11号と比較的幅広いサイズの方にきれいに着ていただけます。このモデルは上半身が7号サイズ。少し肩まわりに余裕があります。なので9号~11号の方は、肩の位置もぴったりだと思いますよ。

瀬戸内の自然を感じるカラー

すっきり着やせして見えるとなると、色違いで欲しくなるアイテムです。そこで、カラーをご紹介すると、ブルー、グリーン、ライラック、チャコール、ネイビーの全5色。

春の瀬戸内海をイメージした、明るいブルーは、昨シーズンから販売している色。実は今年、このブルーは販売しない予定だったのですがリクエストし、当店用にわざわざ作ってもらいました。

こちらは爽やかなグリーン。高知県を流れる美しい清流、仁淀川の「仁淀ブルー」にインスピレーションを受けて生まれた色です。

こちらはピンクが混ざったライラック。4月~6月に開花するライラックの花のように、華やかで可愛らしい色です。

ベーシックなチャコールグレーは、少し赤みがかったニュアンスのある色です。

ネイビーは春の瀬戸内の夜空をイメージした色。空気がきれいで、ダークネイビーな空が広がる香川の夜が目に浮かびます。

すっきり見えするこのワンピースが、定番品として毎年春に発売されるのは、当然の事かもしれません。カジュアルにもきれいめにも着られる便利な一着は、自分にとっても、定番の一着になると思います。

このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。

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