バイヤーからのお便り
財布をL-zipにしたら、何グラム身軽になれるのか?
当店でここ数年、一番売れている長財布がPOMTATAの「L-zip」です。中でも一番人気はPARMENTシリーズ。お客さまの中には、「色違いをリピート買いした」「予備を買い足した」と一人で2個以上買われる方もいらっしゃるほど。
薄い、カードが14枚も入る、小銭入れが使いやすいなど、高評価の理由は様々ですが、個人的に一番推したいポイントは「財布そのものの軽さ」です。下の写真はL-zipの素材バリエーションと重さを記したもの。
左3つのピッグレザー(豚革)バージョンは、すべて90g前後。ちなみに一般的なL-zipの長財布は140~170g前後が多いので、右2つの牛革バージョンも比較的軽い方です。
90gという軽い財布に替えてみたら、いつもの長財布はどのぐらい軽くなるのか?当店スタッフの私物の財布で実験してみました。
【1】財布も重いし、お守りも入れたい40代女性の場合
いつも立派な財布を抱えるスタッフAは、信心深く、一粒万倍日に財布を新調するなど金運トレンドにも敏感です。お札を曲げるなんてもってのほか。フリーポケットに、お守りやおみくじを入れて持ち歩くそうです。
財布を選ぶときは、デザイン重視。「財布が軽いか重いかなんて、考えたこともない」のだとか。さて軽量L-zipに中身を入れ替えてみたら、どうなるでしょうか。
もともとの財布に入れていたものを、ほぼそのまま収納。厚みもだいぶスッキリしたと思いますが、いかがでしょうか?
ただし、見た目のスマートさを重視すると、大量の小銭は約半分に、御守は一番大きなサイズのものを一つ諦めてもらう感じになりました(右がはみ出た分)。
入らないことはないのですが、かなりパンパンになって、カードが出し入れしにくくなってしまいます。お守り一つと小銭10枚を減らすぐらいなら、調整可能な範囲かと思いますが、いかがでしょう。
【2】口金&重厚な革で財布自体が重め、30代女性の場合
次は、作家の手仕事やナチュラルな素材感を愛するスタッフB。一貫して有名ブランド財布とは無縁なタイプ。見せてくれた財布の中身にも、写真展や美術館の半券が複数枚入っているのが印象的です。
彼女の場合は、中身は多くないものの、財布自体が重いパターン。特に口金は金具+口枠の重さが加わるので、ホックやファスナー式より一段重くなりますね。軽量L-zipに入れ替えてみたら、さて、どのぐらい軽くなるでしょうか?
中身を全部入れ替えて、総重量は200g程度。重さ36%減となりました。もともと財布にさほど厚みはなかったため、見栄えの変化は少なめでした。が、持ち比べた本人は「軽っ!」とマイナス118gの体感差にびっくり。
【3】重くないけど厚めの財布を愛用中、20代女性の場合
最後は、ブランドの二つ折り財布を愛用中のスタッフC。見せてもらって驚きの厚み。小銭入れが外付けで、縦入れカードをフルで使用し10枚収納。財布の仕様上、どうしても厚くなりやすいタイプですね。
重さの変化は・・・
こちらも全量を入れ替えて、マイナス93g、約30%減となりました。しかし、一番の違いが出たのは「厚み」ですね。下の写真をご覧ください。
財布の厚みは、5分の一ぐらいになりました。いやー薄くなりました。
財布そのものがかさばるタイプだと、小さめのバッグを持つ際、財布だけでかなり内部スペースを占有してしまいますよね。その点、薄いL-zip長財布の場合、小さめバッグでも効率よく荷物を収納することができます。
というわけで、今回3名のスタッフの協力のもと、財布とその中身を公開しての入替実験を行いました。たかが100g、されど100g。毎日持ち運ぶ荷物の一つである「財布」が軽くなると、思いのほか快適に感じられると思います。
荷物を軽くしたい、という皆さんに、ぜひおすすめのL-zipシリーズ。特に軽いのが以下の3種類です。
財布はやはり「牛革」がいい、という方には、以下がおすすめ。
春財布=張る財布(財布が膨れるぐらい、お金に恵まれるの意)ということで、年明けから春にかけて財布を新調するのは縁起がいいと言われています。が、財布はあまり詰め込みすぎない方が、型崩れもせず、軽くお持ち頂けるのでおすすめです。
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こちらはL-zipの中でも、ファスナーの引手が削り出しのパーツで、全体的に重厚感のあるタイプ。
「丁寧に長く使いたい、THE PITHの財布」
大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。