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シンプルで機能的な「木製まな板」を手に入れよう
つい欲しくなる木製まな板の魅力的メリット
ぬくもりを感じる木製のまな板
毎日の食事作りに欠かせないお料理の小道具といえば、包丁とまな板です。まな板には、プラスチックやゴムを素材にしたものもありますが、ぬくもりを感じる木製のまな板の人気は抜群。プロの料理人も愛用する木製のまな板の魅力的なメリットは大きく3つあります。
1.シンプルで機能的な使いやすさ
木製まな板のメリットの1つは、シンプルで機能的なこと。毎日使う道具だからこそ、使いやすいものを選びたいものですね。その点、木製のまな板はプラスチック製のまな板に比べると食材が滑りにくいと言う特徴があります。トントンとリズミカルな包丁の響きも楽しめる優れもの。お料理の腕前も上達したような気分になれるまな板です。
2.おしゃれな見た目
さらに、ナチュラルな雰囲気を感じさせる木製まな板は、おしゃれな見た目でも人気を集めています。キッチンに出しっぱなしにしておいても気にならないという方も多いはず。素材によって色や木目の出方も異なるので、何枚も持っているという方もいらっしゃいます。
3.多目的に使える
木製のまな板は、そのデザインにもよりますがさまざまな使い道ができるフレキシブルさもメリットの1つです。まな板としてはもちろん、チーズボードやパン用のプレートとしても使うことができます。おうちカフェ風にランチョンマット代わりに使ったり、鍋敷きとしても活躍。ほかの素材のまな板に比べると、活躍の幅が広いですね。
使いやすさは刃あたりの違いにあり
木製のまな板は包丁の刃あたりが良い
刃あたりという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。包丁を使ったときに、包丁の刃がまな板にあたることを刃あたりと言いますが、木製のまな板はプラスチック製のまな板に比べて刃あたりの感触がやわらかく、疲れにくいと感じる方が多いようです。その原因は、まな板自体のやわらかさにあります。
まな板に使われる木の種類
木製のまな板は、さまざまな樹種が素材となっています。代表的なものに、イチョウやヒノキがありますね。どれも適度なやわらかさが特徴的な種類です。また、やわらかな木は、復元力も高いので包丁の刃によってついた傷を自然と薄くすることもあります。
ポイントは木目
木には木目がありますが、色の濃い「冬目」と色の薄い「夏目」に分けられています。「冬目」は木目の幅が狭くなっていることからもわかるように、緻密で硬い部分。反対に「夏目」はやわらかい部分になります。1本の木から板を切り出す際に、「冬目」が密になっている部分は硬いので刃あたりを強く感じるでしょう。
木製まな板のデメリットは?
1.お段が高い
木製まな板のデメリットは、プラスチック製まな板に比べるとお値段が高いこと。プラスチック製は低価格なので、傷がついたり汚れが目立ってきたら気軽に買い替えることができますが、木製はそうもいきません。けれど、1枚板のまな板の場合、汚れや傷が目立ってきたらカンナをかけることで新品同様になり、長く使うことができます。
2.重たい
プラスチック製やゴム製に比べると、木製のまな板は重たいと感じる方が多いようです。大きさや素材によって多少の違いはありますが、どうしても薄くて軽いプラスチック製やゴム製のまな板に軍配が上がります。重さが気になる場合は一回り小さなサイズを選んでみましょう。その場合でもA4サイズ程度の大きさは必要です。
3.お手入れが大変?
木製まな板の最大のデメリットと考えられているのがお手入れの大変さではないでしょうか。カビが生えやすい、食材を切るたびに洗うのが面倒といった声をよく聞きます。けれど、木製まな板のお手入れ方法はそれほど難しいことではありません。続いてお手入れ方法をご紹介していきましょう。
木製まな板のお手入れ方法
コツをつかめば簡単に
木製まな板は、お手入れが大変そう・・・と思われる方もいらっしゃることでしょう。けれど、ポイントさえつかめばそれほど複雑ではありません。簡単にできる木製まな板のお手入れ方法をご紹介します。
基本は「使う前に水で濡らす」こと!
まな板のお手入れ方法は、実は使用する前から始まっています。ポイントは、食材を切る前にまな板を水にくぐらせ軽く水分を拭き取ってから使うこと。こうすると、まな板の表面に水の膜ができます。この膜が、食材の色移りやにおい移りを抑えてくれるのです。
タワシと水でゴシゴシと!
木製まな板を洗う道具は、昔ながらのタワシがおすすめ。木目に沿って洗うことでタワシの繊維がまな板についた汚れをかき出します。洗うときは、まず水で洗うようにしましょう。汚れがついた状態でお湯を使うと、お肉やお魚のたんぱく質が固まってしまい、落としにくくなってしまうからです。
洗剤とお湯は最後に!
水洗いしたまな板を手で撫でて汚れの残りがないかをチェックしましょう。においのチェックもお忘れなく。油分が残っていたり食材の匂いが残っているときは洗剤を少量使ってもOK。最後にお湯で洗い流します。
乾燥はしっかりと!
洗い終わったまな板は、しっかり乾燥させることが大切。側面や裏面も乾いたふきんで拭き、立てて乾かすと効果的です。風通しのいいところに置いておきましょう。直射日光を長時間当てると乾燥しすぎてひび割れや反りの原因にもなるので要注意。
カビが発生してしまったら?
気を付けていても、梅雨時などはカビが発生しやすい時期。万が一、木製まな板が黒ずんでしまったら、漂白剤に浸したふきんをまな板に貼り付けて2~3時間放置してみましょう。その後紙やすりで表面をこすってカビを落としてもOK。どうしてもだめな場合はカンナで表面を削ってみましょう。
「woodpecker」の代表作!「いちょうのまな板」
おしゃれな木製まな板が見つかるブランド
それでは最後に、おすすめの木製まな板が見つかるブランドをご紹介します。まずは「いちょうのまな板」で知られる「woodpecker(ウッドペッカー)」。軽く水はけのよいいちょうを素材に、長く使えるまな板を作っている岐阜県にあるブランドです。こちらは「いちょうのまな板 まる」。国産のいちょうの1枚板を使用し、無塗装でしあげています。
ユニークな形のまな板も
持ち手の部分がとんがったユニークなまな板「いちょうのまな板 とんがり」も人気です。上述の「まる」とともに、それぞれ大・中・小の3サイズ展開。キッチンのサイズや使い勝手を考えてお好きなサイズをお選びください。また、「woodpecker」では、カンナによるまな板の削り直しを有料で行ってくれます。
プレートとしても活躍するカッティングボード
「woodpecker」の人気アイテムには、まな板のほかにカッティングボードもあります。カッティングボードは、本来パンやチーズを切るときに使い、そのままテーブルに出すことができるキッチンツール。「woodpecker」の「桜のカッティングボード」は、厚みがあり存在感もたっぷり。丸・角・小の3つのタイプがそろいます。
四万十ヒノキを素材にした「TOSARYU」のまな板
耐久性が高く水はけのよいヒノキは、まな板の素材として古くから人気があります。中でも、高知県の四万十川流域で育つ四万十ヒノキは、ほかのヒノキに比べると油分が多いのが特徴。そんな四万十ヒノキを使った「TOSARYU(土佐龍)」の「スタンド付まな板」は、S・M・Lの3サイズ展開。スタンド式なので収納場所を取りません。
日本の四季をイメージした「OAK VILLAGE」のまな板
「MOTTAINAIの森 」
オーダー家具の工房として知られる「OAK VILLAGE」とテキスタイルデザイナーのセキユリヲさんがタッグを組んだ「MOTTAINAIの森 カッティングボード」は、日本の四季をイメージしたデザインが魅力的。国産の木材を使い、水のしずくのような、1枚の葉っぱのようなやさしいフォルムにおしゃれなデザインがあしらわれ、キッチンのインテリアに花を添えてくれます。
シンプルで機能的な木製まな板を使ってみませんか
木製まな板のメリットやデメリット、お手入れの方法とおすすめブランドをまとめてご紹介しました。シンプルで機能的な木製まな板は、コツをつかめばお手入れ方法もさほど難しくはありません。プラスチック製に比べると高価格ではありますが、長く使えコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。キッチンをおしゃれに彩ってくれる木製まな板を使ってみませんか。
インテリアをはじめ、雑貨やファッション、アートなど美しいものが大好きです。夫と二人の息子、犬と猫と一緒に暮らしています。