バイヤーからのお便り
オーバーサイズパースという発明品
今年の6月にご紹介して以降、
人気のバッグがあります。
それがこちら、アントレの
オーバーサイズパース。
長財布とクラッチバッグの中間
といった感じのアイテムで、
今まではこちらの5色でしたが、
このたび新色のゴールドが仲間入り!
当店スタッフも待ち望んでいた
上品なゴールドは、
まるでアクセサリーのように、
装いに華やかさを添えてくれます。
と同時に、使い勝手のいい財布兼
クラッチとして活躍するスグレモノ。
今日は充実の機能を紹介しつつ、
オーバーサイズパースの魅力を
余すところなくお伝えします。
「普通より遥かに大きい財布」
クラッチを扱う女性の所作は美しい
「Over size purse」を訳すと
「普通より遥かに大きい財布」。
この遥かに大きい財布のデザイナー
塩川恵美さんは、ニューヨークの
ファッションスクールParsons出身。
このデザインの原型となるバッグが
生まれたのは2011年ですが、
当時の日本では、今ほどクラッチが
市民権を得てはいませんでした。
でもニューヨークの女性は、それは
素敵にクラッチを持つ人が多く、
塩川さんは、そのしぐさや佇まいの
美しさに魅せられていたそうです。
とはいえ、いわゆるクラッチバッグ
というのは、ファッションとしては
素敵でも、バッグとしての実用性は
ほとんどない、というものばかり。
クラッチのクールさを残しながら、
最低限のモノが収納できる形を
追求して生まれたのが、
「オーバーサイズパース」でした。
一度使うとやめられない便利さ!
財布+「α」に女性が嬉しい機能満載
長辺27cm×短辺11cmと、
大き目の長財布というサイズ感。
開くとこんな感じで、中央に
ファスナーポケットが2つあります。
その一つを仕切りとして、一万円札と
それ以外を分けて収納できます。
もう一つの仕切りの横には
領収証などの収納がおすすめ。
ファスナーポケットの両サイドには
カード入れが6箇所ずつあるので、
12枚分入れることができます。
ファスナーポケット2箇所のうち、
一つは小銭入れにして頂き、
もう一箇所は、私の場合、会社の
セキュリティカードと鍵入れに。
ラウンドファスナーでぐるっと
閉まるので、iPhoneのように少々
重量感のあるものを入れても安心。
ハガキや3つ折りのA4書類も入り、
旅行のときはパスポートケース
としても便利に使えます。
あと、そんなにしょっちゅう持ち歩く
機会はないものの、通帳が一緒に
収められるのも嬉しい点です。
これはもはや発明品の域に入る
ファッショナブルに持てるのが嬉しい
細く長いストラップがついていて、
この長さや幅も絶妙です。
手首に通しても野暮ったくなく、
こういうささやかなところに、
つくり手の塩川さんが、女性の
手元を「美しく見せる」ことを
ちゃんと意識して作ったのだな、
ということが垣間見えます。
このストラップが、クラッチの難点
「手がふさがる」という事態から
つかい手を救ってくれるので、
買物のときも、旅券ケースとして
使うにも、すこぶる便利。
なおかつかっこよく持てる、
ときたら、つい欲しくなりませんか?
今回の新色ゴールドを初め、
シルバーやペールピンクなど
メタリックカラーはパーティバッグ
としても使える華やかさ。
美しく、クールに、デザインと機能が
両立した名品です。
大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。