バイヤーからのお便り
いいカゴは暮らしの財産になる
わたしが密かにライフワークにしている
のは「いいカゴ」を集めること。
「いい」の定義は、天然素材で、
手しごとでつくられたもので、
かつ使いやすいもの、
といった感じでしょうか。
しっかりしたものを買おうとすると
決して安くはないカゴですが、
一度買い求めてしまえば一生もので、
しかも、いくつあってもこまらない。
あればあるだけ収納に使えて、
少しずつ家を整えられて、
更には彩ってくれる・・・
そんなすばらしいアイテムだなと思います。
今回ご紹介する「COTAN(コタン)」の
竹やラタンのバスケットは
心底いいカゴだな、と
思ったもののひとつ。
ほとんどが日本ではなく
アジア諸国で作られていますが、
その理由は「海外で作る方が安価だから」
だけではなく、「その土地の素材や技法が
優れているから」。
日本でもなじみ深い竹や籐などの
素材をつかったカゴは、ベトナムや
ミャンマーといった土地でも
古くから愛用され、優れた製造技術が
培われてきた、生活に根付いた
いわゆる「民藝」でもあるんですね。
その素材や技法を見つめ直し、
さらにそれを日本の生活に合うような
デザインに仕立て、高度な技術を持つ
伝統工芸士によって手作業で作られる
COTANのバスケット。
その質の高さは、国内の高級旅館や
ホテルなどでも使われていることからも
伺えます。
さて、前置きが少し長くなりましたが
COTANの中でも特におすすめなのが、
スタイルストアのロングセラーである
「竹ランドリーボックス」。
側面、底面はそれぞれ違う編み方で
仕上げられており、その網み目が
本当に美しい。
湿気がこもらないように上げ底に
なっていたりと、細やかな気配りも
されています。
内布がついているので
中にいれた物を傷つける心配がなく、
しかも、この布で蓋もできるため
中身を隠せてすっきり見える、という
見た目も機能も考えられた優れものです。
もちろんランドリーバスケットとしても
使用できますが、中の布を取り外す
ことができないため、汚れ物を入れるのが
ためらわれる、ということもあり
・一度着たけどまだ洗わない服を入れる
・帰宅後の鞄の置き場にする
・リビングで読みかけの雑誌やブランケットを入れる
という使い方をしている方が多いようです。
そんな風に、鞄や服・雑誌を
一旦入れる、という使い方をする場合、
毎日頻繁に出し入れするから
丈夫さも大事。
COTANが選ばれているひとつの理由は
その「つくりのよさ」もあると思います。
雑誌3冊、本6冊、ブランケットを入れて
持ち上げてみても、全くたわむことなく
安心感のある丈夫さでした。
カゴ自体が軽いので、中身を
たくさん入れても持ち運びは軽々。
一般的にアジアリゾートなどの
イメージが強いラタンの製品も、
COTANのものはモダンかつ和に合う
雰囲気に仕立てられていて、
「和でも洋でもどちらでも使える
雰囲気のカゴ」というのは
実はなかなか貴重だな、と思います。
4年振りに、COTANの新商品が入荷しました
今回、4年振りのCOTANの新商品として
お取り扱いを始めたのは、
ラタンのオーバルバスケット。
こちらは白い塗料を一度塗布してから
拭き取って自然な風合いにしてあるため、
ナチュラルテイストのお部屋にぴったりな
雰囲気です。
いいカゴは暮らしの財産。
少しずつでもお気に入りのものを傍に置いて
暮らしに役立てていただければ、と思います。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。