バイヤーからのお便り

着たほうが涼しいと感じる夏のニット

2017年05月07日更新

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「着たほうが涼しいと感じる夏のニット」

このタイトルは、ニットブランドsuelo
(スエロ)のデザイナーの言葉。

デメリットのほうが頭に浮かぶ「夏のニット」
も、プロ達の手にかかれば涼しく着られる
快適なアイテムに変わるのです。

リネン布の部分使いが効いているプルオーバー

はじめにご紹介するのは、ボーダー
ニットのプルオーバー。

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ひとえにボーダーといっても、sueloの作る
「ボーダー」とは、色を変えるのではなく、
編地を変えて柄を作ったもの。

ヨーロッパでも有数のリネンの紡績メーカー
だったハード
マンズ社のリネン糸を使って
編まれています。

麻の葉の先のやわらかいところだけを
使っているというハードマンズ社。
厳選した原材料と紡績技術をもって作られて
いるニットは、通常のものよりも光沢があって
やわらかいニットに仕上がります。

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柔らかいからこそ、いきてくるのが
裾のデザインです。紐を絞るとこの通り。

ごわつかず、あくまでもささやかに
膨らむんです。

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そして私が、「これは他には無いな」と
感じるポイントがこちら。襟ぐりには無地の
ニットが、そして袖口にはフレンチリネン布
を使った切り替えが入っています。

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リネンのニットは数多くありますが、
こういった程よいデザインと大人っぽさは
他にはないところ。
「リネンのニット」ではなく、あえて「sueloの
ニット」をオススメする理由がここにあります。

細いリネン糸で編んだロングカーディガン

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帽子/当店限定品、バッグ/Encachette(近日発売予定)

続いてご紹介するのは、もはや定番の
アイテムともいえるロングカーディガンです。

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細いリネン糸の強度を増すためにナイロンを11%入れています。

かなり細いリネン糸で編んでいるので、
薄く、透け感のある素材。
薄いのに、麻特有のプツプツとしたネップ
(糸のかたまり)があって、なんとも
夏らしい雰囲気なんです。

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首元の日焼け対策を考えて、衿周りは
少しボリュームを持たせています。
衿周りにボリュームがあることで縦長
シルエットが強調されて、すっきりとして
見えるんですね。

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少し肌寒い日はもちろん、エアコン
対策にも活躍しそうな一着です。

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夏場のニットは洗濯が面倒・・・と思う方も
いらっしゃると思いますが、ご自宅での
手洗い洗濯も可能です。

麻は吸湿性と抗菌性が高い素材で、
湿度の高い日本の風土にこそ適している
ので、
「着た方が涼しく感じる」のだそう。

ニットのプロが夏を快適に過ごす為に作った
のは、涼しくおしゃれに着る為に考えつくされた
一着でした。

このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。