◯◯の選び方ガイド
食卓に涼しい雰囲気を!おしゃれな食器の選び方&使い方
そろそろ季節は初夏の兆し。新しいお皿を取り入れる恰好のタイミングです。洋服の衣替えと同じように、食器も季節によって使い分けると食事の時間がより楽しみになりますよね。夏メニューを美しく盛るコツや、食器を選ぶ方法、使うシーンについても、この機会に一緒に考えてみませんか?
夏メニューを美しく盛るコツは?
ブルーでひんやり感をプラス
水の波紋をイメージしたおしゃれな器「サブロウ」のガラス皿は、ガラスの粉を散りばめて焼き上げた一皿。色味がパステルがかっているせいか、目に優しく心がリラックスできる色あいです。
冷製パスタの盛り付けには一工夫を。中心を少し高めにし、お山のようなかたちに盛りつけすると立体感が出ておいしそうな見た目になります。ブルー系のお皿を使えば涼しさがより一層高まりますね。おしゃれなおうちカフェが実現します。
縁が太いお皿はボリューム感を感じさせる
直径18cmのお皿は使い勝手が良く、サラダなどの盛り付けにも向いています。縁のあついお皿はボリューム感を感じやすいかたち。少量の食事でも量を多くみせたい方におすすめですよ。
夏の定番おそうめんも薬味とともに盛り付ければゴージャスになります。
グリーンとホワイトは清々しいイメージ
グリーンとホワイトのお皿をチェックしてみましょう。
同じサブロウのものでもカラーが異なると雰囲気もガラリ。フルーツなどのカラフルな食材は、ホワイトのお皿が一番きれいに映えます。グリーンのお皿へ料理を盛り付けると、添え物のような雰囲気が加味されますね。品数が少なくて色味が乏しい料理の場合、カラーのお皿を使ってみてください。
アイテムが際立つブルー系
ブルー系のお皿は食欲抑制効果が働くと言われています。ブルーの色が心を落ち着かせるからだそう。また、イエローとブルーを組み合わせると片方が強調されるようになります。つまり、パイナップルがより目につきやすくなるという仕組みです。
北欧アイテムを感じさせる色合いも人気の秘訣。
半透明皿は食べ物に立体感をプラス
食卓をシックにまとめたいけれど、黒いお皿はインパクトが強すぎ…との声もあります。そんな時は、ブラウングリーンのお皿を使ってみましょう。ガラス作家・辻井剛さんが手がけるfrescoでは、ハンドメイドで造られた半透明のお皿が人気です。
光のあたり具合で食べ物が反射するのはおもしろいですね。少量ずつ盛り付けするパーティーアイテムに使用すると華やかさが加わります。クラッカーの横に立体盛り付けしたサラダを添えれば、立体感も加わります。
別皿に盛り付けると地味になってしまうアイテムは、ぜひ重ね盛りしてみてください。
とっておきのドリンクはどう楽しむ?
お疲れ様のビールはお山模様
夏になると夜のビールは至福のひととき。缶を開けてゴクゴクも良いですが、一手間加えておしゃれなグラスに注いでみましょう。
群馬県に居を構える月夜野工房では、山を連想させる突起入りのグラスが人気です。グラス側面には雲をイメージした色が彩色され、ビールを注げば夕焼けの世界がグラス内に広がります。
思わず突起をツンツンしてみたくなる、とってもかわいらしいかたちをしていますよね。
自宅用にはもちろん、贈答用としても人気のお山グラス。贈る人、贈られる人の両方がニコニコな気分になります。
飾り付け次第でこんなにおしゃれ
飾り付け次第でいかようにも変わるグラスにも注目してみましょう。
インドの老舗実験器具メーカー「VISION GLASS(ビジョングラス)」のLHペアは、オーブンや電子レンジ、冷凍、食洗機にも使える優れもの。実験メーカーらしく、すべてのシーンで使用可能な質実剛健さが人気です。
炭酸や水を注いだだけでは味気なくても、コップの縁にライムを挟んでみたり、レモンを浮かべるとおしゃれアイテムに変身してしまうのです。このテクニックは他のグラスでももちろん可能。ぜひお試しください。
ねじり入りのグラスで立体感をプラス
ワインはどんなかたちのグラスで飲んでいますか?ねじりをきかせたタイプのグラスは変化球的な感じもしますが、注いでみると液体に陰影がつき、グラスがキラキラ輝きます。
「ヒロイグラススタジオ」のロンググラスは、飲み物はもちろん、パフェなどを盛り付けても映えますね。どっしりとした重さが手に馴染みやすく、扱いやすい一面も併せ持っています。
変わったかたちのワイングラス
ワイングラスはステム(長い足)がついていると思いきや、ステムがないタイプのグラスも存在します。OTTOTTOのワイングラスHEBEは、コロンとしたかたち。気軽な家飲みに適したサイズです。ステムを手に持ってワインをくゆらすのもおしゃれですが、たまには両手を添えてまったりとお酒タイムを楽しんでも良いですよね。
グラスには3種類あります。ERRYKE(エリケ)、WARIKI(ワリキ)、HEBE(ヘベ)は、それぞれ微妙にかたちが異なります。一見、頼りなく見えるフォルムでも、すべて底面は平らになっています。傾けた時の姿はほろ酔い気分の人のようですが、使い勝手は上々です。
スイーツをきれいに盛り付けよう
角皿に丸い食材で凸凹感を出す
スイーツ用の食器は丸皿が多いですが、たまには角皿を使ってみましょう。
サブロウの角皿小なんどbは、12cm角のガラス製器。角皿は丸皿に比べて自己主張度が高く、しっかりした印象を与える効果があります。半透明の透け具合も心地よく、角の出っ張りのおかげで口にした食べ物の記憶も残りやすいのだとか。「今日はとっておきのスイーツ」という気分の時にいかがでしょう。
アップにしてみると表面のつぶつぶがわかります。透けないガラスだからこそ出せる味がありますよね。フルーツの盛り合わせやケーキを載せても美しく仕上がります。
中を見せるのが素敵
夏のスイーツは、透明グラスを使用し、中見せタイプにしてみても素敵ですね。ナッツやシリアルとヨーグルトを層にした簡易スイーツも、透明だからこその出来栄え。
VISION GLASSのGLASS KATORIEは、計算されつくされた大きさです。スイーツだけでなく、冷製スープや調味料を入れて食卓に出してもさまになりますね。
通年使用可能な白皿は配置を工夫して
通年使用可能なシンプルな白い丸皿。小鉢やソーサーとしても使用でき、汎用性の高いアイテムです。夏のティータイムで使用する際は、並べ方に注目してみましょう。
スイーツは重ね盛りをするとゴージャスにみえる一方、色が多く目に飛び込んできます。夏のデザートは爽やかさを感じたいもの。お皿を複数使いし、テーブルの上で白の面積を増やしてみましょう。とたんに爽やかなイメージが広がります。POTPURRI(ポトペリー)のプレート5枚セットは植物や動物が描かれており、牧歌的な雰囲気。柄が統一されていなくてもうるさく感じないのは良いですね。
ガラスで造られたアイテムは夏のイメージ。けれど、使い方を変えてみると、季節問わず使用でき、とびきりセンスの良いシーン提案が創り出せます。ぜひ今年は涼しげな食器を仲間に入れてみてくださいね。