バイヤーからのお便り
大人の女性の為の柄物いかがですか
展示会のシーズンが始まりました。
何件もの展示会を周っているうち、
いいブランドとめぐりあえるのですが、
その反面、印象の薄いブランドは記憶から
追い出されてしまうのも事実。
展示会シーズンが終わってみると、圧倒的に
記憶に残るブランドはほんのわずかです。
本日ご紹介するTRICOTEは、展示会
シーズンに数多く見たブランドの中でも
圧倒的な存在感。
デザイン性と機能性を兼ね備えた点も
含め、他には無いなと思う要素が盛り
沢山のブランドでした。
私がTRICOTEに惹かれた理由
その1、オリジナリティーの高い柄とカラーリング
フランス語で「編まれた」という意味を持つ
言葉TRICOTE(トリコテ)は、その名の通り
ニット=編みを得意とするブランドです。
刷毛でペイントしたような絵柄のこちらの
バッグ。色の組み合わせや、目の細かい
しっかりとした編地のテキスタイル等、
どれをとっても他にはないものでした。
それもそのはず。ニットの生地開発から
テキスタイルのデザインまで、全てを
自分たちで行うというこだわりっぷり。
そして、そんな彼らのこだわりを
形にしているのは、熟練した技を持つ
国内工場の職人達なんですね。
独特の柄が印象的な取っ手も、強度の
あるコード紐を使用。細部にわたって
ブランド側の強い意志を感じます。
その2、1つで2度おいしいデザイン
実はこちらのバッグ、表と裏でカラー
リングが違います。上の画像のバッグの
裏面は・・・
鮮やかなグリーンを基調にしたさわやかな
カラーリング。
ピンクを基調にしたかわいらしい
印象のバッグの裏面は・・・
シックなモノトーンのカラーリングに。
表と裏のトーンを変えることで、
がらりとバッグの印象が変わります。
様々なテイストが味わえる、1個で2度おいしい
バッグになっているのです。
その3、軽くて持ち運べるニット素材
ある雑誌の調査によると、一般的に
女性の持つバッグは、荷物を含めると
4kg前後という事が判明。
4kgと聞くとかなり重いと感じますが、
確かに革のバッグでお弁当やペットボトルを
持ち歩くとなると、あっという間に
そのくらいにはなるかもしれません。
でもTRICOTEのバッグは素材がニット地
という事で、かなり軽量。
バッグ単体だとわずか265gなんです。
通常の革のトートバッグでだいたい800g程
なので、このバッグの軽さを数字で実感
しました。
これだけ軽いと、サブバッグとしても使えます。
ニットなのでくるくると丸めてコンパクトに
持ち歩くことも出来ますよ。
「らしさ」満載の靴下もあります
見た目にも楽しい柄もの靴下
TRICOTEの人気アイテムでもある
靴下もお取り扱いがスタート。
バッグ同様、こちらもTRICOTEらしい
独特の色合わせと図柄です。
柄はプリントではないので、表面に凹凸が
出来て面白い表情をしています。
少し派手かなと思う柄も、履いてみると
この通り。履くだけでシンプルな格好を
おしゃれに見せてくれるのです。
スタイルストアには靴下フェチを公言する
スタッフが数人います。そこで、TRICOTEの
靴下を見せたところ、想像以上の大反響が。
デザインものの靴下はよくあるが、大人が
履けるデザインものの靴下って意外と
少ないのだそう。さっそくお買い物の準備を
始めていました。
デザインだけではなく、もこもこしていたり
表面がボコボコしていたりと、素材感も
豊富。目で見て楽しい、触ってみてさらに
楽しい靴下です。
TRICOTEのアイテムは色使いや柄が
独特で、一見、派手なアイテムに見えがち。
取り入れるのを躊躇する方もいると思いますが、
シンプルなコーディネートを引き立てて
おしゃれに見せてくれる優秀な脇役なんです。
酸いも甘いもかみ分ける大人の女性の遊び心を
くすぐるアイテム達です。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。
スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。