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蒸れずにあったかく過ごしたい!冬の2大お悩み 冷え&蒸れ攻略法

こんにちは、バイヤー加藤です。
いよいよ冬らしい寒さが到来、クローゼットから厚手のセーターやボトムスを引っ張り出して着こんでいる、という方も多いと思います。袖を通してしばらくはあったかぬくぬくと幸せ……なのに、アウターを羽織って家を出て、てくてく歩いて、暖房のきいた電車に乗って、オフィスに着く頃には汗ばむ事態に。汗と蒸れでイライラ、なんて経験はありませんか?
寒いのは嫌、蒸れるのも嫌。だからこそ、蒸れずにあたたかく過ごせるコーディネートの工夫を真剣に考えてみました。
衣服内気候って知っていますか?

少し時をさかのぼって、東京では史上最多の年間猛暑日を記録した今年の夏。試行錯誤しながら涼しい装いを研究していた私は、同じ気温でも、蒸れを感じるか感じないかで、快適度が大きく変わることを実感しました。
今まで、「涼しい」「暖かい」の2軸で服やインナーを選んでいたけれど、「蒸れ」を気にしたらもっと健やかに過ごせそう、それはきっと冬も同じ。そう思って衣服と湿度について調べてみたら、「衣服内気候」というワードがあることを知りました。
「衣服内気候」とは、「衣服と皮膚の間の温度・湿度・空気の流れ」のこと。天候を変えることはできないけれど、衣服内気候を調節することで、快適度は大きく変化します。一般的には、一年を通して服と肌の間の温度が31℃~33℃、湿度が40~60%RHだと人は快適と感じるのだそうです。
これを冬場のコーディネートに置き換えると、「汗を素早く吸い、蒸れないインナーに、蒸れを放出する羽織りやトップスを重ねる」のが良いのだそう。
肌に一番近いアイテムにはシルクが鉄則

冬の衣服内気候を整えるために一番おすすめなのが、「肌に一番近いアイテムはシルク素材を選ぶ」ということです。シルクはあたたかく、湿気を素早く吸収し発散してくれる特性があるからです。
【POINT!】シルクは「着るエアコン」
・シルクの繊維にはミクロ単位の穴がたくさん開いているので、素早く汗を吸収し水分を外に放出
・空気を穴にたくさん含むので、寒いときには、空気層が体の熱を逃がさず、温めてくれる
・吸水性は綿の約1.3~1.5倍、放湿性は約1.5倍
それでは、当店のアイテムをこの法則でコーディネートしてみましょう。
【トップス編】薄手のシルクアイテムをベースに

「DRESS HERSELF/スタイルストア限定 シルクリブハイネックカットソー」は、あらゆるコーディネートのベースにおすすめの逸品。

主に重ね着に使用していますが、1枚でも着ても、身体の線を拾いすぎず、むしろ綺麗に見えると思います。
静電気がおきづらく、薄手で暖かく、温度差のある環境でのぼせず冷えず、汗をかいてもチクチクせず、しなやかにフィットする、私にとって完璧なタートルネックです。
by 東京都 | 50代 | 女性 | 匿名希望 さん
極細のシルク糸で編まれたこちらのカットソーは、薄地なので冬には頼りないのではと思われるかもしれませんが、空気をたくさんため込むので意外とあたたか。そして、他の素材に比べて圧倒的に蒸れにくいのがよいところです。私も実際にコットンや化繊など様々な素材のリブカットソーを試してみましたが、シルク以外の素材では暖房がきいた電車内などでかいた汗がじっとりとたまってしまい不快感を感じました。
暖房のきいた室内で長時間過ごすときは

電車移動や暖房のきいた室内で過ごすことが多いときは、シルクリブハイネックカットソーの上に中厚のカーディガンを羽織るのがおすすめ。「ジャケット見えするツイードライクカーディガン」ならジャケット感覚でお仕事にもぴったりです。また、「オールシーズン羽織れるドレープカーディガン」は綿レーヨンシルクのなめらかな風合いと、ほどよい生地の厚みでオンオフ問わず着回しが可能。糸には安全性の高い植物由来の抗菌成分を使用した「ロンフレッシュ(R)」という加工を施してあるので、冬の暖房で汗ばむ時にもにおいを気にせず着ることができます。
寒さが厳しい日には

寒さが厳しい日は、シルク×ウールの組み合わせがおすすめ。「NARU/タスマニアラムAラインカーディガン」はふっくらと厚みがあるのにとても軽いのが魅力です。タスマニアラムは比較的柔らかい肌触りですが、ヒトの皮膚の天然保湿因子に近く肌に優しくなじむシルクを下に着ればウールのちくちくが苦手な方にも安心です。吸湿性に優れたシルクと、保温性と放出性にすぐれたウールの重ね着は「冷えとり」の原理と同じで、あたたかく過ごせるはずです。
首元からインナーをのぞかせたくないときは

クルーネックのニットなど、首元のあいたトップスを着るときにおすすめのインナーは、「MALYNE SILK/肌側シルク100%インナー エアリー8分袖」と「MALYNE SILK/肌側シルク100%インナー エアリー8分袖(内絹外ウール)」です。

今まで化繊のヒートテックインナーを使っていたのですが、歳のせいか…汗をかくと痒くて痒くてストレスが酷かった時に見つけたインナーです。
薄くて軽くて伸びが良くしかも痒くならない!
最高です!!
by 愛知県 | 50代 | 女性 | かず さん さん

下着が透けるくらい薄手の生地で、カットソーのインナーや薄手ニットのインナーに着ても響かない上に、あたたかく着心地が良く気に入っています。2色共購入、寒い季節はこればかり着ていました。
by 北海道 | 50代 | 女性 | kermit さん さん
(どちらも「MALYNE SILK/肌側シルク100%インナー エアリー8分袖」ご購入)

肌に触れる部分がシルク、外側がコットンまたはウールになっているので蒸れずにあたたか。「MALYNE SILK/肌側シルク100%インナー エアリー8分袖(内絹外ウール)」の方が厚みがあり、外側がウールなので寒がりさん向きです。
【ボトムス編】シルクのはらぱんやレギンスをいつものボトムスにプラス

パンツやスカートの下にも、シルクのインナーを組み合わせることでぽかぽかとあたためることができます。おすすめは、はらぱんとシルクリブレギンスです。
パンツの下にははらぱんを

「はらぱん 内絹外ウール腹巻パンツ ハーフ」は、肌に触れる部分にはシルク、外側にはウールが来るように作られています。肌側のシルクを含めた、ふんわりした層が空気をあたため、余分な水分がウールによって放出される。そんな理想的な循環がシルクとウールの組み合わせによって生まれます。だから、ボトムスの下にはらぱんを仕込めば、蒸れずにあたたかく過ごせるというわけです。

あたたかくて快適に過ごせます。膝上まであるのでタイツを履かなくても寒さを感じません。色の選択肢がもう少しあるともっとよいけど、履き心地もよいので買い足しました。
by 栃木県 | 50代 | 女性 | こはるっち さん さん


とにかく暖かい。一番寒い時期にはこれを着用します。ただ、かなり分厚いので、ウエストゴムのパンツかスカートの下にしか履けません。
冬はもっぱら、はらぱんとシルク腹巻き、DRESS HERSELFさんのシルクレギンスを調整して冷え対策をしています。
by 東京都 | 40代 | 女性 | meguma さん さん
つかい手の声を拝見していると、タイトなパンツや厚めの素材のパンツと合わせるとやや窮屈さを感じるという方が多くいらっしゃいました。「caqu/roll-up boys III」は、ウエスト内部に調節可能なボタンホールゴムを内蔵、自分の好きなサイズに調節できます。このようなウエストの調節ができるボトムスがあれば快適に着られると思います。
ワンピースやスカートにはシルクリブレギンスを

ワンピースやロングスカートを冬場に穿くと、化繊のストッキングやタイツでは冷えやすかったり、乾燥による痒みを感じることも多いです。そんなお悩みにもやはりシルク素材。こちらのレギンスはヒップと脚でも編み方を変え、脚の付け根から下はよく伸びるリブ編みで、締め付けなくあたたかなのも嬉しいポイントです。

敏感肌ですが、とても着心地良く、ストレスフリーで、ほどよく温かく快適です。
by 埼玉県 | 回答しない | 匿名希望 さん さん

DRESS HERSELFの製品は一度購入したことがあり、肌触りや着こなしやすいデザインが好きで、この製品もずっと「欲しいものリスト」に入っていました。1000円前後、暖かくてざぶざぶ洗える化繊のレギンスが街にあふれている中、なかなか手が出ずにいました。でも、思い切って買って大正解!肌触りがよく、密着度が低いのに暖かい。そして混雑した通勤電車や暖房効きすぎなのに足元が寒いオフィスでも全く蒸れず快適です。
毛玉ができやすい、という声もあり心配していましたが、ネットに入れて洗濯機のおしゃれ着コースですでに数回洗いましたが、毛玉はできませんでした。春になったら明るめの色を買いたいと思っています。
by 神奈川県 | 女性 | たかぴー さん さん

ブーツを合わせればタイツ感覚でお出かけもできます。当店店長の柳沼は、本当に寒い時期にはこちらのレギンスに、さらにはらぱんを重ねるそう。冬の下半身冷えには、はらぱんとシルクリブレギンスがどれだけ頼りになるか分かるエピソードです。
ちなみに、モデルが着用しているのは発熱素材を使用した、「Kilka/家で洗えてシワになりにくいあったかワンピース」。体温や汗に反応して発熱する、着るだけであたたかくなるという特殊な素材を使用しています。

この秋冬、私自身も衣服内気候を意識しながらシルク×他素材の組み合わせを日々続けていますが、いちばんの変化は電車内での汗蒸れを感じなくなったことです。もともと大の寒がりなのですが、暖房が強く効いていたり混雑しているとさすがに蒸れて不快感を感じます。
ですがシルクのアイテムをベースにすると、のぼせるような暑さを感じず、外に出ても汗冷えがなくあたたかく過ごせるようになりました。気候のゆらぎや、体調のゆらぎを少しでも楽にできるように自分なりの工夫ができると安心にもつながります。ぜひ皆様の着こなしにも取り入れてみてくださいね。

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。