バイヤーからのお便り
【数量限定】SAFUJIと作った金銀の長財布

当店を代表するブランド「SAFUJI」と一緒にゴールドととシルバーの財布を作りました。SAFUJIをご存知の方なら共感して頂けると思いますが、本来金や銀の革ってサフジっぽくはないんですよね。沢藤さんご自身もそうおっしゃっていました。過去にも金銀の展開はありましたが、それらはすべてスタイルストの熱烈なリクエストで実現したもの。

今回改めて、当店20周年の節目に「ミニ長財布うすめ」「ミニ長財布ホック」の2モデルの金銀バージョンを新たな革で作って頂きました。
SAFUJIっぽくない金と銀が生まれたわけ
SAFUJIは、2010年に沢藤勉さんが沢藤加奈子さんと共にスタートした革製品ブランド。その初期の頃からスタイルストアではSAFUJIの革小物をご紹介してきました。
革が好きで、独特のこだわりと美意識がある沢藤さんですが、我々が特に尊敬する点が2つあります。一つは、つかい手に真摯に向き合う姿勢。イベントがあれば必ず在店し、財布を見せてもらい、使用シーンやその人なりの使い方を聞きながら対話を重ねることろ。
そして二つ目は柔軟なところ。シルバーやゴールドはちょっとSAFUJIっぽくないんで…とは言わず、SAFUJIらしい箔レザーとはどんなものか?を試行錯誤しながら、「つかい手が望むならば」というスタンスで、形にしてくれる柔軟さをお持ちなんですよね。

SAFUJIの革製品は、世代も性別も越えて愛される佇まいが魅力。お客さまからも「SAFUJIの財布を使っていると『それどこの?』と男性からも女性からも聞かれる」という声をよく頂きます。そんな普遍的な良さがある製品だからこそ、もう一面のSAFUJIを見てみたいというような気持ちで、SAFUJIっぽくない金銀を作ってほしくなるのかもしれません。
日々使う道具にこそ、気持ちを上げてもらいたい
皆さんは、1日何回ぐらい財布を使うでしょうか?キャッシュレス決済が主流になり、ミニ財布に移行した方もおられるかもしれません。私自身は、一度ミニ財布に移行し、長財布に戻った派。使う頻度は減ったものの、特に現金のやりとりが発生する場面では、やっぱり長財布がスマートなんですよね。
もともと、SAFUJIの中でも定番かつ一番人気の高い財布として「ミニ長財布ホック」があり、それを極力「薄くする」というコンセプトで「ミニ長財布うすめ」が2018年に誕生しました。

財布は日々持ち歩き、人前で使うもの。私は財布をセレクトするとき「手元が美しく見えるデザインであること」を大切な基準の一つにしています。美しく見えるということは、華やぎがあるということ。毎日使う道具こそ、見るたびに気持ちが上がるプロダクトであってほしい。

SAFUJIの金と銀の財布は、まさにそんな立ち位置の製品だと思います。派手過ぎず、ロゴもなく、感じのいいデザインに渋い光沢。このシルバーとゴールドを待っていてくれた人がいるよね?そんな気持ちで、20周年の節目にこの限定モデルを送り出せる喜びを感じています。

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。