バイヤーからのお便り

松尾摂子×長十郎窯、岐阜と波佐見でうまれたツバメ

2016年04月06日更新

ダリアの器でおなじみの松尾摂子さん。
彼女は平日の昼間は会社員としてお仕事を
されており、その傍らで器をつくるという
スタイルで、岐阜で作陶されています。

DSC_0202

松尾さんの代表作の一つ「ツバメの器」。
このたび、波佐見の長十郎窯さんとの
コラボレーションで、新たに4つの器が
誕生しました。

松尾さんは岐阜の作家さん。
長十郎窯は長崎県波佐見の窯元さん。

岐阜にも多治見など焼物の産地がある中で、
松尾さんが、遠く離れた波佐見の窯元さんと
一緒にもの作りをすることになった理由は
いくつかあります。

ツバメ (6)_窯元

長十郎窯さんの様子

まず一つは、松尾さんのおばあちゃんが
波佐見近くの出身で馴染みのある土地
だったこと。

それから、私が好きな器として紹介した
松尾さんの作品をご覧になった長十郎窯さんが、
彼女の仕事ぶりに深く感銘を受けたこと。

ツバメ (7)_窯元

ひとつひとつ手でツバメが描かれます

それで、今回は長十郎窯さんにある器に
松尾さんがツバメを描き、その絵を元に
長十郎窯の皆さんが手で絵付けする、
という役割分担で器をつくりました。

ツバメ (2)

左からボウル豆皿カップ&ソーサーのソーサー

これによって、ツバメの器の種類が増え、
器ごとの数も多く作れるようになり、
価格もお手頃になりました。

ツバメ (8)_窯元

松尾さんと長十郎窯さんのダブルネーム。
このツバメは、スタイルストアだけでお求め
頂ける、とっておきの器です。

このツバメシリーズは、男性にも女性にも
人気の高い柄で、ギフトにもよくお選び頂く
ものでしたので、素敵なボックスも作りました。

ツバメ (5)

どんな食卓にも似合う、凛々しいツバメ。
皆さんの食卓でも素敵に活躍しますように。

このコラムを書いた人

柳沼 周子

スタイルストア バイヤー

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。