みんなの愛用品

質の良いカシミヤスヌードは6年選手でも劣化しにくい

2024年11月26日更新


こんにちは、バイヤーの中井です。急に寒くなりましたね。寒くなると外でも家の中でも手放せないのが、Heart of Mongoliaの「かたちを作りやすいカシミヤ100%スヌード」。

約6年愛用していますが、軽い・あたたかい・チクチクしないというカシミヤの良さはもちろん、多少の使用感はあれど、様々なカシミヤと比べても毛羽立ちや毛落ちがしにくいなと実感しています。世界的なトップメゾンブランドも同地域で生育している原毛を使い出したとのことで、上質さはお墨付きです。

また、素材が高騰している中、価格据え置きなのも嬉しいところです。

毛羽立ちしにくく毛が落ちにくいのは、繊維が高品質で長いから

ホワイト着用


昨今、低単価なカシミヤ商品もたくさん出回っていますが、その品質は本当にピンキリです。狭く劣悪な環境な中でストレスがかかりながら育てられたカシミヤ山羊は、毛の状態も比例し、短かったり硬くなったり。

また、紡績する際に落ちた繊維くずを集めて安価なカシミヤ糸を作る場合もあり、製品にした時に繊維が短くてすぐ毛羽立ちや毛玉になったり、毛がたくさん落ちてしまうこともあります。

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そんな中、Heart of Mongoliaのカシミヤ製品は、モンゴルの大草原の中、自由でストレスのない状態で放牧されている山羊の毛を使っています。人間も一緒ですが、柵に囲われずのびのびと育った健康な山羊は、毛も健康そのもの。

ベージュ


また、寒さが厳しいモンゴルで育ったカシミヤ山羊は、体を守るために、繊維が細くて長いやわらかな産毛に包まれているのが特徴です。

高品質なカシミヤは

・繊維が細くて長い=やわらかくて軽い

・繊維が長い=毛羽立ちや毛落ちをしにくい

と言われており、こちらのスヌードに使われているのは、まさに高品質なカシミヤ。

チャコールグレー着用


開発&愛用し始めてから約6年が経ち、その間に自宅で手洗いもしていますが、新品と比べると多少ほわほわして使用感はあるものの、毛玉がたくさんできたり毛羽立ちや毛落ちがひどいとか劣化した感じもなく、長く良い状態で使えているなと感じています。

いつでも適温で汗ばみなし&軽いから、外でも家でもずっと着けていたい


こちらのスヌードはやさしく編まれており、かぶるだけで自然なあたたかさにふわっと包まれます。外で長時間歩いたり、暖房の利いた室内や電車にいたり、お家の中で家事をしていても、蒸れて汗ばんだり、チクチクすることがありません。

ちなみに私は喘息による咳が出てつらい時、気管をなるべくずっとあたためたいので、寝る時も手放せない時がありました。寝ている時は汗をたくさんかくと言われていますが、そんな中でも蒸れることなく、やさしいあたたかさに包まれてほっとできました。

外でも在宅ワーク中も、家事する時も眠る時も手放せず、私の中ではもはや医療品扱いだったのですが(笑)、常に手元にあると安心な存在だなと感じています。

ベージュ着用

また、ずっと身に着けていただいても重さで肩や首が凝らないように、極力軽く、締め付け感もきつくならないようにデザインしています。

首の空き具合と、あたたかくかぶるコツについて

ホワイト着用

適度なあたたかさ、軽さ、締め付け感のバランスをとって作っている分、特に首が細めな方にとっては、少しゆるめであたたかさが物足りないと感じられる場合があります。

つかい手の方から、首まわりの空きにつきましてコメントをいただいていますので、先にいくつかご紹介させていただきますね。

とても肌触りが良く軽くて暖かいです。ただ首元がピッタリとしてきついということがないのはいいのですが、少し隙間がありゆる過ぎるように感じました。(大阪府 60代 manakoさま)

天然繊維、カシミヤなのに手洗いできるので購入。着用するときちょっと広げるので化粧汚れはつかない、けどのびてしまわない。まだワンシーズンしか使ってませんが、毛玉も出来ていないです。首元にピタッとしない、隙間の空くデザインですが、冷気を感じることこともなく、手放せない防寒具になりました。マフラーとやストールは肩の方に広げて、さらに暖かく過ごせました。(兵庫県 40代 匿名希望さま)

寒くなり始めた頃にちょうどよいアイテムです。ベージュのニットや厚手のカーディガンと合わせると顔が明るくなります。かぶるときも余裕があるので、メイクも気にならず、かといって首もとが開きすぎることなく丁度いい加減です。(神奈川県 40代 匿名希望さま)

こちらのつかい手の方々の他にも、首が細めの方で、やや首回りにゆとりがあり寒さが気になるという方がいらっしゃいました。


こちらの着用しているスタッフも華奢で首が細い体型。そのままかぶると上の方がぺろんと前に出ることがありましたので、ここからはあたたさを保つために巻き方のコツをお伝えいたしますね。

巻き方のコツ①両端を内側に入れてからたくし上げる


横幅33cm×長さ70cmの大きな筒状で、それを頭からスポッとかぶります。最初のコツは、両手を入れる時に、「両端を内側に入れてからたくし上げる」こと。


両端が内側に入っていると、この後の工程で簡単に形が決まりますし、かつ二重に重なっているので隙間もできにくく一石二鳥です。

巻き方のコツ②かぶった後に両端をさらに内側に入れ込んで整える


ちなみにそのままかぶると上の画像の手直し前のように、裾がぴろんと出てしまい、前の方が首に沿いません。かぶる前でも後でも良いのですが、とにかく両端は内側に入れ込むこと。こうするだけで隙間が少なくなり首に沿いやすくなるので、あたたかさが増します。

絶妙なサイズと伸縮性で、お化粧をして髪をセットした状態で着脱しても、メイクがついたり、髪が乱れたりすることはほぼありません。

また、家事をする中で、掃除、洗濯、料理、ゴミ出しなど、屈んだり下を向くことも多いと思います。こちらのスヌードの場合、マフラーとは異なり端が垂れてくることもなく、たくさん動いても汗ばむこともなく、キッチンやお風呂場、洗濯物を干す時に寒くても首元が適温なあたたかさに包まれながらストレスなく家事ができますよ。

自宅で気軽に手洗いできるから、お手入れも簡単


手洗いのコツは、摩擦厳禁でとにかく押し洗い&なるべく短時間。お好みのおしゃれ着用洗剤もしくは人間の毛と同じくシャンプーをお使いいただいても大丈夫です。手で挟んで押しながら水を切り、最終的な脱水はタオルで水分を吸い取ります。


型崩れしないよう、平干しで乾かして完了。カシミヤ100%でありながら、クリーニングに出さなくても自分で気軽にお洗濯できるのも嬉しいところです。

世界的なブランドが認める高品質を、お手頃価格で

ホワイト着用


最近つくり手のHeart of Mongoliaの藤本さんから、世界的トップメゾンブランドも、この地域で生育している原毛の生育の方針や質の良さに注目して使いはじめたことを伺いました。

その上質さが認められて私たちもとても嬉しい!!と思うと同時に、長く愛用した時の状態の良さを考慮すると、改めてこのスヌードのコストパフォーマンスが良いなと実感しました。

今年も価格は据え置きなのですが、現地で原料から一貫生産できる工房(中間コストがない状態)でスヌードにしているからこそできる一品。高品質なカシミヤ100%、かつこの分量を使っているので、もうこの価格で販売できるのは在庫限りでレアかなと思います。

Heart of Mongoliaの製品の売上の一部はモンゴルの子供たちの就学資金に充てられます。そんなフェアトレードな姿勢も応援したくなるスヌードです。

このコラムを書いた人

中井 明香

スタイルストア バイヤー

中井 明香

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。