バイヤーからのお便り

生地の美しさと、軽さが堪能できるジャカード織のバッグ

2024年10月17日更新

こんにちは、バイヤー加藤です。

「なんて素敵なんだろう」と展示会で一目惚れをしてしまったのが、「Jacquard Works(ジャカード・ワークス)」のバッグです。

美しい生地が特徴のこちらのバッグブランドは、1300年以上つづく織物のまち、群馬県桐生市で1906年に創業したジャカード織物機屋SUSAIのファクトリーブランドです。

ジャカード織というと、高級メゾンやセレクトショップのお出かけウェアというイメージがあったのですが、洗練された雰囲気はそのままに、高い技術で織られた生地を日常に活躍するシンプルなバッグに落とし込んでいることに感動して、お取り扱いを始めることになりました。

持ってみると驚くほど軽く、普段づかいにぴったり。シンプルなお洋服が多い方も、こちらを持つだけでコーディネートが洗練されます。

多彩なジャカード織の生地たち

DOUBLE bag Mサイズ funky fringe

ジャカード織ってどんな織物かご存じですか?

恥ずかしながら私は知らなかったのですが、1801年にフランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカール(英語読み:ジャカード)氏によって発明された自動織機を使って織られた生地のことを「ジャカード織」というのだそうです。

日本には、1807年に京都・西陣に導入され、桐生には1877年以降に導入されました。その後、桐生はジャカード織の産地として長い歴史を紡ぐことになります。

布地の上から絵柄を印刷したプリント生地と比べるとわかりやすいと思いますが、ジャカード織の最大の魅力は奥行きと立体感。

画像の生地はどれもジャカード織なのですが、水玉模様も織りで表現しているので子供っぽくならなずシックな印象です。一見キルト生地に見えるものや大きな柄が浮き出ている生地も、ジャカード織ならではの質感です。

生地の魅力を際立たせるシンプルなデザイン

TWINS bag Mサイズ gold dots × beige glitter

当店でご紹介するのは、ごくシンプルな形のトートバッグ。SとMの2サイズがあります。

そして、両面に同じ柄を使用した「DOUBLE」と、片面ずつ異なる柄を使用した「TWINS」からお選びいただけます。

Sサイズ 

TWINS bag Sサイズ green flower × blue stripe

Sサイズは、長財布やペットボトル、タオルなどの必需品がしっかり収まるサイズ感です。持ち手部分は手持ちするのにぴったりな長さで、肩掛けはできません。

DOUBLE bag Sサイズ orange dots

マチがあるので、立体的なものを入れてもおさまりが良いのがポイント。

Mサイズ

DOUBLE bag Mサイズ orange dots

Mサイズは、A4サイズがタテ、ヨコの両方向に入るサイズです。こちらは持ち手は長めで、肩掛けにぴったり。

TWINS bag Mサイズ gold dots × beige glitter

耐荷重は約2㎏ほどですが、財布やポーチに加えてノートPCやタブレット、ストールなどを入れてもすっきり収まります。Mサイズにはスナップボタンが付いていて、バッグの口が広がり過ぎるのを防ぎます。

すべて表地に合わせた色味の裏地が付いていますが、こちらもジャカード織なのだそう。手洗いでのお洗濯、低温アイロンも可能です。

DOUBLEシリーズ

両面とも同じ生地を使用した「DOUBLE」シリーズは、funky fringe(左)、green matrasse(中)、orange dots(右)の3つのバリエーションがあります。

TWINSシリーズ

個性が異なっていても組み合わせると相性の良い生地同士を使用したTWINSシリーズは、gold dots × beige glitter(左)、green flower and blue stripe(中)、ice gray paisley × blue check(右)の3つのバリエーションがあります。

ベーシックなものをお好みの方はDOUBLEを、モードな雰囲気がお好みの方はTWINSが持ちやすいと思います。

約110gと超軽量。中に何も入れないと平らになるので、小さくたたんで旅行に持っていくのもおすすめです。

TWINS bag Mサイズ ice gray paisley × blue check

生地の美しさと軽さで、お出かけが楽しくなるようなJacquard Works(ジャカード・ワークス)のバッグたち。ダークカラーのジャケットやアウターが増えるこれからの季節は特に、はっと目を惹くこんな柄バッグを取り入れてみませんか。

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。