バイヤーからのお便り
革の良さが光る!仏最古のタンナーの革を仕立てた端正な財布
こんにちは、バイヤー加藤です。
新ブランドのお財布が仲間入りしました。「SOPO」(ソポ)は大阪発のレザーグッズのブランド。厳選された素材を国内の職人によってすっきりシャープなデザインの製品に作り上げるのが得意なブランドです。
今回ご紹介するお財布たちは、どれもフランスのタンナー(皮革メーカー)である「デギャーマン社(tannerie DEGERMANN)」のレザーを使用しています。世界のトップメゾンに革を供給しつづけているこのメーカーのレザーは、美しさだけでなく耐久性にすぐれ、長い間きれいな状態で使っていただけるのが特徴です。
そんなレザーを国内の職人の手によって、端正なデザインに仕上げたSOPOのお財布は、大人が持つのにふさわしい品の良さをたたえています。
唯一無二のデザインのがま口パース
販売を開始した3型を順にご紹介していきます。まずは、「がま口パース」。
従来のがま口とはひと味違う、薄くてスリムなパースです。
初めてこちらを見た時、「こんながま口のお財布見たことがない」とびっくりしたのですが、それもそのはず、こちらの口金はSOPOオリジナルで唯一無二のデザインです。
ホックを外すと口が大きく開くので、普通のがま口よりも中のものを取り出しやすいのがポイントです。
こちらは、普段はキャッシュレス派という方が、クレジットカードやキャッシュカードに加えて、小銭、予備のお札を入れておくのにちょうどいいサイズ。
お札は2つ折り、3つ折りのいずれでも入りますが、カードも一緒に入れるのであれば3つ折りの方が入れやすいです。
その他にも、目薬やリップクリームなどのちょっとした小物を入れてポーチとして持ち運ぶという方もいらっしゃるのだとか。使い方をお財布と限定せず、いろいろな持ち方ができるのも魅力です。ポーチとしてお使いになる場合は、ピアスなどの小さなアクセサリーを入れると金具の隙間から出てしまう可能性がありますので、その点だけご注意ください。
なめらかなスムース革とシャープなデザインは、女性はもちろん男性も使っていただけます。
コンパクトで使いやすい、ジップパース
シンプルで美しいフォルムのジップパースは、スムース革、シボ革と、革違いで2型ご用意しています。
女性の手でも扱いやすい2つ折りのコンパクトサイズのお財布は、長めのストラップがついているので、手首にかけて下げられます。お財布だけを持ってちょっとそこまでお出かけ、という時にもぴったりです。
ファスナーを開くとご覧のように、札入れ、カードポケット、小銭入れが配置されています。左右にバランスよく配置された各ポケットは、物の出し入れがしやすいよう工夫された構造が魅力です。
お札入れの部分は左サイドに縫い合わせがない分、大きく開くので取り出しやすくなっています。
札入れ部分にもカードポケットを備え付けているので、身分証明書などなるべく人目に触れたくないカードを収納できます。こういう細かな心配りが嬉しいですね。
左側にはカードポケットが配置されています。縦型カード入れが2か所あり、プラスチックのカードを各1~2枚ほど収納可能です。その後ろにもポケットが1か所あり、カードはもちろん、レシートを入れることもできます。
右側にはコインポケットが配置されています。小さい財布にありがちなのが、小銭入れ部分の使い勝手の悪さ。でも、こちらはギャルソンタイプで口が大きく開くので中身が見渡しやすく、取り出しもスムーズに行えます。
小銭入れの後ろにもポケットがあるので、カードやレシート、常備薬のようなこまごまとしたものも入れて頂けます。
大人が持つのにふさわしい上品でシックな雰囲気があり、改まった場所で出してもしっくり馴染むのが嬉しいお財布です。
フランス最古のタンナーのレザーは、長く美しく使える
3型すべて、フランスのタンナー(皮革メーカー)である「デギャーマン社(tannerie DEGERMANN)」のレザーを使用しています。創業はなんと19世紀、フランスに現存する最古のタンナーです。
スムース革
スムース革の方は、某トップメゾンとアップルとのコラボウォッチのバンドとしても使用されていたので、見覚えがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
時計のバンドは、一番肌に近いところで使われる革素材。汗や汚れに耐え、毎日巻いても劣化しにくいことが求められる、そんな革を使用しているので、耐久性に大変優れています。
毎日使うお財布はどうしても汚れやすくなりますが、比較的綺麗な状態を保ちつつお使い頂けるのも嬉しいポイントです。なめらかなスムース革は、ユニセックスでお使い頂ける素材です。
1年間使用したお財布をブランドからお借りしましたが(画像右)、キズや汚れは見られず、とてもきれいな状態でした。新品はややマットな質感ですが、1年使用した方は艶が出て、少し柔らかく変化していました。
シボ革
こちらはエンボス加工を施したシボ革です。
適度な柔らかさがある上質なカーフレザーに、圧力を加え型押しを施しているので(エンボス加工)、傷が目立ちにくくなっています。
また、高い染色技術を用いて濃淡のある2色のトーンで仕上げているから、奥行きのある美しい色合いが生まれています。他には見られないニュアンスカラーが特徴です。
デギャーマン社は革作りに対する技術開発以外に、環境保護のための投資も積極的に行っています。約30年以上前から生産時に排出する水の消費量削減を目標に排出物処理の技術向上を進めて周辺環境の保護に尽力してきたのだそうです。
その結果、今では産業廃棄物を完全に処理することができるようになり、工場から放出される水はすべてフランス及びヨーロッパの厳しい法律を完全にクリアしています。
このような工場で丁寧な加工を施した革は、上品でシックな雰囲気があり、その生産の背景もあわせて、大人が持つのにふさわしいと言えます。
収納のしやすさや大きさなど、お財布に求めるポイントはたくさんありますが、長くきれいなままで使えて、どんなシーンで出しても恥ずかしくない上質な素材というのも、大人には重要なポイントだと思います。
それらを叶えてくれるのがSOPOのお財布たち。持っているだけで気分が上がる、素敵なアイテムです。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。