バイヤーからのお便り

発熱するシルクであたたか、乾燥肌に優しいウォーマー

2022年12月29日更新

当店では数多くのスヌードやアームウォーマー、レッグウォーマーなどのウォーマーを取り扱っていますが、それらに比べると絹屋の極暖シルクのウォーマー類はかなり薄手です。「極暖シルク」と謳ってはいるけれど、本当にあたたかいのかな、と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

薄手でもしっかり保温効果があるのは、こちらが「発熱するシルク」を使用しているからです。市場に出回っている発熱効果のあるインナーやウォーマーは、化学繊維主体のものが多いのですが、こちらはシルクに独自の加工を施しています。肌の組成に近いシルクが主体なので、肌あたりが優しいのが嬉しいポイントです。

このコラムでは、「発熱するシルク」って何?と気になる方のために、素材の秘密と、極暖シルクシリーズのラインナップをご紹介します。

糸から作り上げた、極暖シルク

極暖シルク ネックウォーマーと指先開きハンドウォーマーを着用

極暖シルクシリーズに使われているのは、つくり手が国内の工場と協力して糸から作り上げた「極暖シルク」です。

シルクはもともと吸放湿性に優れた素材ですが、人の身体から出る湿気や汗を吸収して熱に変えることで発熱するのが極暖シルクの特徴です。シルクの糸に特殊な加工を施しているのですが、何度お洗濯をしてもこの効果は落ちません。

人肌から放たれる汗や湿気を、特殊な加工を施した生地がキャッチ

生地の湿気が水に変わる際に、「凝縮熱」と呼ばれる熱が発生

凝縮熱が肌に伝わり、暖かく感じる

という仕組みであたたかいんですね。

私たちがよく目にする大手メーカーの有名なあたたかい下着も、実はこれと同じ仕組みです。ですが、絹屋の極暖シルクシリーズは、それを化学繊維ではなく、シルクで作っているというのが大きな違いです。

専門機関で吸湿発熱検査も行い、科学的にも発熱効果が実証されています。たとえば、今年新たに仲間入りした「極暖シルク 指先開き ハンドウォーマー」は最大で4.7度の凝縮熱が発生するとの検査結果が出ています。着けている間ほんのりとあたたかさが持続するのが嬉しいですね。

実際、極暖シルクシリーズをお使いの皆様からは、

「じんわりと暖かいくらいがちょうどいいです。」

「厚みはないけど、しているとしてないではやはり違います。ほんのりと暖かいです。」

(ともに、極暖シルク ネックウォーマーをご使用)

と、ほどよい保温性が評価されているようです。

シルクだから、肌にやさしい

極暖シルク腹巻

前述したように、発熱のメカニズムは、他の素材でも見られるものなのですが、極暖シルクが一線を画しているのは、それがシルクによって実現しているという点です。

シルクは人の肌の主成分と同じたんぱく質のため、肌に優しいという特徴があります。また、お肌に適度な潤いを残したまま、余分な汗や湿気を放出してくれるため、蒸れずに快適に過ごすことができます。

極暖シルク レッグウォーマー

化学繊維のあったかアイテムで肌がかさかさするという方も、シルク素材ならお肌にストレスをかけることなく、一日中快適に着用することができると思います。

薄手なのにあたたか、かさばらないからいつでも使える

発熱する素材だからこそ、ウォーマーにしては薄手に仕上がっているのも極暖シルクの魅力です。

当店でお取り扱いしているラインナップは全5種類。温める部位によって使用するシルク糸の種類や混率を変えていますが、どれも薄手なのが特徴です。

こちらは、ネックウォーマー。シルクの中でも高級で繊細な絹紡糸を使用しているので、薄手で少し光沢があるのもポイント。これまでの単色に加えて、今年はバイカラーも登場しました。

「身につけてる事を忘れるくらい、軽いのに、暖かくて、蒸れる感じは無く、肌触りも良いです。」

というお声の通り、薄手だからこその邪魔にならない着け心地で、外はもちろん家の中で一日中使われる方も多いアイテムです。

今年新登場した指先開き ハンドウォーマーは、付けたままスマホ操作も可能。お会計の際にお財布を開いたり、ペットボトルのふたを開けたりといった細かい作業も、こちらならストレスなく行えます。

指先も長めに作っているので、あたたかさと使い勝手の良さを両立しているのも嬉しいところです。

手はカバーしますが、指先は露出しているので、付けたままスマホ操作も可能です。お会計の際にお財布を開いたり、ペットボトルのふたを開けたりといった細かい作業も、こちらならストレスなく行えるのが嬉しいアイテムです。

こちらはアームウォーマー。親指穴が開いているので、指先は動かしやすいけどズレにくいと気の利いた一品です。手の甲から手首までを心地良くしっかり暖めてくれます。PC作業など、室内での作業時の冷え対策としてもおすすめです。

腹巻も、やはり薄手なので見た目に響かないのが嬉しいポイントです。独特のとろみを持つ絹紡糸を使用しています。脇に縫い目が無いうえ、かなり伸びるので、締め付け感がなく、ストレスフリーです。

「薄手なので服装の邪魔をしないです。夏場も冷え対策に必須です。」

というお声の通り、冬場だけでなく通年お使いいただけます。

レッグウォーマーは、長さは伸ばすと約32cm程、程よく足首にフィットします。

シルク特有の柔らかさはありますが、アームウォーマーや腹巻に比べてドライタッチな絹紬糸を使用しています。気軽にさっと身に付けられるカジュアルな雰囲気です。両サイドがリブ仕立てなので、アームウォーマーとしても使えます。

「薄手のレッグウォーマーなのに、しっかり温まります。色も濃いめなのでボトムスと合わせやすいです。冬場には欠かせないアイテムになりました。」

とのお声も届いています。薄手なのでパンツスタイルの時に重ね履きするのにも向いています。

体温が1度上がると、免疫力は5〜6倍UPするといわれています。不調に気づく前に、極暖シルクのようなアイテムを上手に使って、気軽に体のケアをしてみるのはいかがでしょうか。

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。