バイヤーからのお便り
大人女性の格好よさを引き立てるシルバーのイヤーカフ
アクセサリーブランドのMEGUMI TOYOKAWA(メグミトヨカワ)より、半年ぶりの新作が届きました。ブライダル用のジュエリーの制作も手掛けるこのブランドの新作は、イヤーカフです。
「お守りやご褒美としてジュエリーを購入する方も多いと思いますが、少し未来を歩いている自分に期待し、応援するためのジュエリーを作りたくなった」というデザイナーの新作には、縁起のいいモチーフが用いられています。
生活必需品ではないけれど、身につけると気分が上がるのがアクセサリーの最大の魅力。媚がなく、自分の気持ちを満たす為に作られたアクセサリーは、大人の女性を引き立てる一品です。
毎日身につけたいお守りのようなデザイン
イギリスの工房でシルバースミス(銀細工職人)として経験を積んだ、デザイナーの豊川さんの作るアクセサリーは、どれも女性ならではの強さと華やかさを兼ね備えているのがいいなと思います。
こちらは、Janus(ヤヌス)と名付けられたもの。 二本のワイヤーを繋げてあるので、前後で異なる表情を作ります。二重構造になっているので、2本のリングをつけている様に見えます。
ヤヌスとは古代ローマの双面神で、東西を向く2つの頭を持つところから、過去と未来、物事の始まりと終わりの守護神と言われています。デザイナーの豊川さんは、身に着けた方が一歩を踏み出し、前に進むことを応援できるのではないかと思い、モチーフにしてみたのだと言います。
続いてこちらは、Koboku(コボク)と名付けられたもの。古い木の凸凹した枝のように、「刻(トキ)を経て作られた、表皮の美しさがデザインのモチーフになったそうです。
ハードな見た目に思えますが、実際に身につけると、ランダムな表面に光が反射して、華やかな雰囲気になります。
続いてこちらは、Tachiwaku (立涌)と名付けられたもの。水蒸気がゆらゆらと立ち湧いて登っていく様を、2本の曲線が膨れた形で表現した文様なんだといいます。
水蒸気が昇る様から、運気が上がるといわれている文様です。
お揃いのピアスもあります。2つを重ね付するのも素敵だなと思います。
ぱっと見は工芸品のような雰囲気が出がちなモチーフも、身につけるとすっと馴染み、どれも格好いいので驚きました。太さやバランスを調整して、誰もが普段使いできるようにと考えられているのがわかります。こういったデザインの加減に、デザイナー豊川さんのセンスが光っているのを感じるんです。
MEGUMI TOYOKAWAのアクセサリーは、新作が届くたびに、力強さと華やかさが共存しているなと思います。自分らしく、媚びずに生きる大人の女性が、自分自身を応援するためのジュエリ―として作られたこちらは、毎日身につけて欲しい、お守りのような逸品です。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。
スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。