バイヤーからのお便り

効率的に疲労回復！着るだけで身体が休まるパジャマの理由

2022年10月17日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。

みなさま、リカバリーウェアを着用されたことはありますか？着ることで疲労回復することを目的とした衣類のことで、パジャマをはじめ、インナーやアイマスクなど、アイテムはさまざま。昨今大手アパレルメーカーなどからも発売されており、少しづつ広まりつつあります。

今日皆さまにご紹介するブランド「liflance(リフランス)」のパジャマも、そんなリカバリーウェアのひとつ。着るだけで筋肉の緊張や疲労をほぐしてくれることが期待できます。改めてこのパジャマについて、詳しくご紹介します。

そもそも、なんで着るだけで効果があるの？

liflanceのパジャマは、天然繊維に機能性素材「プラウシオン」を加⼯した⼀般医療機器パジャマ。生地がもつ力によって、着るだけで血行を促進したり、コリ・疲労感の軽減が期待できる、といった機能性を持ったパジャマです。

なぜそんなことができるかというと、「着ている人の体温を輻射（ふくしゃ）する、遠赤外線作用の効果」。聞きなれない単語が並んでいて、字面で見るとどういうこと？と思われるかもしれませんが、ひとつづつ解説していきますね。

遠赤外線というと、太陽のあたたかさや遠赤外線ヒーターのような、内側からじんわりとあたたまるような感じをイメージされる方が多いのではないでしょうか。そのイメージの通り、遠赤外線には「ものを暖める」という力があります。

また、人の身体を含め、熱を発するすべてのものは「赤外線」を発しています。その中でも、波長の長いものを「遠赤外線」と呼びます。その遠赤外線をこのパジャマは吸収し、輻射（ふくしゃ）します。輻射とは、熱の伝わり方の内のひとつで、噛み砕いてお伝えすると「熱を反射して、暖めること」。要するに、このパジャマの繊維の力で、自分の体温を効率的に使って自身をあたためることができるんですね。

ちなみに、「身体をあたためる繊維」には、某ブランドのインナーに代表される、汗などの水分を利用して発熱するものもありますが、遠赤外線の輻射は体温利用して効率的にあたためる、という全く違う仕組みです。

プラウシオンが発する遠赤外線の効果として、「筋肉が弛緩」し「血管が拡張（流速が速くなる）」することが立証されています。その結果、筋肉が弛緩する→肩こりの軽減、血管の拡張→冷えの改善、などが期待できるというわけです。実際、このパジャマを着用されているつくり手の方にお尋ねしたところ、運動した翌日、着用した時と着用しない場合を比べて、筋肉痛が軽減されたとのこと。

機能系素材ということで、近年開発されたものかと思いきや、実は1990年代に開発され、そこから実験や検証を繰り返し、その効果が実証されてきた素材。使用する環境やコンディションにより、効果の感じ方には個人差があるため、必ず「効果を感じられます」とお伝えすることはできないのですが、「一般医療機器」に登録されていることからも、その効果効能は伺えます。

天然素材×機能性だからこそ、快眠につながる

近年、さまざまなブランドからリカバリーウェアが出ていますが、そんな中でもlifranceのパジャマの優れているところを一言でまとめると、「天然素材でありながら、リカバリー効果が期待できること」。

基本的には、こういった機能性素材は化繊で作られることが多いもの。なぜなら、繊維に機能性素材を溶かしこんで素材から作ることができるので、機能を持たせやすく、価格も抑えられるんですね。

ただ、当店は天然繊維の寝具を中心にご紹介しています。それは、天然繊維の持つ吸湿性や、吸水性が優れているからです。寝ている間は汗をかくけれど、起きている間と違い、服を着たり脱いだりして温度調整ができないもの。そこで、天然素材が持つ「快適な状態に整えてくれる力」に頼ることが、良い睡眠につながると考えています。