みんなの愛用品

肌をやわらかく保つことの大切さ、モリンガで学ぶ

2021年02月26日更新

こんにちは、バイヤーの柳沼です。

乾燥と花粉が気になる時期になってきました。特に今、毎日マスクを着用することもあって、口の周りの肌荒れに悩む方も多いと聞きますが、皆さんのお肌のコンディションはいかがでしょうか?

私が意識するようにしているのは「肌をやわらかく保つ」ということ。シミやシワ、クマなど気になるところはいろいろあるのですが、いったん顔のあら探しはやめて、肌全体をふっくらやわらかな状態に保つことにフォーカスする、という感じです。

きっかけは、モリンガオイルとおでこのシワでした。

肌にすっとなじむ、秘密はオレイン酸

当店のお客さまも含め、モリンガオイルをお使いになっている方がよく口にされるのが「肌がやわらかくなった」という使用感です。

これには根拠があって、モリンガオイルには「オレイン酸」が70%以上含まれています(ちなみにアルガンオイルで47.5%、ホホバオイルは18%です)。人間の皮脂を構成する脂肪酸の中で、一番豊富なのもオレイン酸。モリンガオイルは皮脂と組成が近いんですね。

一般的な美容オイルは、つけたあとに皮膚表面が油膜で覆われるような感覚がありますが、モリンガの場合は肌にすぐ入っていってしまうというか、表面に油分のベタつきがほとんど残りません。

これは皮脂と組成が近いため、モリンガオイルは非常に肌なじみが良いからなんです。

肌の生理作用「エモリエント効果」

肌にすっとなじむということは、あわせて使う化粧水や美容液の浸透をサポートするということでもあります。モリンガオイルそのものの力に加え、化粧水の前にブースターとして使用することで、スキンケア全体がパワーアップ。

乾燥を防ぎ、適切な油分と水分を保持するようになると、肌がやわらかくなったように感じられます。

肌が本来持つ「エモリエント効果」という生理作用(=皮膚からの水分蒸発を防止して、潤いを保持し、皮膚を柔軟にする作用)がありますが、モリンガオイルを使ったスキンケアが、それを「補強」するような役割を果たすのではないかなと思います。

一番実感したのは「おでこのシワ」

私はアトピーがあって、季節の変わり目に肌荒れするのが悩み。なので、荒れる時期はよい化粧品であっても刺激になる為、使用を控えます。するとある時、えっ!?と思うほどおでこにシワが……。

肌荒れのせいもありますが、皮膚が乾燥してかたくなっているようでした。「どうせマスクだし」という慢心もあって、お手入れをサボっていたんですよね。

鏡に映ったおでこのシワに一念発起。以前、サボンデシエスタの附柴さんに「肌がやわらかくなる」と教えて頂いた方法で、スキンケアを再開。それが先ほどの、モリンガオイルをブースターとして使うというものです。

洗顔→モリンガオイル→化粧水→ALGAS or モリンガオイル。これをしばらく続け、これまたさぼっていたシーニュを再開したら、おでこと眉間のシワがだいぶやわらいできたのです!きちんと手をかければ、肌のコンディションは良くなるのだと実感できた出来事でした。

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きちんとケアをしたら、肌がやわらかさを取り戻し、おでこと眉間のシワがやわらいだことで、意識が変わりました。

それまでは、肝斑やらクマやら、顔の粗が目に付いて、それをどうやって消そうかと躍起になっていたようなところがあったのですが、そういうマイナスポイントをじーっと見ることはやめて、肌全体をやわらかくよい状態に保つことにフォーカス。目で見る何かより、手触りに耳を澄ます感じでお手入れをしています。

当店にもリピーターさんがとても多いモリンガオイル。乾燥が気になる時期は、化粧水前にブースターとして使う方法もおすすめですので、よかったらぜひお試しになってみてください。

このコラムを書いた人

中井 明香

スタイルストア バイヤー

中井 明香

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。