◯◯の選び方ガイド
扱いやすくてインテリアに馴染む、お部屋用ごみ箱の選び方
毎日の暮らしに欠かせないごみ箱。目立つ存在ではありませんが、お部屋をきれいに保つためには、ストレスなく使えるごみ箱があることは必須、と言っても過言ではないくらいです。
とはいえ生活感が出やすいアイテムでもあるので、チョイスによっては「使いやすいけど見た目がいまいち」ということも。またデザインを重視しすぎて「ビジュアルは気に入っているけど、重いし扱いづらい」となってしまっても困りますよね。
今回はインテリアに馴染みやすく、なおかつ使いやすいごみ箱の選び方と、当店おすすめの商品のご紹介をお届けします。お部屋で使っているごみ箱にいまいち納得できていない、という方は、ぜひご覧になってください。
お部屋用ごみ箱の選び方
まずはお部屋用ごみ箱の選び方をまとめました。ごみ箱を使う上でネックになりがちなお悩みにあわせて、3つの選び方をご提案しています。
お悩みその1:「いかにもごみ箱!」というデザインのものだと、生活感が出すぎる
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シルエットと色がシンプルで、マットな質感のものを選ぶと、生活感が出にくくなります
市販されているごみ箱の中には、チープな印象だったり、生活感が出すぎたりするビジュアルのものもあります。ですがシルエットと色、また質感をチェックして選ぶことで、インテリアにしっくりと馴染む商品を選ぶことができますよ。
まず色とシルエットは、なるべくシンプルなものがおすすめ。モノトーンやアースカラー、木目調などであれば、どんな雰囲気のお部屋でも悪目立ちしません。シルエットは奇をてらわず、直線的なものが理想です。
さらに質感がマットであれば、より生活用品らしさが抑えられます。金属の光沢がむしろおしゃれ、という商品ももちろんありますが、ごみ箱の存在を目立たせたくないなら、光沢は控えめの方が適しています。
お悩みその2:セットした袋が見えてしまってみっともない!
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ふたやカバーで袋を覆い隠せるものがおすすめです
ごみ箱はビニール袋をセットして使う、という方が多いと思います。ごみ箱を汚さないためには必要な対策ですが、それゆえビニール袋がはみ出てしまい、見た目を若干損ねてしまうことも。
ビニール袋の露出が気になる場合は、ふたやカバーなどで袋を隠せる商品を探してみてください。例えば内側に袋をセットした後、カバーをかぶせると外から見えなくなる仕様なら、みっともない印象になることを防げます。
または内側に板が入っており、袋を固定しつつ隠せるような商品もおすすめ。商品を選ぶとき、「袋をセットするとどうなるか?」が書いてあるかどうか、ぜひチェックしてみてください。
お悩みその3:見た目の高級感や丈夫さを重視して選ぶと、重かったり扱いにくかったりすることが…
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素材や製法を確認して、「軽くて」「丈夫で」「おしゃれ」なものを探してみましょう
「高級感や耐久性を重視するあまり、重たくて使いづらいものを選んでしまった」…ということは、商品選びの際はよくありますよね。特にごみ箱は、毎日持ち上げて中身を捨てなければならないので、「重い」「持ちにくい」が大きなストレスになってしまいます。
高級感・耐久性と扱いやすさを両立させたいときは、素材と製法を注目してみましょう。例えば、耐久性がありつつも軽量な素材が使われているもの。あえて薄く作ってあり、高級感のある見た目ながら、持ち上げるのが苦にならないものなど。
一見両立させるのが難しそうな要素ですが、工夫や技術によって、どちらも満足できる仕上がりになっている商品もありますよ。
ノンストレスで使えて、見た目もおしゃれ。おすすめのお部屋用ごみ箱
MOHEIM/SWING BIN S ホワイト×メープル
徹底的にシンプルでスタイリッシュ。どんなインテリアにも馴染む
MOHEIMのSWING BINは、シンプルさを極めたデザインが最大の特徴です。引っ掛かりのないまっすぐな円柱形で、凹凸や継ぎ目などが排されており、質感はマットでなめらか。チープなテカりとは無縁の、スタイリッシュなビジュアルです。
リビングや寝室、洗面所など、どこに置いてもしっくりと馴染みます。ごみ箱はデザイン次第では生活感が出すぎてしまうこともありますが、SWING BINならインテリアの邪魔にならないどころか、静かで洗練された雰囲気を演出してくれますよ。
本体そのもののデザインだけでなく、内側にプラスチックの板が付属している点も、生活感が出にくい理由の一つ。この板にごみ袋を固定することで、外側から袋が見えなくなり、デザインの印象を損ねずにいられます。
デザインが魅力的なだけでなく、ごみ箱としての使い勝手も優秀です。金具を使わずカッティングのみで固定されている蓋は、本体内側の突起のおかげで、強めに押してもズレません。
また余計な凹凸や継ぎ目がないぶん、万が一内側が汚れてしまっても、簡単に拭き取ることができます。見た目に影響なくごみ袋を固定できる上、お手入れも楽なので、長く清潔に使えそうですね。
なおこちらはSサイズで、小さめのお部屋やオフィスでも圧迫感のないサイズです。もう少し容量がほしい場合は、Mサイズの方をおすすめします。
えらび手のコメント:このゴミ箱の一番の特徴は、「シンプルを極めると、こんなにも美しい!」「使いやすい」という2点。高さが低くなったSサイズは、お部屋やオフィスに置いた時に圧迫感がなく、今までよりさらにいろいろな場所におさまりやすくなりました。(バイヤー・中井明香)
ダストボックス W CUBE カーキグレー
ビニール袋を覆い隠せる、木目の美しさが印象的なごみ箱
「ごみ箱にビニール袋を入れておきたいけど、袋がはみ出ると見た目がちょっと…」とお悩みの方にぜひお使いいただきたいのが、ダストボックス W CUBEです。
木目部分がカバーになっており、袋をセットした後にかぶせれば、内側のビニールを隠すことができます。カバー部分に長さがあるので、ごみ袋をざっくりとセットしてもきれいに収まり、見た目がとってもスマートに。
またカバー式ではありますが、口が広めに作られています。袋の隠しやすさとごみの入れやすさ、両者のバランスも絶妙です。
W CUBEは福井県鯖江市の「ヤマト工芸」により、長い歴史の中で培った技術やノウハウを惜しみなく注ぎ込み、一つ一つ丁寧に作られています。メイドインジャパンの確かな品質を誇りますが、手に取りやすい価格なので、複数用意するのもおすすめです。
コンパクトで直線的な形なので、分別用としていくつか用意し、並べるという使い方もできます。壁際や部屋の角にも置きやすく、動線の邪魔にもなりませんよ。
なおこちらは当店限定の「カーキグレー」という色ですが、その他、ブラックやライトグレーといったカラーバリエーションもあります。お部屋ごとに色を変えてみるのも楽しそうですね。
えらび手のコメント:どんなにゴミ箱のデザインがスタイリッシュでも、ビニール袋のヒラヒラが見えていると途端に生活感を感じてしまうもの。その点、W CUBEは、本体にかけたビニール袋のはしっこを、木枠ですっぽりカバー。設置の手間がかからず、すっきりした見た目を実現できます。(バイヤー・柳沼周子)
SAITO WOOD/ダストボックス 905 ash
薄くて軽くて、なのに丈夫。木製品の魅力と扱いやすさを両立
SAITO WOODのダストボックス 905は、デザインの美しさと扱いやすさ、両者を兼ね備えたアイテムです。木製のボディは、無駄のないシンプルな形。継ぎ目も段差もない滑らかな形状で、寝室、リビング、オフィスなど、どんな場所に置いても馴染みます。
木製というと「高級感はあるけど重い」というイメージがありますが、こちらは耐久性がありつつも軽量。「成型合板」という技術を応用し、厚さ約4mmという、通常の木製品では不可能と言われるほどの薄さを実現しているためです。
また表面にポリウレタン加工が施されているため、内側が汚れてしまっても、水拭きで簡単にきれいにすることができます。薄く、軽く、お手入れが簡単。なのに木製ならではの高級感があり頑丈という、いいとこどりのごみ箱です。
サイズさえ合えば、観葉植物の鉢カバーとしても活躍します。こちらの905は容量たっぷりの大きさなので、掃除用具などあまり目立たせたくないものを中に入れて、部屋の隅にさりげなく置いておくのもいいかもしれません。
905の他に、小さめでベッドサイドにちょうどいい「901」、リビングにぴったりの真ん中サイズ「903」というバリエーションもあります。
さらに「ウォルナット」「チークアユース」「ホワイトオークアユース」という3種類の樹種のご用意も。それぞれ異なるニュアンスの色味や模様なので、ご自宅に合うものはどれか、考えながら選ぶのも楽しいですよ。
えらび手のコメント:どんなインテリアにもすっとなじむシンプルな形、木を使いながらとても軽くて丈夫と、本当に日常使いしやすいゴミ箱です。(バイヤー・畠田有香)
まとめ
リビングや寝室などに置くごみ箱は、なるべくインテリアを崩さない存在であってほしいもの。デザインのシンプルさやビニール袋を隠せるかどうか、また素材と製法に注目することで、お部屋にしっくりと馴染む、使いやすいアイテムを見つけやすくなります。ストレスなく使えるごみ箱を、ぜひ探してみてください。
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文・構成/上野智美
スタイルストアのお客さまに、日々の暮らしをアップデートするコツや、商品の選び方などのノウハウをご紹介するコラムをお届けしています。