永遠の定番品

白シャツの「透け」問題を解決!おすすめ商品やインナー選びをご紹介

2024年03月06日更新

白シャツは定番ものとはいえ、大人の女性にとって、切っても切れないのが「透け」問題です。どんなにいい素材でも、インナーが透けすぎていると、着るのをためらってしまいます。当店でお取り扱いしている白シャツをよく見てみると、この透け問題に関して、よーく考えられているのがわかります。

今回は、素材を厳選し工夫を凝らすことで透けにくくなっている白シャツや、透け感のある白シャツでも気兼ねなく着られるコツをご紹介します。白シャツを着たいけれど透けるのは嫌!という方は必見です。

透けにくさを謳った白シャツ

rolca/フレンチリネンスタンドカラーシャツ

リネンなのに透けにくい!長く愛用できるシャツ

春夏に出回るリネンシャツというと、薄手でシャリ感のあるものが多いと思います。それらとは一線を画すのが、上質なフレンチリネンで作られたrolcaのリネンシャツ。フランス北部で栽培された麻を日本で丁寧に織り上げており、一般的な麻よりもやわらかくとろみがあるのが特徴。中肉厚の生地のため、透け感も気になりません。

「暖かい季節は通気性の良いリネンシャツを着たいけれど、インナー選びが難しい……」と悩んでいる方に、ぜひ試していただきたい一着です。顔まわりをすっきりと見せてくれるスタンドカラー、インでもアウトでもバランスよく仕上がる程よい丈感など、長く愛用できる工夫も満載。アイボリーよりの優しい白色もポイントです。

C.P.KOO/khadi cotton ピンタックシャツ

程よい厚みのある手織りのカディコットンシャツ

インド製の「カディコットン」を使用した、C.P.KOOのピンタックシャツです。カディコットンというと薄手のものが主流ですが、こちらはしっかりと肉厚でとろみのある生地を厳選しており、透け感がほとんどないのが魅力。手紡ぎ・手織りゆえに大量生産が難しく、効率重視の大手メーカーでは扱われにくいレアな生地なんです。

生地には手紡ぎの際の糸継ぎ目なども見られますが、この不均一な質感によって風通しが良くなり、厚手ながらもサラリと快適な着心地を実感できます。フロントには片側のみピンタックが入っており、きれいめにも着こなせるデザイン。ゆとりのあるシルエットのため羽織りとしても使いやすく、一着あると重宝する白シャツです。

対策さえすればOK!透け感のある白シャツ

続いて、あえて「透け感のある白シャツ」も2着ご紹介します。どちらも、透け感があるからといってNGにするにはもったいない。そう思わせてくれる要素があるんです。シャツの透け問題はインナーなどでも解消できるので、ぜひ対策のうえ着ていただきたい逸品です。

Brocante/グランシャツ

透け感を軽減するふんわりリネンシャツ

同じ透け感のある生地でも、シルエットがぴったりとしているとインナーの色や形がより目立ちやすくなります。Brocanteのグランシャツは、襟もとにたっぷりとギャザーを寄せることで、体に張り付かないゆったりシルエットを実現。生地はリネン100%で程よいハリ感があり、体をふわっと包んでインナーの存在感を和らげてくれます。

ゆとりのあるデザインと薄手のリネン生地のおかげで、風通しも抜群。汗ばむ季節も心地よく着用できるのが、透け感のあるシャツの魅力のひとつですね。お洗濯後もすぐに乾き、ノーアイロンで着られるのでデイリー使いに最適。また、縦に入ったドレープの効果で、体をほっそりと見せてくれるのも嬉しいポイントです。

Fanaka/リバーレースボリュームスリーブブラウス

上質なレースを施した、程よい甘さのブラウス

Fanakaのブラウスは、レースの中でも最高級といわれる「リバーレース」を施した華やかな一着。フロント部分の透け感は避けられませんが、レースならではの繊細な模様とやわらかな素材感、上品な雰囲気を存分にお楽しみいただけます。プロならではのレース選びで、大人の女性も甘くなりすぎずに着こなせるのが魅力ですよ。

一枚で着映えするうえにきちんと感があるので、お仕事や学校行事のほか、上半身を華やかに見せたいオンライン会議などでも活躍。ジャケットを羽織って、胸元のレースをさり気なく覗かせる着こなしもおすすめです。インナーには、ホワイトのタンクトップやカップ付きキャミソールを選ぶと、上品な印象をキープできますよ。

モデル直伝!白シャツでも透けにくいインナーって?

透け問題の対策に有効なのがインナー。でも鏡を見るだけでは、実際どれくらい透けているかが分かりづらい…と地味に選ぶのが難しいものでもあると思います。そこで、これまで数々のたくさんの服を着てきた当店モデルに、透けないインナーの色を聞いてみました。

まず最初に、「白シャツに合わせる際に、意外と透けるのが、実は白と黒。」と言われたのは意外でした。黒いインナーが透けやすいのは想像できますが、たしかに白もこの通り、くっきりとインナーのシルエットが浮かび上がります。

では、モデルは透け対策でどんな色のインナーを着ているのか。それは、トーンの低いベージュでした。「肌色のインナーは多いけど、ピンクが強いものや、明るい色の肌色のインナーが多いんです。透け感をなるべくなくすには、少しトーンが暗めの肌色がベスト。私は撮影用に、某大手メーカーの肌色のインナーを使っています」との事。

そのおすすめインナーを着用し、透け感のあるBrocanteのシャツを着てもらったところ、この通り、全くインナーの透けが気になりませんでした。素材選びやシルエット等、透けない為の工夫は、ブランド側がきちんと考えていることがわかります。それに加え、インナーも上手に選ぶことで、自分にぴったりの白シャツを選んで欲しいなと思います。

白シャツの透け問題を解消して、いつでも自信の持てる装いを

お気に入りの白シャツに身を包んでいても、「インナーが目立ちすぎていないかな?」「下品に見えていないかな?」と気になると、おでかけも思い切り楽しめませんよね。透けにくい素材の白シャツを選んだりインナーを工夫したりして、白シャツをよりストレスなく着こなしてみてくださいね。

文・構成/三上知華

このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。